成分表示を読めば製品が選べる、とは言うものの棚の前で全部を読む時間はありません。文字も小さく、名前も長い。
実際には見る場所は決まっています。30秒あれば判断できる手順を順番に書きます。
この記事でわかること
- 見る場所を4つに絞る
- 30秒での手順
- 判断できないこと
- 覚えておく成分名
見る場所は4つ
| 順 | 見る場所 | 分かること |
| 1 | 区分の表示 | 化粧品か医薬部外品か |
| 2 | 有効成分の欄 | 効能の根拠がある成分 |
| 3 | 全成分の2〜4番目 | 主成分。処方の性格 |
| 4 | エタノールの位置 | 刺激と乾燥の目安 |
この4つで製品の性格はほぼ掴めます。それ以外は棚の前では読まなくていい。
気になったら写真を撮って家で調べるという手もあります。棚の前で悩み続けるより効率的です。
1. 区分の表示
パッケージのどこかに「医薬部外品」と書かれていれば医薬部外品。何も書かれていなければ化粧品です。
医薬部外品なら承認された効能があります。「肌あれを防ぐ」といった表示ができるのはこの区分だけ。
化粧品が劣るという意味ではありません。使用感や処方の自由度では化粧品のほうが幅があります。目的によって選ぶもの。
2. 有効成分の欄
医薬部外品なら「有効成分:」という欄があります。ここに書かれているものが効能の根拠です。
覚えておくとよいのはアラントイン(肌あれを防ぐ)とグリチルリチン酸2K(肌あれ・にきびを防ぐ)。メンズ向けの棚ではこの2つがほとんどを占めます。
殺菌成分ならイソプロピルメチルフェノールなど。何を防ぎたいかで見る名前が変わります。
3. 全成分の2〜4番目
化粧品の全成分は配合量の多い順です。1番目はほぼ水なので、2番目以降を見ます。
| 2〜4番目に来るもの | 性格 |
| BG・グリセリン | さっぱり寄りの保湿 |
| エタノール | 清涼感が強い。乾燥肌は注意 |
| 油分(〜酸〜、スクワランなど) | こってり。蓋の働きが強い |
| シクロペンタシロキサンなど | シリコーン主体。すべりが良い |
医薬部外品の場合は配合量順ではありません。「その他の成分」の並びは順不同なのでこの読み方は使えません。
だから区分を先に見る。読み方が変わるためです。
4. エタノールの位置
エタノールが上位にあると清涼感が強く、揮発するときに水分も持っていきます。
皮脂が多くさっぱりさせたいなら噛み合いますが、乾燥肌や敏感肌には向きません。髭剃り直後にしみるのもここが原因のことが多い。
「変性アルコール」もエタノールの一種です。名前が違うだけなので見落とさないようにしたい。
30秒での手順
裏面を見て区分を確認(5秒)。医薬部外品なら有効成分を読む(10秒)。全成分の前半を見る(10秒)。エタノールを探す(5秒)。
これでその製品が何を狙っていてどういう使用感かがおおよそ分かります。
複数の候補があるときはこの4点で比べる。広告文を比べるより早く結論が出ます。
判断できないこと
配合量は分かりません。1%以下は順不同なので、末尾の成分どうしの多寡は比べられない。
効き目の強さも分かりません。有効成分が入っていることは効能が認められた根拠であって、強さの保証ではない。
自分に合うかも分かりません。そこは使ってみるしかない。外れを減らすための道具と考えるのが適切です。
覚えておく名前
| 分類 | 名前 |
| 肌あれを防ぐ | アラントイン、グリチルリチン酸2K |
| 殺菌 | イソプロピルメチルフェノール |
| メラニンを抑える | カモミラET、アスコルビン酸系 |
| 刺激の目安 | エタノール、変性アルコール、メントール |
この程度で足ります。10個も覚える必要はありません。
メンズ向けの棚に並ぶ有効成分は種類が限られています。上の4行を覚えておけば大半の製品は判断できます。
惜しいと感じたところ
この手順で分かるのは「明らかに合わないものを避ける」までです。最適な1本を当てる方法ではありません。
それでも、乾燥肌の人がエタノール上位の製品を買ってしまう、といった失敗は防げます。
失敗を減らすほうが当たりを引くより確実に効きます。そういう道具として使ってください。
表示が読めないとき
文字が小さくて読めない場合はスマートフォンで撮って拡大する。店内でも数秒でできます。
箱に入っていて裏面が見えない製品もあります。その場合はメーカーの公式サイトに全成分が載っていることが多い。その場で調べられます。
通販の商品ページにも全成分が書かれていることがあります。載せていない製品より載せている製品のほうが判断しやすいのは確かです。
香りの表示
「無香料」は香料を入れていないという意味です。原料そのもののにおいは残ることがあります。
「微香性」なら香りは付いています。毎日使うものなのでその場で確かめる価値がいちばん高い項目でもあります。
複数を比べるとき
候補が2つあるなら4点を並べて比べる。区分、有効成分、前半、エタノールの位置。
同じ区分で同じ有効成分なら、あとは使用感と価格の問題になります。そこまで絞れればどちらを選んでも大きく外しません。
片方だけが医薬部外品なら効能の根拠という点ではそちらが上です。ただし使用感が嫌なら続かないので両方を見る必要があります。
区分ごとに書けることの違いは3つの区分の記事にまとめています。
容量と価格の見方は1回あたりの記事にまとめています。
人に贈る場合は贈るときの条件の記事にまとめています。
区分・有効成分・前半・エタノール
棚の前で見るのはこの4つだけで足ります。30秒あれば判断できます。
それ以外は読まなくていい。表示の読み方はメンズ美容の基本ガイドに、製品の比較はランキング記事にまとめています。
※本記事はプロモーションを含みます

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