「防災グッズ リスト」で出てくる一覧を、上から順に買い物かごへ入れていくと、たいてい途中で手が止まります。背負って逃げるための物と、家に置いたまま使う物が、同じ列に混ざっているからです。
この記事では18点を、持ち出し袋に入れる12点と家に置いておく6点に分けて並べました。分け方さえ決まれば、買う順番も、しまう場所も、点検のしかたも一緒に決まってきます。
先に一つだけ断っておきます。ここに並べた18点は、防災士監修をうたう市販セットや、公的機関が配っている備蓄リストで挙げられることが多い品目を、実際に買える商品にあてはめたものです。これだけそろえれば足りる、という意味ではありません。 家族の人数、住まいの階数、持病の有無によって、必要な物は変わってきます。お住まいの自治体が出しているリストと必ず突き合わせてください。
価格は495円から8,800円まで開きがありました。全部を一日で買いそろえる必要もありません。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
持ち出す物と置く物を分けると、買う順番まで決まります
分けずに一つの箱へまとめると、困りごとが二つ同時に起きます。避難するときに箱ごと持ち出そうとして重くなり、その一方で、家にとどまる判断をしたときには、水も熱源も箱の中で眠ったままでした。
持ち出し袋のほうは、背負えるかどうかが上限を決めます。軽くて小さい物を入れ、水や食料も「取り分けられる形」で選ぶほうが現実的でした。玄関やベッドのそばなど、暗い中でも手が届く場所に置いておきたいところです。
家に置く物は、重さを気にしなくてよくなります。そのぶん容量と保存年数で選べるようになりました。台所の床下でも物置でも構いませんので、置き場所を先に一か所へ決めてください。家族の誰でも取り出せる状態が、いちばん大事だと思っています。
| 分け方 | 置き場所 | 中心になる物 |
|---|---|---|
| 持ち出し袋に入れる12点 | 玄関やベッドのそば | 明かり・情報・電源・体を守る道具 |
| 家に置いておく6点 | 台所や物置など決めた一か所 | 大容量の水・熱源・トイレ・給水の容器 |

持ち出し袋に入れる12点は、袋・電源・水と食料・体を守る物の順にそろえます
最初の一つは、中身の入った袋ごと買うほうが早い
一点ずつ買い集めると、たいてい途中で止まります。最初は中身の入った袋を買ってしまい、足りない物を後から足すほうが、早く形になりました。
ダイユーエイトの防災リュックは、楽天の同社公式店で「防災士監修 防災グッズ33点 防災リュック BRS-33」として扱われています。33点という数字だけ見ると心強く感じますが、中身は基本的なアイテムが中心になります。成人が数日分の水や食料をまかなうには、別に買い足しが要りました。土台として使う前提で選んでください。
電源・明かり・情報は、別々の道具で持ちます
停電したとき、スマホの充電、手元の明かり、外からの情報は、それぞれ別の機械で持つほうが落ち着いて使えます。一つにまとめてしまうと、その一台が壊れたときに三つとも失うからです。
まず電源から。Ankerのモバイルバッテリーは10000mAh、最大22.5W出力で、USB-Cが2口あります。数字より気にしてほしいのは防水の扱いのほうで、本体に防水・防塵の記載はありません。雨の中を避難するなら、ジッパー付きのポーチに入れて持つ形になります。
明かりは、手に持つ物より置ける物のほうが使いやすい場面が多いと感じました。GENTOSのランタンEX-V777DSBは、公式ストアの記載でHighモード360ルーメン、Ecoモード150ルーメン、連続点灯はHighで約27時間です。単3電池3本で動きます。ここが落とし穴で、電池は別売りでした。ランタンだけ買って安心してしまわないよう、乾電池の備蓄も同じ日に用意しておきましょう。
情報を取る手段は、スマホの電池が尽きたあとに効いてきます。パナソニックのRF-TJ20は公式仕様でAM522〜1629kHz、FM76.0〜108.0MHzのワイドFMに対応した一台です。手回し充電も使えました。ただ、手回しは思っているより力と時間が要ります。高齢の家族が使う想定なら、乾電池で動く時間を主に考えておくほうが無理がありません。
水・食料・トイレは、袋の中で重さの主役になります
三つの中でいちばん先に困るのはトイレだと言われます。断水すると流せなくなり、我慢が体調に直結してしまうからです。アイリスオーヤマの簡易トイレは防災士監修の凝固剤入りで、価格は5回分を選んだときの額でした。5回分は袋に入れる量として軽く、そのぶん長期戦には足りません。家に置く大容量のほうは、後の節で分けて挙げます。
水は、持ち出す用と家に置く用で容器を変えると扱いやすくなりました。赤穂化成の備蓄水は500mlが24本セットで、5年保存の表示があります。海洋深層水を使った軟水です。24本すべてが袋に入るわけではありませんから、何本かを袋に取り分けて、残りは家の棚で日常的に飲みながら入れ替えていく形になります。
主食は、火を使わずに戻せる物を選んでおくと選択肢が広がります。尾西食品のアルファ米は、公式のよくある質問に賞味期限は表示上5年(製造からは実際に5年6か月)とありました。お湯でも水でも戻せる一方、戻し時間はどうしても必要です。真冬の断水時は特に手間取りますので、そのまま食べられる物も少し混ぜておくと気が楽になります。
体を守る物は、後回しにすると抜け落ちます
けがの手当ては、救急セットが一つあるかどうかで動きが変わります。白十字のNEW救急セットは、ミドリ安全の楽天店では「白十字株式会社 防災用品 救急用品 NEW救急セット」として扱われていました。医薬品は含みませんので、あくまで応急手当のための道具です。持病の薬や常備薬は入っていませんので、必要な人はご自身の薬を必ず別に足してください。
雨と風は、思っているより体温を奪います。キャプテンスタッグのレインポンチョはシームテープと止水ファスナーを使い、収納ケースが付いています。フリーサイズ1枚ですから、体格や重ね着の具合によっては袖や裾が合わないこともありました。ここは実物を広げて、一度着てみてから袋へ戻すのが確実です。
エマージェンシーシートは、495円という価格のわりに役割がはっきりしています。LOGOSのLIFE LINEはアルミ蒸着素材で、体温を逃がしにくくする補助として使う物です。防寒着の代わりにはなりません。上着と組み合わせて初めて意味が出るタイプだと考えておいてください。
粉じんへの備えは、被災直後よりも片づけの段階で効いてきます。3Mの8805-DS2は国家検定の防じんマスク区分2で、排気弁付きの10枚入りです。この排気弁があると息は楽になりますが、そのぶん声がこもって会話しづらくなりました。避難所で声をかけ合う場面では、使い捨てのマスクと使い分けるほうが動きやすくなります。
最後に、音の手段を一つ。COGHLAN’Sの4ファンクションホイッスルには温度計、拡大レンズ、コンパスが付いています。付属品は簡易的な物で、登山用の精密機器ほどの精度はありません。それでも、声が届かない場所から自分の居場所を知らせる方法を持っておく意味は大きいと思います。
袋に入れたあとにやること
- 袋の重さを一度背負って確かめる。階段を降りられない重さなら中身を減らす
- 電池と食料の期限を紙に書いて袋の外ポケットへ入れる
- 家族全員に置き場所を伝える。しまい込んだ袋は誰も出せない
家に置いておく6点は、重さより容量と保存年数で選びます
持ち出し袋を作り終えると、次に効いてくるのが在宅避難の備えです。自宅が無事なら家にとどまる判断もありますから、こちらの6点は「運べる重さ」の制約から外れます。
水は、大きい容器のほうが一本あたりの手間が減りました。赤穂化成の1.8Lタイプは12本セットで、10年保存の表示があります。同じ海洋深層水の軟水です。ただし1.8L×12本は合計21.6Lにもなり、重さもかさもそれなりでした。買う前に置き場所を決めておくほうが失敗しません。
熱源があると、温かい物が食べられます。この一点だけで気持ちの持ちようがずいぶん変わりました。イワタニのカセットフーミニCB-JRC-MNは安全装置の付いた卓上コンロで、コンロ本体のみの商品です。ガスは別売りになりますから、次のボンベと一緒に考えてください。
そのボンベがこちらです。イワタニのカセットガスCB-250-ORは3本パックで、公式楽天店のイワタニアイコレクトで扱われています。ボンベだけあってもコンロがなければ火は使えませんし、逆もまた同じでした。二つは必ずセットで数えてください。
家庭用のトイレは、回数の多い物を選んでおくと数を気にせずに済みます。トイレの女神PREMIUMは50回分で、製造販売元は福岡商事、15年保存の表示がありました。50回分といっても、1人で使えば1週間ほどが目安になります。家族の人数を掛け算して、足りないと感じたら早めに買い足しておきましょう。
頭を守る備えは、地震のあとの片づけでも役に立ちます。DICのIZANO2は国家検定品の折りたたみヘルメットで、収納袋が付いています。たたんでおける点は助かりますが、家族の人数分をまとめて置く場所は必要でした。玄関の棚など、出入り口のそばが向いています。
最後は水を運ぶ容器です。給水車が来ても、入れ物がなければ持って帰れません。角利産業の折りたたみポリタンクWC-10は10Lで、使用時のサイズは225×225×270mmでした。空のときはたためる点も助かりました。とはいえ、水が入れば10kg近い重さになりますので、台車やキャリーと組み合わせる前提で考えておくと運びやすくなります。

そろえたあとに残る、この18点の弱いところ
正直に書いておきます。この18点をそろえても、埋まらない穴がいくつも残りました。
まず、水と食料の量です。持ち出し用の500ml24本と、家に置く1.8L12本を足しても、家族が何日も過ごすには足りない場面が出てきます。日常的に飲む水や食べる物を少し多めに買って、古い物から使って買い足していく形と組み合わせてください。
次に、薬と衛生用品です。救急セットに医薬品は含まれません。処方薬、常備薬、コンタクトの替え、生理用品、おむつ、入れ歯の洗浄剤といった物は、使う本人にしか分かりません。ここは自分で足すしかない部分です。
三つめは、電気の総量になります。10000mAhのモバイルバッテリーは、スマホを何度か充電できる程度の容量です。停電が長引く前提なら、容量の大きいバッテリーを別に検討する話になります。選び方はモバイルバッテリーの選び方のほうで整理しました。
照明や小型の家電まで動かす前提なら、ポータブル電源まで容量が上がります。同じ容量でも中に入っている電池の種類が違うので、寿命と重さはそこで分かれます。
最後に、これがいちばん大事だと思っています。買っただけの備えは、置き場所を家族が知らないままだと使われません。年に一度でよいので、袋を開けて中身を広げる日を作ってください。
自治体のリストと突き合わせてから買い足します
冒頭にも書きましたが、必要な物は住んでいる場所で変わります。海の近くと内陸、戸建てとマンションの高層階、雪の降る地域とそうでない地域では、優先順位がまるで違ってきました。
多くの自治体がホームページで備蓄リストを公開しています。何日分をめどにするか、地域の避難所に何が置いてあるかも、そこに書かれていることが多いはずです。この記事の18点を土台にして、リストと見比べながら足りない物を足していく。その順番でいくと、無駄買いがぐっと減ります。
備えと一緒に見直したいもの
- モバイルバッテリーのおすすめ停電時に効いてくる容量の考え方をまとめました
- 出張の持ち物リスト袋に詰める発想は防災の持ち出し袋とよく似ています
- 一人暮らしの家電セット家に置く物を一から考えるときの土台になります
買った日に、次に開ける日も決めておきます
備蓄は買った瞬間がいちばん整っていて、そこから少しずつ古くなっていきます。水は5年や10年、非常食は5年、トイレは15年と、商品によって期限もばらばらでした。
ですから、買った日にカレンダーへ次の点検日を入れてしまうのが確実でした。一年に一度、袋を開けて、電池を確かめて、食料の期限を見る。この日を先に決めておくだけで、期限切れに気づかないまま何年も置く事態は避けられます。
※本記事はプロモーションを含みます

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