ナイアシンアミドの美容液を7品ぶん、ブランドの公式ページと販売ページを開いて中身を確かめました。並べ終わって最初に引っかかったのが、濃度のパーセントを堂々と出しているブランドと、いっさい書いていないブランドに、きれいに分かれることです。
数字が出ていたのは3品でした。Qieraが原液15%、The Ordinaryが10%+亜鉛1%、CONODOが原液20%と表記しています。残る4品は、ナイアシンアミドを配合していること自体は書いてあっても、何%なのかは公式ページのどこにも見当たりません。
数字を出していないほうが劣る、という単純な話にはなりません。表記のない4品は、そのぶん別のところで見せ方を作っています。発酵ろ液を土台にしたもの、有効成分としてナイアシンアミドを配合しているもの、成分の組み合わせで色ムラに向かうもの。読者が見るべき場所が変わるだけです。
価格は1,700円から9,350円まで、総額では5倍以上ひらきます。ただし容量が30mLから60mLまでバラバラなので、総額だけを見比べても選んだことになりません。1mLあたりに直した数字は後半でまとめて出しますから、そこまで読んでから決めてください。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
ナイアシンアミド美容液7品を、濃度の表記があるかどうかで先に分けます
この記事では、濃度をパーセントで出している3品を先に、出していない4品を後にまとめます。同じ成分名を掲げていても、前者は「数字で選ぶ」商品、後者は「処方と成分の並びで選ぶ」商品なので、同じものさしを当てても比べきれないからです。
まず7品の全体像を置いておきます。この並びが、そのまま本文の登場順です。
| 製品名 | 容量と実売の目安 | ナイアシンアミドの表記 |
|---|---|---|
| Qiera ナイアシンアミド 美容液 | 30mL・1,700円前後 | 原液15%配合の表記あり |
| The Ordinary N10+Z1 フェイスセラム | 60mL・1,980円前後 | 10%+亜鉛1%の表記あり |
| CONODO ナイアケアエッセンス | 30mL・2,180円前後 | 原液20%配合の表記あり |
| manyo ガラクナイアシン3.0 エッセンス | 60mL・3,344円前後 | 濃度の表記なし |
| エシエンス 薬用ナノシープセラム | 55g・4,980円前後 | 有効成分として配合・濃度の表記なし |
| ラ ロッシュ ポゼ メラ B3 セラム | 30mL・9,350円前後 | 濃度の表記なし |
| アスタリフト ザ セラム マルチチューン | 40mL・7,502円前後 | 有効成分として配合・濃度の表記なし |
表を横に読むと分かるとおり、パーセントを出している3品は、そろって2,200円を下回る価格帯にかたまっています。数字を出していない4品は3,344円から上です。ここに何か因果があると言い切るつもりはありませんが、選ぶ側の実感としては覚えておいて損のない並びだと思います。

肌の状態がゆらぎやすい人は、成分を足す前に土台を見直したほうが早いこともあります。順番から整えたい方はメンズスキンケアの基本の流れも合わせてどうぞ。
パーセントが書いてある3品から見ていきます
数字が公開されていると、少なくとも「前に使ったものより上か下か」を自分で判断できます。乗り換えの記録が数字で残るので、初めての1本にもすすめやすいはずです。
Qiera ナイアシンアミド 美容液 30mL|原液15%を1,700円台で
公式の楽天店には、ナイアシンアミド原液15%配合と表記されています。同時にアルブチン、4種のセラミド(AP・EOP・NG・NP)、5種のヒアルロン酸が入っていて、パラベンや鉱物油、シリコーンなど7つの無添加をうたう日本製の処方です。
15%という数字は、濃度を公表している3品のなかでは上から2番目でした。それが30mLで1,700円前後、総額としては7品でいちばん低い金額に収まっているので、「濃度は欲しいけれど金額は抑えたい」という人の入口になります。セラミドとヒアルロン酸が同居しているぶん、保湿の土台を別のアイテムで足す手間も減らせます。
濃度の数字だけで選びたい人が最初に手を出しやすい価格です。まずは在庫と価格を見てみてください。
The Ordinary ナイアシンアミド10%+亜鉛1%(N10+Z1フェイスセラム)60mL
全成分はAqua、Niacinamide、Pentylene Glycol、Zinc PCAという並びで、ナイアシンアミド10%に亜鉛(Zinc PCA)1%を組み合わせた構成です。余計なものを足さない設計で、皮脂のテカリが気になる人が最初に選びやすい1本になっています。
注目したいのは容量です。60mLで1,980円前後、楽天の公式店とYahoo!ショッピングのどちらも同じ価格で並んでいました。1mLあたりに直すと約33円で、これは今回の7品のなかで最も小さい数字になります。毎日2回、顔と首まで使っても金額が読めるのは大きな強みです。
使い方は公式が明確に指定しています。「1日2回、顔に数滴」「パッチテストを推奨」「刺激が出た場合は使用中止し医師に相談」と書かれていますので、量で押さずに、この指定どおりに続けてください。
顔のテカリそのものへの向き合い方は顔のテカリを抑える手順でも整理しています。量を使いたい人ほど、この価格帯は効いてきます。
The Ordinary ナイアシンアミド 10% + 亜鉛 1%(N10+Z1フェイスセラム)60mL
参考価格 1,980円前後
皮脂が出やすい人・実績で選びたい人
CONODO ナイアケアエッセンス 30mL|原液20%という表記
原液20%高濃度配合と公式に表記されている美容液です。濃度を公表している3品のなかでは、いちばん大きい数字になります。ナイアシンアミド以外にも、NMN、ナールスゲン、ネオダーミル、プラセンタ、プロテオグリカン、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Naなどが並びます。
30mLで公式価格は2,180円(税込)。Yahoo!ショッピングの取扱店では2,280円の表示もありましたので、100円ほどの幅は店によると考えてください。皮膚一次刺激性試験は実施済みとされていますが、公式ページに置かれている情報はそこまででした。腕の内側で試してから顔に上げる手順は、この1本でも省かないでください。
濃度の表記を手がかりに選びたい方向けの1本です。
濃度を出さずに、別のところで見せている4品
ここからの4品は、ナイアシンアミドが何%なのかを公式が公開していません。そのかわり、発酵ろ液の世代、有効成分としての配合、一緒に入る成分といった別の情報を前面に出しています。数字を追うのをやめて、そちらの3つを読むほうが早いです。
manyo ガラクナイアシン3.0 エッセンス 60mL
製品名に3.0とありますが、これはナイアシンアミドの濃度ではありません。ガラクトミセス発酵ろ液の技術世代を示す名前です。ここは誤解が生まれやすいところなので、はっきり書いておきます。ナイアシンアミドの濃度表記は、公式には出ていません。
全成分の先頭にGalactomyces Ferment Filtrate(ガラクトミセス発酵ろ液)が来て、そのあとにNiacinamideが続きます。発酵ろ液が土台にあるので、化粧水のあとの導入としてまず1枚かぶせる使い方が合う1本です。高い濃度の製品で肌が赤くなってしまったときに、立ち寄る先としても選ばれています。容量は30mLと60mLの2サイズですが、選ぶなら60mLです。楽天の公式店では30mLも60mLも3,520円で同額、Amazonでは60mLが3,344円、30mLが2,500円で並んでいました。1mLあたりに直すと、どの店で買っても60mLのほうが小さい数字になります。
濃度の数字にはこだわらず、土台から整え直したい人はこちらから。
エシエンス 薬用ナノシープセラム 55g
有効成分としてナイアシンアミドを配合した美容液です。独自技術には「スーパーナイアシア」という名前が付いています。
容量は55gで、公式の案内では約1ヶ月分です。1本をどれくらいで使い切るかの目安がはっきりしているのは、続けるかどうかを決めるうえで助かります。公式の通常価格は5,980円、定期の初回は1,980円という設定で、楽天の取扱店では4,980円前後で並んでいました。ただし有効成分の配合濃度そのものは公式に表記がないため、数字で他品と並べる材料はありません。
1ヶ月の区切りで使い切りたい人は、価格と在庫を確かめてみてください。
ラ ロッシュ ポゼ メラ B3 セラム 30mL
全成分は水、ジメチコン、ナイアシンアミドという並びで始まり、後半にパルミチン酸レチノールも入ります。ナイアシンアミドとレチノール誘導体が1本に同居している構成で、肌の色ムラやくすみが気になる人が向かう先です。濃度のパーセントは公表されていません。
30mLで9,350円前後と、今回の7品では総額がいちばん高くなります。楽天の公式店で確認した9,350円は、本体30mLに3mLのミニサイズ2本が付くセットの価格でした。別の楽天店では30mL単品で6,980円という表示もありましたので、買う前にセット内容と容量を必ず見比べてください。レチノールに反応しやすい肌の人は、間隔をあけて始めると安全です。
このブランドのニキビ向けラインが気になる方はラ ロッシュ ポゼのニキビ向けアイテムも参考になります。色ムラを本気で狙うならこの1本です。
アスタリフト ザ セラム マルチチューン 40mL
有効成分としてナイアシンアミドを配合した美容液です。スキンケアのアイテム数を増やさずに、1本でまとめたい人に向きます。
容量は40mLで、公式が約50日分としています。公式価格は8,503円(税込)ですが、楽天とYahoo!ショッピングの公式店ではどちらも7,502円で並んでいました。まとまった金額になるので、いきなり本品が重い場合は8mLのトライアルサイズが1,584円で用意されています。そちらで肌に合うかを見てから本品に進む道もあります。
手数を増やさずに1本でまとめたい人はこちらです。
1mLあたりに直すと、順番が入れ替わります
総額だけを見ていると、容量の差が丸ごと抜け落ちます。1mL(エシエンスのみ1g)あたりの金額が小さい順に並べ直しました。本文の掲載順とは別の並びなので、そのつもりで見てください。
- The Ordinary N10+Z1 フェイスセラム … 60mL・1,980円で、1mLあたり約33円
- manyo ガラクナイアシン3.0 エッセンス … 60mL・3,344円で、1mLあたり約56円
- Qiera ナイアシンアミド 美容液 … 30mL・1,700円で、1mLあたり約57円
- CONODO ナイアケアエッセンス … 30mL・2,180円で、1mLあたり約73円
- エシエンス 薬用ナノシープセラム … 55g・4,980円で、1gあたり約91円
- アスタリフト ザ セラム マルチチューン … 40mL・7,502円で、1mLあたり約188円
- ラ ロッシュ ポゼ メラ B3 セラム … 30mL・9,350円で、1mLあたり約312円
いちばん小さいThe Ordinaryの約33円と、いちばん大きいラ ロッシュ ポゼの約312円では9倍以上の差になります。総額で見たときの5倍以上という差より、さらに開いた形です。
とはいえ、この数字は「安いほうが良い」という順位表ではありません。有効成分としてナイアシンアミドを配合した2品や、発酵ろ液を土台にした1品は、そもそも作りが違います。同じ悩みに対して2品で迷ったときに、どちらが続けやすいかを判断する材料として使ってください。

弱点も正直に書きます
7品それぞれに、買う前に知っておいたほうがよい引っかかりがあります。
Qieraの15%は「原液」としての表記で、製品全体に対する詳しい配合試験のデータは公式ページに出ていません。CONODOの20%も、皮膚一次刺激性試験を実施済みとする記載はあるものの、使用上の注意にあたる専用の説明は公式ページに見当たりませんでした。数字が公開されていることと、その裏付けが全部公開されていることは、別の話になります。
The Ordinaryは、高い濃度のナイアシンアミドが他の美容成分との併用で刺激が出ることがある、と公式が案内しています。パッチテストを推奨しているのもそのためです。濃度の高い帯を選ぶなら、他に使っているアイテムを一度減らしてから試すのが現実的な進め方になります。
manyoの「3.0」は濃度の数字ではありませんので、そこだけ読み違えないでください。エシエンスとアスタリフトは有効成分としてナイアシンアミドが入っている一方、その濃度がどれくらいかまでは公表されていません。ラ ロッシュ ポゼはパルミチン酸レチノールを含みますから、レチノールに弱い肌の人には向き不向きが出ます。買う前に、この3点も頭に入れておいてください。
肌が敏感に傾いているときの選び方は敏感肌向けの美容液でも扱っています。刺激が出た製品を我慢して続けるより、いったん止めて別の帯に移るほうが早いです。
塗る順番でつまずかないために
- 洗顔と化粧水のあと、乳液やクリームの前に入れるのが基本の位置です
- The Ordinaryは1日2回・数滴と公式が指定しています。量を増やす前に、まず回数の指定を守ってください
- 初めての1本は、腕の内側で試してから顔に上げてください。パッチテストを推奨している製品もあります
- メラ B3 セラムにはパルミチン酸レチノールも入っています。レチノールに弱い自覚がある人は、間隔をあけて始めてください
7品から1本に絞るときの決め方
濃度の数字で判断したいなら、Qieraの15%、The Ordinaryの10%+亜鉛1%、CONODOの20%の3品から選ぶことになります。使った記録が数字で残るので、次の1本を決めるときにも効いてきます。金額を抑えて始めるならQiera、量を使いたいならThe Ordinary、公表されている数字がいちばん大きいものを選ぶならCONODOという順に見ていくと迷いません。
数字がなくても構わないなら、後半の4品に目を移してください。導入から整え直したいならmanyo、1ヶ月の区切りで使い切りたいならエシエンス、色ムラに向かうならラ ロッシュ ポゼ、手数を増やしたくないならアスタリフトです。
毛穴のほうが気になってきた、という人は毛穴のたるみが気になるときの美容液も見てみてください。悩みの中心がずれると、選ぶ成分も変わります。
次に読むならこの3本
- メンズスキンケアの基本の流れ美容液を入れる前に順番を整えたい人へ
- 顔のテカリを抑える手順皮脂の量そのものが気になる人へ
- 毛穴のスキンケア毛穴の開きと黒ずみを別軸で見たい人へ
※本記事はプロモーションを含みます

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