化粧水の箱に「セラミド配合」と書いてあっても、その4文字からは中身がほとんど分かりません。全成分の欄まで戻ると、セラミドNP・セラミドEOP・セラミドAPのように記号のついた名前が並ぶ商品もあれば、セラミドという単語がひとつも出てこない商品もあります。同じ棚に並んでいても、書いてあることは別物でした。
この記事で扱う7点は、その名前の出かたで大きく3つに割れます。ヒト型セラミドを名指しで書くもの、植物由来のグルコシルセラミドを併記するもの、そしてセラミド機能成分という言い方で入っているもの。どれが上でどれが下という話ではなく、あなたが何にお金を払いたいかで選ぶ相手が変わります。
価格の幅もかなり広めです。実売の中心で715円から4,700円前後まで開き、容量も120mLから500mLまであります。総額だけを見ても比較にならないので、1mLあたりを7点ぶんそろえて出しました。
表と本文は同じ並びにしてあります。上から順に読んでいただいてもいいですし、気になる名前のところだけ拾っていただいても構いません。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
全成分に出てくるセラミドの名前で、選ぶ相手が変わります
セラミドと呼ばれる成分は、化粧水の全成分表示のうえでは何種類かの書かれ方をします。まずここを押さえておくと、店頭で迷う時間が短くなります。
ヒト型セラミド(セラミドNP・EOP・APなど)
全成分に「セラミドNP」「セラミドEOP」「セラミドAP」「セラミドNG」「セラミドAG」といった名前が直接書かれているタイプです。商品によっては「セラミド1」「セラミド2」「セラミド3」という古い番号表記のまま載っていることもあります。セラミド1がEOP、セラミド3がNP、セラミド6IIがAPと対応するので、番号で書かれていても中身は同じ系統と考えて差し支えありません。
名前が書いてあるということは、成分表示のうえで確かめられるということでもあります。数字での配合量までは出さないブランドがほとんどですが、少なくとも「何が入っているか」は自分の目で追えるはずです。
糖セラミド(グルコシルセラミドなど)
こんにゃくや米などの植物から取られる成分で、全成分では「グルコシルセラミド」と書かれます。出どころが違うので、ヒト型が入っているかどうかとは分けて読む必要があります。今回の7点だと、ヒト型5種と一緒に併記しているものが1点ありました。
セラミド機能成分(擬似セラミド)
セラミドという成分名そのものは全成分に出てこないのに、パッケージにはセラミドの文字が見えるタイプです。長い化学名の合成成分がセラミドに近いはたらきを担う設計で、今回だと1点がこれにあたります。名前が違うだけで、乾燥が気になる肌向けにつくられている点は変わりません。
なお、7点ともセラミドそのものの濃度(%)は表記なしでした。KISO CAREだけが「ヒト型セラミド原液10%配合」という原液の配合率を公式に出しています。読み違えが起きやすいところなので、のちほど詳しく触れます。

| 商品名 | 内容量と1mLあたり | 全成分に出てくるセラミドの名前 |
|---|---|---|
| セザンヌ スキンコンディショナー 高保湿 | 500mL/約1.4円 | セラミドAP・セラミドNP・セラミドEOP(ヒト型3種) |
| つむぎコスメ しみこみ化粧水 | 120mL/約12.5円 | セラミドEOP・セラミドNP・セラミドAP(ヒト型3種) |
| KISO CARE ヒトミドエッセンスX | 120mL/約16.7円 | セラミドNG・AP・AG・NP・EOP(ヒト型5種) |
| キュレル 潤浸保湿 化粧水 III とてもしっとり | 150mL/約13.0円 | セラミド機能成分(セラミド名の表記なし) |
| LANEIGE クリームスキン トナー | 170mL/約19.4円 | セラミドNP(ヒト型1種) |
| ETVOS モイスチャライジングローション | 150mL/約26.6円 | ヒト型5種とグルコシルセラミド |
| ヒフミド エッセンスローション | 180mL/約26.1円 | セラミド1・セラミド2・セラミド3(ヒト型3種) |
セラミド化粧水のおすすめ7品
ここからは1点ずつ、載っている名前と、どんな人に向くかを見ていきましょう。弱点も正直に書きます。
セザンヌ スキンコンディショナー 高保湿 500mL
500mLで715円前後という値づけは、7点の中でひとつだけ桁が違います。1mLあたりに直すと約1.4円で、これは残り6点のどれと比べても大きく下です。それでいて全成分にはセラミドAP・セラミドNP・セラミドEOPというヒト型セラミド3種が入り、ヒアルロン酸Na・アセチルヒアルロン酸Na・加水分解ヒアルロン酸も併用されています。公式では内容量500mL・715円(税込)と出ていて、楽天とYahoo!の実売もどちらも715円で一致しました。
コットンでたっぷり使いたい人や、腕や脚まで含めて乾燥が気になる人に向きます。セラミド化粧水を1本も買ったことがないなら、ここから入って肌に合うかを見るのが現実的です。
配合率(%)の表記はありません。手に取って使うボトルなので、片手でワンプッシュという出し方はできない点だけ先にお伝えしておきます。
まずは量を気にせず続けられる1本から試したい方は、こちらを見てみてください。
つむぎコスメ しみこみ化粧水 120mL
名前でセラミドを選びたい人が、最初に手を伸ばしやすい価格帯にあります。公式は内容量120mL・1,527円(税込)で、楽天の公式ショップが1,420円、Yahoo!の同店が1,680円でした。実売の中心は1,500円前後です。
表示されているのはセラミドEOP・セラミドNP・セラミドAPの3種で、加えてフィトスフィンゴシンとユズ果実エキス(ユズセラミド)が入ります。商品名の脇にある「ヒト型セラミド1・3・6II配合」という表記も、EOP・NP・APと同じものを古い番号で書いたものです。名前で選びたい人にとっては読み解きやすい部類でした。
弱点は容量です。120mLは7点の中でKISO CAREと並んでいちばん小さく、顔以外にも使うとあっという間に減ります。濃度の表記なしという点も、KISO CARE以外の6点と変わりません。
ヒト型セラミドの名前を確かめてから買いたい方には、価格の面でも試しやすい1本です。
KISO CARE ヒトミドエッセンスX 120mL
配合の数字が出ている商品を探しているなら、ここが引っかかるはずです。公式の表記は一言一句「ヒト型セラミド原液10%配合」と書かれています。ただしこれは原液の配合率であって、セラミドの純度が10%という意味ではありません。数字が大きく見えるぶん読み違えが起きやすいので、そのまま覚えておいてください。
全成分にはセラミドNG・セラミドAP・セラミドAG・セラミドNP・セラミドEOPの5種が並びます。ヒト型セラミドの名前がいちばん多く出てくるのは、ETVOSと並んでこの1本です。公式の通常価格は2,299円(税込)、会員価格は2,090円です。実売は楽天の公式ショップがセール適用時で1,850円、Yahoo!は1,980〜2,299円を確認しました。
つまり、買うタイミングで400円以上動きます。中心を取れば2,000円前後、1mLあたりは約16.7円。セールの時期を待てる人ほど有利になる商品です。
種類の数と配合の表記を手がかりに決めたい方は、こちらから確認してみてください。
キュレル 潤浸保湿 化粧水 III とてもしっとり 150mL
ここまでの3点とは、全成分の書かれ方が違います。「セラミドNP」のような成分名は載っておらず、代わりに入るのがセラミド機能成分(ヘキサデシルオキシプロピルグリセリルヒドロキシエチルヘキサデカンアミド)です。これはヒト型ではない擬似セラミドで、アラントインも配合されています。
ヒト型セラミドの名前を条件にしている人からは、この時点で外れる1本です。逆に、乾燥しやすくて成分を増やすのが怖い人、新しいものを試すたびに肌が荒れて疲れている人にとっては、成分数を絞った設計そのものが選ぶ理由になります。実売は楽天が1,815円、Yahoo!の爽快ドラッグが2,090円でした。中心は1,950円前後、1mLあたり約13.0円で、7点の中では低いほうです。
肌が敏感に傾いているときの選び方は敏感肌向けの化粧品でも整理しています。あわせて読むと、化粧水以外の順番も決めやすいはずです。
成分をこれ以上増やしたくないという方は、この1本が候補になります。

LANEIGE クリームスキン トナー 170mL
化粧水と乳液を2本使い分けるのが面倒、という人に向けた設計です。全成分には「セラミドNP(保湿成分)、アセチルテトラペプチド-11(整肌成分)、ツバキ花エキス(整肌成分)」と並び、この3つをまとめてセラペプチド™と呼んでいます。ヒト型セラミドとしてはセラミドNPの1種で、種類の数だけを見れば7点の中では少ないほうです。
内容量は170mL。実売は楽天のLANEIGE公式が3,630円、同じ楽天のfaceblingdayが2,980円で、中心は3,300円前後でした。同じモールの中でも600円以上の差がつくので、買う前に何店か見比べる価値があります。
セラペプチド™の配合量(%)は非公開です。数字で納得したい人には物足りない部分ですが、朝の手数を1つ減らしたい人にとっては、そこはあまり問題になりません。
スキンケアの本数を減らしたい方には、この1本が近道になります。
ETVOS モイスチャライジングローション 150mL
全成分の並びがいちばん賑やかなのがこの1本でした。ヒト型セラミドはセラミドAG・セラミドAP・セラミドEOP・セラミドNG・セラミドNPの5種で、KISO CAREと同数です。さらに植物由来のグルコシルセラミドも併記されていて、ヒト型と糖セラミドの両方を1本で確かめられる構成になっています。
内容量は150mLで、公式価格は3,993円(税込)です。楽天のETVOS公式もYahoo!のETVOS公式店も同じ3,993円で、値引きで揺れにくい商品です。1mLあたりに直すと約26.6円で、これは7点の中でいちばん高い数字になります。
化粧水だけ単品で使うより、同じブランドで洗顔からクリームまでそろえて整えたい人に向きます。濃度の表記なしという点は他の商品と同じですが、名前の数と種類の広さでは7点で頭ひとつ抜けていました。
ラインで統一して使いたい方には、この化粧水が入口になります。
ヒフミド エッセンスローション 180mL
実売の中心が4,700円前後と、総額では7点でいちばん高い1本です。小林製薬のメーカー希望小売価格は税抜4,300円(180mL)で、税込にすると4,730円前後になります。実売はYahoo!で3,980円という店もあれば、5,280円という店もあり、3,980〜5,280円の幅で動いていました。楽天の一部ショップでは7,150円という値づけも見かけたので、そこは避けて構いません。
成分表にはセラミド1・セラミド2・セラミド3のヒト型セラミド3種が並びます。表記は古い番号のままですが、ヒト型セラミドを3種そろえている点はセザンヌやつむぎコスメと同じ枠です。価格よりも、どこがどうつくったかで選びたい人向けの1本になります。
1mLあたりは約26.1円。総額ではいちばん高いのに、1mLあたりだとETVOSより下になります。180mLという容量が効いていて、ここは総額だけで判断すると読み間違えるところです。
長く同じものを使い続けたい方は、こちらから見てみてください。
1mLあたりに直すと、高い順が入れ替わります
7点の1mLあたりを低いほうから並べると、セザンヌが約1.4円、つむぎコスメが約12.5円、キュレルが約13.0円、KISO CAREが約16.7円、LANEIGEが約19.4円、ヒフミドが約26.1円、ETVOSが約26.6円になります。
総額の順番とは、後半で入れ替わりが起きています。総額でいちばん高いのはヒフミドの4,700円前後ですが、1mLあたりでいちばん高いのはETVOSの約26.6円です。180mLと150mLという容量差が、そのまま順番をひっくり返しました。
もうひとつ目立つのがセザンヌです。約1.4円は2番目のつむぎコスメの約12.5円と比べても差が大きく、同じ棚の商品として見ないほうが考えやすくなります。全身に使う前提なら、この差は毎月の出費にそのまま効いてきます。
逆に、120mLや150mLの商品を顔だけに使うなら、1mLあたりの差は思ったほど重くありません。1本で何か月もつかを先に決めてから、総額と1mLあたりのどちらを見るかを選んでください。
買う前に引っかかりやすいところ
7点それぞれ、買ってから気づきやすい点をまとめておきます。
- セザンヌは配合率(%)の表記がなく、ポンプ式でもありません
- つむぎコスメは120mLと小さく、全身に使うと持ちません
- KISO CAREの「ヒト型セラミド原液10%配合」は原液の配合率で、セラミドの純度ではありません
- KISO CAREは1,850〜2,299円と価格が動くため、通常価格で買うと割高になります
- キュレルは全成分にセラミドという成分名そのものがありません
- LANEIGEはセラペプチド™の配合量が非公開で、同じ楽天内でも2,980〜3,630円と差が出ます
- ETVOSは1mLあたり約26.6円と7点で最も高く、まとめ買いの負担は大きめです
- ヒフミドは実売の幅が3,980〜5,280円と広く、店選びで1,300円ほど変わります
共通しているのは、7点とも濃度の表記なしだったことです。数字で比べられるのは容量と価格、そして全成分に並ぶ名前の数まで。ここを超えた比較は、どのブランドの公式ページにも書かれていませんでした。
3ステップで絞る
- ①ヒト型の名前が要るか要らないかを決める
- ②顔だけか、全身も使うかで容量を決める
- ③1mLあたりと総額のどちらで払うかを決める
迷ったときは、この順番で決めてください
まず、全成分に「セラミドNP」のような名前が書いてあることを条件にするかどうかを決めます。ここが要るなら、キュレル以外の6点が候補です。名前にはこだわらず乾燥対策を優先するなら、キュレルも並べて考えて構いません。
次に使う範囲です。顔だけなら120〜180mLで足りますが、腕や脚まで含めるならセザンヌの500mLが現実的な選択になります。ここを曖昧にしたまま買うと、途中でけちりながら使うことになりがちです。
最後に払い方を決めます。とにかく安く長く続けたいならセザンヌ、名前と数を確かめつつ手頃に収めたいならつむぎコスメかKISO CARE、ブランドでそろえたいならETVOSかヒフミド、手数を減らしたいならLANEIGE、成分を増やしたくないならキュレル。ここまで来れば、7点は自然と1〜2点に絞れているはずです。
化粧水のあとに何を重ねるかで仕上がりは変わります。乾燥が強い時期はメンズの保湿クリームを足す、顔も体も同じもので済ませたいならケアセラ APローションのようなボディ兼用を持っておく、といった組み合わせも考えてみてください。
名前を1つ覚えておくと、次の1本が選びやすくなります
「セラミド配合」の4文字だけでは、7点の違いはほとんど見えませんでした。全成分まで戻ると、ヒト型セラミドを3種書くもの、5種書くもの、1種のもの、そして成分名としては書かないものに分かれます。
今日のところは、セラミドNPという名前だけ頭の隅に入れて帰ってください。今回の7点でいうと、セザンヌ・つむぎコスメ・KISO CARE・LANEIGE・ETVOSの5点に、この表記そのものが載っています。棚の前で全成分をひっくり返したとき、この1語が見つかるかどうかで、ずいぶん判断が早くなります。
そのうえで容量と1mLあたりを見れば、あとは予算の話です。715円の500mLから4,700円前後の180mLまで、幅は広いようでいて、選ぶ軸そのものは同じでした。
※本記事はプロモーションを含みます

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