顔のニキビのプツプツを減らす3本|洗う・防ぐ・塗るの順番

額の細かいプツプツ

先に結論です。鏡に近づかないと見えないくらいの、1〜2mmの白い粒。おでこや頬に散らばっているなら、それは大半が「一番はじめのニキビ」だと思って手を打っていい。痛くも赤くもないので別物に見えますが、正体は白ニキビ(閉鎖面皰)で、打ち手はニキビと同じでかまいません。

やることは3つだけ。詰まりの材料を落とす、次の一粒を防ぐ、出てしまったものにだけ点で塗る。この3役を1本でこなす商品は無いので、役割の違うものを3本そろえます。逆に言えば、同じ役割のものを2本買っても粒は減りません。僕が足踏みしていたのがここでした。

僕は脂性肌でニキビ肌、そのうえ敏感肌です。20代のころは「皮脂を落とせば減る」と信じて洗顔だけを増やし、粒は減らないのに頬だけ粉をふくという妙な状態になりました。落とすことに全部の力を注いだのが原因。

もうひとつ先に言っておきます。変化を見るのは4〜8週間。肌が入れ替わる周期をひと回りするのにそれだけかかるので、3日で判定しないでください。あくまで目安であって、必ずそうなると約束するものではありません。

この記事で決まること

  • 顔の細かいプツプツの正体と、市販3本の役割分担
  • 朝と夜のどこに何を置くか、1日の具体的な順番
  • 4週目・8週目に何を数えて判断するか
  • ニキビ以外だった場合の見分けと、皮膚科に行く合図

この記事を書いた人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業と、現在3社目です。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものを発信しています。

洗顔して1時間でテカる極度の脂性肌です。学生時代から肌荒れと戦い続けていて、脂性肌向けとうたわれる化粧水はドラッグストアの棚にあるものからデパコスまで、ほぼ全部試してきました。アゼライン酸・レチノール・ビタミンC・ナイアシンアミドといった成分ものも、セラミド系の敏感肌向けも同様です。

スキンケアだけでは足りず、イソトレチノインや、アドバテックスレーザー・ポテンツァ・アビクリアといった美容医療にも一通り手を出しています。そのうえで「結局これは要る/要らない」を自分の肌で判断してきました。

YouTubeでは日常Vlogをメインに発信しています

額の細かいプツプツ
目次

顔の細かいプツプツは、その大半が「一番はじめのニキビ」

1〜2mmの白い粒は閉鎖面皰。ニキビの最初の姿

赤く腫れて痛むものだけがニキビだと思っていると、この段階を見逃します。皮脂が外に出られずに溜まって毛穴がふくらんだ状態が面皰(コメド)で、出口が閉じたままのものを閉鎖面皰、いわゆる白ニキビと呼びます。

小林製薬の皮膚科学研究が説明しているのは、その手前の段階から。「毛穴の入り口が狭くなり、皮脂が毛穴の中にたまり始めた状態をマイクロコメドといいます」(出典:小林製薬の皮膚科学研究)。つまり、目に見える白い粒は途中経過であって、始まりではありません。

だから「今日できた」と感じた粒も、実際には数週間前から仕込まれていたもの。今日のケアが効いてくるのは、今日見えている粒ではなく、まだ見えていない粒のほうです。

結論は落とす・防ぐ・点で塗る。役割の違う3本で組む

同じ「ニキビ用」でも、化粧品・医薬部外品・第2類医薬品では、法律上できることがまったく違います。ここを混ぜて選ぶと、同じ役割のものばかり増えていく。

役割区分この記事で選んだもの
①落とす,化粧品(洗顔料),ファンケル ディープクリア洗顔パウダー
②防ぐ,医薬部外品,メンソレータムアクネス 薬用パウダー化粧水
③点で塗る,第2類医薬品,ペアアクネクリームW
区分は各社公式の表示による。区分は各社公式の表示による。医薬部外品にも承認された効能・効果はあるが役目は「防ぐ」まで。すでに出たニキビそのものへの効能・効果を持つのは第2類医薬品だけ

3本を並べると、買う順番も見えます。毎日回すのは②、1日1回どこかに置くのが①、出たときだけ手に取るのが③。買い足す順番は②→①→③。理由は後半の節で書きます。

増える理由は、皮脂より先に「毛穴の入り口が厚くなること」

マイクロコメドから始まる順序を押さえる

脂性肌の人ほど「皮脂が多いから詰まる」と考えがちですが、順序は少し違います。小林製薬の皮膚科学研究によれば、起点は「毛穴周りの表皮ターンオーバーが乱れ、毛穴の内側の角層が厚くなること」。厚くなった角層で入り口が狭まり、そこへ皮脂が溜まっていくという流れです。

この順序が分かると、ケアの重心も変わります。皮脂を減らすことだけに全力を注いでも、入り口が狭いままなら詰まりは続く。角層をこすり取ろうとすれば、今度は刺激で肌が守りに入って余計に厚くなる。削るのではなく、溜めないという発想に切り替えるほうが早い。

皮脂そのものは悪者ではありません。出口さえ確保できていれば流れていくだけ。

脂性肌ほど、洗いすぎと保湿抜きで悪化する

僕がやっていた失敗は3つ。洗顔を1日3回に増やしたこと、洗ったあと化粧水を薄くしか付けなかったこと、白い粒を指で押し出したこと。全部やりました。

洗顔を増やした時期は、夕方のテカリだけは確かに減りました。ただ、粒の数はまったく変わらない。しかも頬がつっぱるので、そこだけ触る回数が増えて、赤い炎症に育つ粒がむしろ増えたという体感でした。テカリ対策そのものを一段掘り下げたい人は、顔のテカリを抑える手順のほうにまとめてあります。

指で押し出したものは、その場では確かに平らになる。けれど数日後、同じ場所が赤く硬くなって戻ってきました。潰す行為は皮膚の下で内容物を散らすだけで、跡が残るリスクを上乗せするだけ。この記事で唯一やってはいけないと言い切れるのが、これです。

①落とす:酵素洗顔パウダーは1日1回、朝か夜のどちらかに置く

ファンケル ディープクリア洗顔パウダー|酵素と炭・クレイがそれぞれ担うもの

区分は化粧品(洗顔料)で、承認された効能・効果は存在しません。ですからメーカーの言葉はメーカーの言葉として出します。公式の製品説明は「毛穴の汚れ・黒ずみ・角栓を一気にオフして、うるつる肌に洗い上げる酵素洗顔料です。炭とクレイを配合したパウダーが、肌をやさしく包み込むクッション泡に早変わり」(出典:ファンケル公式)。

全成分を見ると、酵素は33成分中19番目の「プロテアーゼ」1種で、配合量の記載はありません。プロテアーゼはタンパク質にはたらく酵素。プロテアーゼはタンパク質にはたらく酵素です。ただ、そこから先の効果を僕の言葉で足すことはしません。ここで言えるのは、普通の洗顔料には入っていない成分が1種類だけ配合されている、という事実まで。炭とクレイは泡の質を作るパウダー成分。

無添加の範囲も公式に明記があります。「防腐剤・合成香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤を一切使っていません。」(出典:ファンケル公式)。なお全成分にあるベヘニルアルコールは高級アルコールと呼ばれる油性成分で、消毒用のエタノールとは別物。アルコールを避けている人が誤解しやすいところ。

個包装30個入りで1,980円(税込・公式)、30個入×2箱は3,740円(税込)。使用期限は「開封後/すぐに使用 未開封/3年以内」(出典:ファンケル公式)です。

朝と夜のどちらに置くか。合わないと感じるのはこういう人

公式の使用量目安は「1個」、30個入りは30回分で1日1回・朝晩いずれかという設計です。週に数回だけ使う道具ではなく、毎日1回どこかに置くものと理解してください。僕は夜をすすめます。日中に付いた汚れと皮脂をその日のうちに片づけるほうが、翌朝の肌が読みやすいから。

使う順番も公式が示しています。「クレンジング⇒ディープクリア洗顔パウダー⇒化粧液⇒エッセンス⇒マスク⇒乳液」(出典:ファンケル公式)。日焼け止めをした日は、先にクレンジングという前提でしょう。

合わないと感じやすいのは、次の3つに当てはまる人です。ひとつ、乾燥する季節に毎日フル稼働させたい人。洗浄力が素直に働くぶん、頬や口まわりが先につっぱります。その場合は2日に1回へ落とし、あいだの日は普段の洗顔料に戻すのが現実的な逃げ道。

ふたつ、1回あたりのコストが気になる人。1,980円÷30個で1回66円換算になり、毎日使えば洗顔料としては安くありません。みっつ、洗顔だけで粒を減らしたい人。これは①の担当ではなく、②と③が受け持つ範囲です。

ファンケル ディープクリア洗顔パウダー 30個入

ファンケル ディープクリア洗顔パウダー 30個入

参考価格 1,980円前後

化粧品(洗顔料)。1日1回、朝か夜のどちらかで角栓をためない担当

②防ぐ:薬用化粧水で、次の一粒をつくらせない

メンソレータムアクネス 薬用パウダー化粧水|有効成分2つの担当

先に線を引きます。医薬部外品の役目は「防ぐ」まで。すでに出ている粒を治すものではありません。ここを混同すると、効かないという評価を的外れな相手にぶつけることになる。

有効成分は2つです。イソプロピルメチルフェノールが殺菌成分、イプシロン-アミノカプロン酸が抗炎症成分で、それぞれ配合量は公式に記載がありません。公式ページの表記は「ニキビのもとになるアクネ菌を毛穴の奥まで殺菌し、炎症を抑えてニキビを防ぎます」(出典:ロート製薬公式)。承認された効能・効果の完全な原文は公式ページに載っていないため、僕が足せるのはここまでです。

用法は原文で示します。「よく振ってからご使用ください。洗顔後、適量をコットン又は手のひらにとり、軽くたたくようになじませてください。」(出典:ロート製薬公式)。この「よく振ってから」は飾りではありません。パウダーが沈んだ状態で出すと、日によって中身が変わってしまう。

「ノンコメドジェニックテスト・アレルギーテスト済み」の表示もあります。ただしテスト済みは、すべての人に刺激が起きないという意味ではない。180mLで858円(税込・公式表示)と手に取りやすい価格です。

使用感を変える皮脂吸着パウダーと、逆に物足りない場面

有効成分のほかに、皮脂吸着パウダーとビタミンC誘導体(うるおい成分)が入っています。気をつけたいのは、皮脂吸着パウダーは有効成分ではないということ。さらさらした仕上がりを作るのは感触の話であって、効能の話ではありません。この線を引いておくと、製品選びを見誤らずに済みます。

脂性肌の実感として、付けた直後にべたつきが残らないと日中に顔を触る回数が減ります。触らないことは、それ自体が立派な対策。

物足りない場面もはっきりしています。第一に、これ1本では保湿が足りません。うるおい成分としてビタミンC誘導体の記載はあるものの、乾く季節にこれだけで終わらせると僕の頬は粉をふきます。乳液かクリームを別に置いてください。第二に、全成分が製品ページ内に列挙されておらず、別リンクを開く必要があること。敏感肌にはひと手間です。第三に、公式の使用上の注意どおり、傷やはれものがある部位には使えません。

メンソレータムアクネス 薬用パウダー化粧水 180mL

メンソレータムアクネス 薬用パウダー化粧水 180mL

参考価格 858円前後

医薬部外品。毎日朝晩まわして次の一粒を防ぐ担当。役目は「防ぐ」まで

洗面台で化粧水をつける

③点で塗る:第2類医薬品は、出てしまったものにだけ

ペアアクネクリームW|効能・効果は「吹き出物、ニキビ」

3本の中で唯一、承認された効能・効果を持つのがこれ。このサイトでは固いしこりの記事とかゆみの記事でも同じ薬を挙げていますが、当てる相手が毎回違います。ここで扱うのは、赤くも固くもなっていない出たての粒だけ。原文のまま書くと「吹き出物、ニキビ」の8文字です。プツプツが消えるとも、白い粒が取れるとも書かれていません。区分は第2類医薬品で、セルフメディケーション税制の対象。

有効成分と配合量は公式に明記があります。イブプロフェンピコノール(IPPN)3.0%、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)0.3%。公式の説明は公式の説明は「有効成分のイブプロフェンピコノールが、アクネ菌による面皰(めんぽう:コメド)の生成を抑え、炎症(赤ニキビ)もしずめる」(出典:ライオン公式 製品情報)。。面皰という語が公式の説明に出てくる薬、という点は覚えておいてください。

質感は「肌にしっとり、塗ると透明になるクリーム」(出典:ライオン PAIR公式)。内容量は14gと24gの2サイズです。希望小売価格は公式サイトに記載がなく、販売店の実売例としてツルハドラッグ オンラインで14g 478円(税込)。あくまで一例で、公式の価格ではありません。

なお、触ると固いしこりになっている粒が混ざっているなら、そちらは別の考え方が要ります。同じ薬でも当てる相手が変わるので、固いニキビの引かせ方のほうへ。この記事が相手にするのは、出たての白い粒だけです。

塗る範囲は患部だけ。気をつけたいのは「1ヵ月」の区切り

用法・用量は「1日数回、石けんで洗顔後、適量を患部に塗布します。」(出典:ライオン PAIR公式)。用法・用量の欄には、続けて「本剤は、吹き出物・ニキビのある部位にのみ使用し、周辺の広い部分には使用しないでください。」とも書かれています(出典:ライオン PAIR公式)。周辺の広い部分には使用しないでください。」と書かれています。

つまり、顔全体に薄く伸ばす使い方は、公式が明確に止めている使い方です。細かい粒が散らばっていると、つい広い面に塗りたくなる。僕もその衝動は分かりますが、これは「防ぐ」担当の②がやる仕事であって、③の仕事ではありません。綿棒の先か指先で、粒の上にだけ置く。

添付文書の〈してはいけないこと〉にも「次の部位には使用しないでください。目や目の周囲」(出典:ライオン ペアアクネクリームW 添付文書)と明記されています。目の下の粒に使いたくなる場面こそ、この一行を思い出してください。

もうひとつ。相談することの欄に「1ヵ月位使用しても症状がよくならない場合や、本剤の使用により症状が悪化した場合は使用を中止し」医師等に相談、という記載があります。これは常用品ではないということ。手元に置いておいて、出たときだけ開ける。1ヵ月使い続けても変わらないなら、市販薬の守備範囲を超えたと判断する区切りになります。

ペアアクネクリームW 14g

ペアアクネクリームW 14g

参考価格 478円前後

第2類医薬品。効能・効果は「吹き出物、ニキビ」。出た粒に点で塗る担当

3本をどう回すか。朝と夜の順番と、4週目に見るもの

朝は化粧水、夜に酵素洗顔とクリーム

具体的な1日に落とし込みます。朝は普段の洗顔料で洗ってから、薬用化粧水を振って手のひらでなじませ、乳液かクリームで蓋。日焼け止めはそのあと。ここで酵素洗顔を使わないのは、夜との二重使いを避けるため。

夜は、日焼け止めをしているならクレンジングから。そのあと酵素洗顔パウダーを1個、朝と同じ薬用化粧水、乳液かクリーム。最後に、出てしまった粒の上にだけクリームを点で置いて終わり。

時間帯使うもの順番
朝,薬用化粧水(②),普段の洗顔 → 化粧水 → 乳液・クリーム → 日焼け止め
夜,酵素洗顔(①)+薬用化粧水(②)+クリーム(③),クレンジング → 酵素洗顔 → 化粧水 → 乳液・クリーム → 患部に点で
補足,—,酵素洗顔は1日1回・朝晩いずれか。朝に置くなら夜は普段の洗顔料に戻す

つっぱると感じた日は、酵素洗顔を飛ばして普段の洗顔料に戻してかまいません。皮脂を落としきることより、途切れずに続けるほうが効きます。乾いた日に無理をして翌週まるごと荒れるのが、いちばんもったいない。

一度に全部変えない。4週目・8週目に何を数えるか

3本を同じ日に始めないでください。合わなかったとき、どれが原因か分からなくなります。順番は②の化粧水 → ①の酵素洗顔 → ③のクリーム。まず毎日回すものを入れて2週間。問題がなければ酵素洗顔を足してさらに2週間。③は出たときだけなので最後で足ります。

判定は感覚でやらないこと。おでこなら「眉の上、生え際まで」と鏡の同じ範囲を決めて、粒の数をそのまま数えます。スマホで同じ位置・同じ明るさで撮っておくとさらに確実。数字を持っていないと、人は必ず「なんとなく変わらない」と結論します。

見る日は4週目と8週目。4週目でゼロになることを期待しないでください。肌が入れ替わる周期をひと回りしただけの段階。数が横ばいでも、赤く育つ粒が減っていれば方向は合っています。8週目で動かないなら次の節へ。

それでも減らないとき、ニキビ以外の可能性を順に潰す

マラセチア毛包炎|大きさが均一・強いかゆみ・芯が無い

ここからが例外の置き場所。市販の対策をひととおりやっても数が動かず、粒が赤みを帯びてきたなら、外しておきたいのがマラセチア毛包炎。浦田クリニックが挙げているのは「直径2〜3ミリ程度の比較的小さく、大きさが非常に均一な赤いブツブツが広範囲にわたって多発します」という形で、背中や胸に集中しやすい発疹です(出典:浦田クリニック)。白いままの粒なら、ここは通り過ぎてかまいません。原因はアクネ菌という細菌ではなく、マラセチア菌という真菌(カビの一種)。

見分けのポイントは3つ。浦田クリニックは「直径2〜3ミリ程度の比較的小さく、大きさが非常に均一な赤いブツブツが広範囲にわたって多発します」とし、ニキビは「大きさがバラバラに混在しているのが特徴」だと説明しています。かゆみについても「マラセチア毛包炎は多くの場合、持続的で強いかゆみを伴います」。さらに、ニキビ特有の芯(毛穴の詰まり)が見られないことも挙げられています(出典:浦田クリニック)。

決定的なのはここ。「細菌を退治するための抗生物質や一般的なニキビ治療薬を使用しても、真菌であるマラセチアには全く効果がありません」(出典:浦田クリニック)。つまり、この記事の3本を完璧に回しても減らない。かゆみが強いなら、市販で粘らずに皮膚科です。治療は抗真菌薬が主体になると同院は説明しており、市販の水虫薬などで代用する話ではありません。かゆみが軽く、粒の大きさもバラバラでマラセチアが外れそうなら、かゆいニキビの見分け方で原因を絞り込めます。

稗粒腫と毛孔性苔癬|痛くない白い粒には、別の正体もある

痛みも芯も無い白い粒なら、稗粒腫という別の正体も考えられる。タカミクリニックの説明では「1㎜~2㎜のブツブツとした白い丘疹で、白ニキビにも似ています。目の周りやほほによくできます。痛みや匂いはありません」(出典:タカミクリニック)。大きさも場所も白ニキビと重なるので、見た目だけで分けるのは難しい。

同院によれば、処置は「注射針やレーザーで小さな穴を開けて圧出器で中身を出します」というもので、「数が少ない場合やサイズが小さい場合には放っておいてもかまいません」とも書かれています。化粧品でもニキビ薬でも中身が出ていくことはないので、気になるなら医療機関という話になります。自分で針を当てるという発想は、この記事では扱いません。

もうひとつが毛孔性苔癬。二の腕や太ももが主な場所ですが、浦田クリニックは「顔にできることもあり、ニキビと間違われることがありますが」と書いており、頬に出ることもあるとしています。ニキビとの違いは原因で、ニキビが皮脂とアクネ菌による炎症であるのに対し、毛孔性苔癬は「角質の異常による『毛穴の詰まり』が原因」。そして「毛孔性苔癬は基本的に痛みやかゆみがありません」(出典:浦田クリニック)。二の腕や太ももにも同じ粒が広く出ているなら、まずは二の腕のブツブツの正体のほうが本題に近いはずです。

症状が違うと感じたら

皮膚科に行く合図と、今日からやらないほうがいいこと

1ヵ月変わらない・強くかゆい・大きさが揃っている、のどれかで受診

受診の合図を3つに絞ります。ひとつ、市販で1ヵ月続けても数が変わらないこと。これはペアアクネクリームWの添付文書が示す区切りとも合っています。ふたつ、持続的で強いかゆみがあること。みっつ、粒の大きさが不自然に揃っていること。後ろの2つはマラセチア毛包炎の特徴です。

3つのどれかに当てはまるなら、市販で粘る時間がそのまま遠回りになります。皮膚科は、悪化してから行く場所ではなく、正体を確かめに行く場所。保険診療で処方される外用薬には、市販薬とは作用の違うものがあります。何が出るのかを先に知っておきたい人は、ニキビで皮膚科が出す薬に目を通しておくといいでしょう。

受診を急がなくていいのは、粒の数が少しずつ減っている場合。増えていない時点で、方向は間違っていません。

潰さない、毛抜きで取らない。今日から始めるならこの順番で

やらないほうがいいことは2つ。指で潰すことと、毛抜きやピンセットでつまみ出すことです。どちらもその瞬間は平らになる。ただし皮膚の下で炎症が広がれば、白い粒だったものが赤い跡や凹みに置き換わります。数週間かけて減らす話を、数十秒で数か月ぶんの遠回りに変える行為だと思ってください。僕はこれで頬に薄い跡を残しました。

ゴシゴシこするのも同じ枠。角層が厚くなるところから詰まりは始まる以上、刺激で肌を守りに入らせるのは筋が悪い。

最後に順番だけ並べ直します。まず②薬用化粧水を毎日朝晩。2週間あけて①酵素洗顔パウダーを1日1回、朝か夜のどちらか。出てしまった粒には③ペアアクネクリームWを患部にだけ。数えるのは4週目と8週目、鏡の同じ範囲で。かゆみが強い、大きさが揃っている、1ヵ月変わらない、のどれかが出たら、そこで市販は切り上げて皮膚科へ。

今日いちばん効くのは、粒を触らないと決めることかもしれません。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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