歯を白くしたいと思って歯みがき粉を替えたとき、僕が最初に迷ったのが頻度でした。毎日使っていいのか、週に何回に抑えるべきなのか。ネットを見ると「やりすぎると戻りが早い」という話も出てきて、いよいよ手が止まる。
結局、頻度の考え方を組み直したら迷わなくなりました。この記事では、市販のオーラルケア用品を続けるときに僕が何を基準にしているのかと、役割を分けて置いている3点を書きます。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
頻度は回数を増やすより、間隔をそろえるほうが効く
先に答えを書きます。「週に何回やるか」より「途切れさせずに同じ間隔で回すか」のほうが、結果が安定します。
理由は着色のつき方にあります。コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー。着色のもとになるものは毎日口に入ってくるので、汚れは毎日つきます。そしてついた直後のものほど落としやすく、置いておくほど落ちにくくなる。つまり考えるべきは回数の合計ではなく、放置している時間の長さのほうです。
週末にまとめて念入りに磨く人と、毎日2回を淡々と続ける人がいたとして、合計の回数が同じでも後者のほうが有利になります。前者は月曜から金曜まで、汚れが落ちないまま置かれている時間が積み上がるからです。頻度の話を「上限をどこに設けるか」で考えていると、この差が見えません。
頻度を上げること自体が目的になると、たいてい長続きしません。僕も一時期、朝と夜に加えて昼にも磨こうとして、道具一式を職場へ持ち込んだことがありました。それほど長くは続きませんでした。持ち帰るのを忘れ、洗面所の棚に穴が空き、そのまま元の回数に戻る。増やした分は真っ先に倒れるので、増やす計画より、倒れない形をどう作るかを先に考えたほうがいい。
もう1つ、前提として分けておきたいことがあります。歯科で行うホワイトニングは、薬剤を使って歯そのものの色に働きかける処置です。一方、ドラッグストアで買えるハミガキが承認されている効能は、歯の表面についた着色を落とすところまで。この2つは仕組みが違うので、頻度の考え方も別に扱う必要があります。この記事で書くのは市販品側の話です。
歯科のホワイトニングは、どのくらいの間隔で受けるかを方式ごとに医院が示します。オフィスかホームかで目安が変わるため、前提になるのは通っている医院の指示。そちらの間隔は、ホワイトニングの期間をまとめた記事とホームホワイトニングの記事に分けて書きました。

毎日の土台にする1本を先に決める
役割を分けると言っても、最初にやることは1つです。毎日2回、間隔を空けずに回し続ける土台を1本決める。ここが決まっていないと、着色対策のために毎日のケアが虫食いになります。
土台に置く1本には、着色を落とす方向とむし歯予防の方向が両方入っていてほしい。片方のために片方を止めるのは、続け方として筋が悪いからです。
効能と有効成分を確認しておく
ライオンのNONIO プラスホワイトニング ハミガキは、その土台として条件が素直に揃っている1本でした。内容量は130g、区分は医薬部外品です。
公式に載っている効能・効果は、口臭の防止、歯を白くする、口中を浄化する、ムシ歯の発生及び進行の予防の4つ。有効成分はフッ化ナトリウム(フッ素1450ppm)、ラウロイルサルコシンNa、ポリリン酸Naの3種です。「歯を白くする」と「ムシ歯の発生及び進行の予防」が同じ1本に入っていることが、土台向きだと判断した理由になります。着色が気になるからといって、むし歯側の手当てを外さなくて済む。
サイズ展開が130gの1種類だけなのも、地味ですが効きます。通販だと同じ商品名で容量違いが並び、詰め替えや大容量を間違えて買うことがある。選択肢が1つしかない商品は、そこで事故が起きません。
引っかかるところ
効能に「歯がしみるのを防ぐ」は含まれていません。知覚過敏向けの成分である硝酸カリウムも配合されていない。だから、しみを感じている時期にこれを毎日の土台として回すのは向きません。その時期は、しみる症状に向けて設計された歯みがきへ一時的に持ち替えて、落ち着いてから戻すほうが素直です。
香味の好みも分かれます。ミント系が苦手な人にとっては、毎日2回続ける前提だとストレスになる。続けられない味の1本は、成分がどれだけ良くても土台にならないので、そこは正直に自分の好みで切ったほうがいいと思います。
逆に、しみる症状がなくて、毎日2回を途切れさせない1本をとにかく決めたいという条件なら、これで組み立てて外れにくい。1本あたりの値段も、頻度を落とす理由がコストにならない水準です。
ライオン NONIO プラスホワイトニング ハミガキ 130g
参考価格 350円前後
毎日2回、間隔を空けずに回し続ける土台。1本400円前後なので頻度を落とす理由がコストにならない層に当てる。
「やりすぎると戻りが早い」は本当か
ここが今回の本題です。結論から言うと、市販のハミガキについて「使う回数が多いほど戻りが早くなる」という筋の話は、メーカーが出している用法の中には見当たりません。
今回の3点は、どれも公式ページに使用回数の上限を書いていません。薬用ハミガキの用法について国が定めているのは「誤用される余地のないよう明確な表現で、具体的に記載すること」まで。回数の上限は基準の側にも置かれていない。ステイン向けと言われる製品も、メーカー側が使用頻度に上限を設けているわけではありません。毎日使う設計で売られている物を、自己判断で「週◯回まで」と絞る根拠は公式の情報の中にはない、というのが調べた範囲での結論でした。
では「戻りが早い」という感覚は何なのか。僕の見方はこうです。着色は落とした翌日からまたつき始めます。落とした直後がその人にとって一番きれいな状態なので、そこを基準に置くと、しばらく経ったときに必ず「戻った」と感じる。つまり感じているのは変化そのものではなく、基準をどこに置いたかの問題であることが多い。
だから使い分けの軸は「頻度の上限」ではなく「目的の違い」にしています。毎日の土台は土台として回し続け、着色が気になった日は目的の違う1本へ持ち替える。回数を減らすのではなく、持ち替える。この形にしてから、頻度で悩む場面がなくなりました。
飲んだ日に持ち替える枠
サンスターのオーラツー プレミアム ステインクリア ペースト プレミアムミントは、その持ち替え先として分かりやすい1本です。内容量は100gで、区分は医薬部外品。公式が説明しているのはシャイニーホワイト成分(清掃助剤)でステインを落とす設計で、ビタミンEを配合しています。
置き方としては、コーヒーを何杯も飲んだ日や、赤ワインを飲んだ日の夜に、土台の1本からこちらへ持ち替える。目的が着色に寄っている日に、目的に合った物を使う、というだけの話です。
引っかかるところ
一番大きいのは、フッ素について公式ページが何も触れていないことです。ここは正確に書いておくと、「記載がない」と「入っていない」は別物なので、無配合だと決めつけることはできません。ただ、確認できない以上、むし歯予防の土台としてこの1本に寄りかかる判断はできない。だから土台を別に置いて、こちらは持ち替え用にとどめています。
もう1つは買うときの話で、香味の種類があります。プレミアムミントのほかにアロマティックミント、シャイニーシトラスミントがあり、通販で検索すると狙っていない香味が先に出てくることがある。商品名の末尾の香味まで見てから買い物かごに入れたほうが確実です。
土台とは別に、目的が着色に寄った日の1本を用意しておきたい。その条件で選ぶなら、この枠の本命として置けます。
サンスター オーラツー プレミアム ステインクリア ペースト プレミアムミント 100g
参考価格 470円前後
コーヒーや赤ワインを飲んだ日にだけ足す枠。毎日の土台とは別に、間隔を空けて使う側の本命。
着色そのものへの向き合い方は、コーヒーの着色汚れに使える歯磨き粉を比べた記事にもう少し細かく書きました。飲む量が多い自覚がある人はそちらから読んだほうが早いはずです。
頻度を上げられないときに、夜へ何を足すか
理屈では回数を増やしたほうがいい場面でも、生活のほうが動かないことがあります。昼に磨けない職場、帰りが遅い日。そういうときに僕がやっているのは、回数を増やすのではなく夜の1回を厚くすることです。
液体歯磨は「すすいで終わり」ではない
ここで剤形の話を1つ挟みます。よく混同されますが、液体歯磨と洗口液は別物です。洗口液は口に含んですすいで終わる物。液体歯磨は、口に含んですすいだあとにブラッシングする物です。
つまり液体歯磨は、磨く回数を減らすための道具ではありません。ブラッシングとセットで使って、その1回の中身を厚くする道具です。ここを取り違えると、すすいだだけで満足して逆に手薄になります。
NONIO プラスホワイトニング デンタルリンス フレッシュホワイトミントは、この形で夜に足す枠として使えます。区分は医薬部外品の液体歯磨。効能・効果は口臭の防止、歯を白くする、口中浄化、口中を爽快にする、ムシ歯の発生および進行の予防の5つで、有効成分はポリリン酸NaとラウロイルサルコシンNaの2種です。
同じシリーズのハミガキと系統がそろっているので、味の系統で気持ち悪くならないのも、夜に足す前提だと地味に効きます。
引っかかるところ
成分にエタノールが入っています。刺激が苦手な人や、ノンアルコールを条件にして探している人には合いません。ここは好みではなく条件の問題なので、当てはまるなら最初から外したほうがいい。
容量の取り違えにも注意が要ります。本体は600mLと1000mL、さらにつめかえ950mLがあり、通販の検索結果ではこれらが混ざって並びます。つめかえの950mLが本体より安く見えることがあるので、本体を持っていない状態で価格順に並べると事故ります。
そして先に書いたとおり、これはすすぐだけで完結する物ではありません。ブラッシングとセットで夜の仕上げに足す。この使い方が飲み込めている人にとっては、磨く回数を増やせない日の埋め方として素直に機能します。
ライオン NONIO プラスホワイトニング デンタルリンス フレッシュホワイトミント 600mL
参考価格 630円前後
磨く回数そのものを増やせない人が、夜だけ回数を足すための枠。ブラッシングの頻度を上げずに間隔を詰めたい層に当てる。
道具の側から夜の1回を厚くする方向なら、力を機械に止めさせる電動歯ブラシの記事も並べて読めます。同じシリーズのマウスウォッシュについてはNONIOのマウスウォッシュを使った感想のほうにまとめました。
3点の役割を並べて見る
| 枠 | どこに置くか | 公式で確認できること | 引っかかるところ |
|---|---|---|---|
| 毎日の土台 | 朝と夜のブラッシング | フッ素1450ppmのフッ化ナトリウムを含む有効成分3種と効能4項目 | しみを感じている時期の毎日使いには向かない |
| 持ち替える枠 | 着色のもとを多く口にした日の夜 | シャイニーホワイト成分(清掃助剤)とビタミンE配合 | フッ素についての記載が公式に無い |
| 夜に足す枠 | 含んですすいでからブラッシング | 有効成分2種と効能5項目 | エタノール配合で刺激が苦手だと合わない |
並べると分かりますが、3つは上位互換の関係ではありません。役割が違うだけです。だから「どれが一番白くなるか」で選ぶと、たいてい構成が崩れます。

市販品でできること、できないこと
ここからは限界の話です。頻度を整えても越えられない線があるので、そこを先に知っておいたほうが余計な買い物をしなくて済みます。
市販のハミガキに認められているのは、パッケージや公式ページに書かれている効能の範囲までです。今回の3点で言えば、歯を白くする、口臭の防止、口中の浄化、ムシ歯の発生及び進行の予防といったところ。「白さを保ち続ける」「戻りを止める」といった働きは、この効能の中に入っていません。
だから僕は、市販品に対して「どれだけ長持ちするか」を期待しないことにしています。期待する場所が違うと、効かないと感じて次々に買い替えることになる。市販品に期待するのは、日々ついた着色を日々落として、放置している時間を短くしておくことです。
歯そのものの色を扱うのは歯科の領域なので、そちらに関心があるなら、市販品を積み増すのではなく最初から別枠として相談したほうが早い。ここを混ぜて考えているうちは、頻度をいくらいじっても答えが出ません。
買い替えの回数が増えているときは、たいてい頻度ではなく期待値のほうがずれています。使い始めて数日で判断して次を買い、また数日で判断する。この動き方をしていると、どの1本も同じ条件で試せていないので、比べたつもりで何も比べられていない。土台を1本に固定して、そこから持ち替える枠だけを入れ替えるほうが、自分に合う組み合わせが早く見つかりました。
生活側でできることもあります。着色のもとになる飲み物のあとに水を口に含んですすいでおく、だらだら飲み続けずに時間を区切る。どれも効能の話ではなく、汚れを置いておく時間を短くするための行動です。頻度の設計と同じ発想でした。
続け方を1日の中に置いてみる
最後に、僕が実際にやっている置き方を書いておきます。
1日の中での置き場所
- 朝:土台の1本でブラッシング
- 日中:着色のもとを口にしたら水で口をすすぐ
- 夜:土台の1本、または着色が気になる日は持ち替える枠
- 夜の仕上げ:液体歯磨を含んですすいでからブラッシング
書き出すと当たり前に見えますが、頻度で悩んでいたころの僕は、この当たり前が組めていませんでした。回数を数えることに気を取られて、毎日やる枠と、日によって持ち替える枠と、余裕がある夜だけ足す枠がごちゃ混ぜになっていた。
枠を分けてしまえば、忙しい日は夜の仕上げを落とすだけで済みます。土台まで倒れないので、間隔がそろう。頻度の設計というのは、要するに倒れる順番をあらかじめ決めておくことでした。
回数を増やそうとして続かなくなるより、少ない枠を毎日同じ間隔で回すほうが、僕の生活には合っていました。どこから組むか迷うなら、まず土台の1本を決めるところからで十分です。
歯まわりで、同じ見方が使えるもの
- ホワイトニングのデメリット3つと、市販ハミガキの選び方しみる・戻る・詰め物が白くならない
- ホワイトニングの相場と追加費用を把握して払いすぎを防ぐ方式別の相場と、追加でかかるもの
※本記事はプロモーションを含みます

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