「アレクサ、鍵を閉めて」が通らない。スマートロックを取り付けた当日に、そう気づく人がいます。製品が壊れているわけでも、設定を間違えたわけでもありません。その機種が、本体だけではAlexaと繋がらない造りだったというだけです。
今回並べた8点のうち、3点がこれに当たります。セサミ6 Pro、SwitchBotのカーテン3、SwitchBotの開閉センサー。この3点はいずれもWi-Fiモジュールを積んでおらず、通信はBluetoothだけです。スマホのアプリから手元で動かすところまでは本体だけで足りますが、AlexaやGoogleアシスタント、Apple HomeKitに繋ぐには別売のハブが要ります。商品ページの価格は、この3点については「まだ全部の金額ではない」という読み方をしてください。
もうひとつ、家によっては致命的になるのがWi-Fiの帯域です。Wi-Fiに直接繋ぐ5点のうち、Tapo P105・SwitchBotのスマート電球・Tapo C210の3点は2.4GHz専用でした。5GHzの電波しか使っていない設定のままだと、アプリの初期設定の途中で先へ進めなくなります。
そこでこの記事では、楽天・Yahoo!ショッピング・各メーカーの公式ページで価格と仕様を確かめた8点を、単体で動く5点 → ハブが要る3点の順に並べ直しました。表も見出しも締めも、この順番で揃えてあります。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
8点は「単体で動く5点」と「ハブが要る3点」に割れました
スマートホームの製品は、見た目からは通信方式が分かりません。同じ棚に並んでいても、Wi-Fiで家のルーターに直接繋がる機種と、スマホとBluetoothで手元だけ繋がる機種が混ざっています。この違いが、そのまま「声で操作できるかどうか」に直結します。
単体で動くのは、Echo Dot・Nest Hub・Tapo P105・SwitchBotのスマート電球・Tapo C210の5点です。箱を開けてアプリを入れれば、その日のうちに声が通ります。残る3点は、施錠や開閉といった動作そのものはアプリで動かせますが、音声操作と外出先からの操作にハブを足す前提の設計になっています。
どちらが優れているという話ではありません。鍵やカーテンレールに後付けする機器は、電池やバッテリーで動かす必要があります。Wi-Fiは電力を食うので、Bluetoothに寄せて電池寿命を稼ぐ設計が選ばれている、という背景があります。
下の表は、これから紹介する順番のまま並べました。安い順ではありません。
| 商品と役割 | 単体で動くか | Wi-Fiと実売価格 |
|---|---|---|
| Amazon Echo Dot 第5世代(声の入口) | 単体で動く / Alexa内蔵 | 2.4GHzと5GHzの両対応 / 7,480円前後 |
| Google Nest Hub 第2世代(7インチ画面付き) | 単体で動く / Googleアシスタント内蔵 | 2.4GHzと5GHzの両対応 / 13,800円前後 |
| TP-Link Tapo P105(家電の入切) | 単体で動く / Alexa・Googleに対応 | 2.4GHz専用 / 1,400円前後 |
| SwitchBot スマート電球 E26(照明) | 単体で動く / Alexa・Google・Siriに対応 | 2.4GHz専用 / 1,880円前後 |
| TP-Link Tapo C210(室内カメラ) | 単体で動く / Alexa・Googleに対応 | 2.4GHz専用 / 4,500円前後 |
| セサミ6 Pro(スマートロック) | ハブが要る / 単体はBluetoothのみ | Wi-Fi非搭載 / 7,300円前後 |
| SwitchBot カーテン3(カーテンの自動開閉) | ハブが要る / 単体はBluetoothのみ | Wi-Fi非搭載 / 7,700円前後 |
| SwitchBot 開閉センサー(ドアと窓) | ハブが要る / 単体はBluetoothのみ | Wi-Fi非搭載 / 2,750円前後 |

注文する前に、ルーターの2.4GHzが生きているか見てください
2.4GHz専用の3点は、5GHzのネットワークには繋がりません。ここは相性や電波の強さの問題ではなく、そもそも受け取れない帯域だという話です。スマホが5GHzに繋がっていると、初期設定のアプリが機器を見つけられずに止まります。
確かめ方はかんたんです。スマホのWi-Fi設定を開いて、ネットワーク名の一覧を見てください。「〜-G」「〜-2G」「〜-a」「〜-5G」のように末尾で分かれていれば、2.4GHz側が生きています。名前がひとつしか出てこないルーターは、2つの帯域を自動で切り替えるバンドステアリングという仕組みで束ねている場合があり、この状態が設定を難しくします。
対処は、ルーターの管理画面で一時的に5GHzを切るか、2.4GHz専用のネットワーク名を分けて出すかの二択です。設定が終わってしまえば、機器は2.4GHz側を掴んだまま動き続けます。スマホは元の5GHzに戻して構いません。
買う前に確かめておく4つ
- ルーターに2.4GHzのネットワーク名があるか。無ければ管理画面から分離する
- 玄関のサムターン形状。セサミは公式サイトの対応表で自分の鍵を確認する
- カーテンレールの断面。角型とU型は同じ品番、ポールタイプは別品番です
- コンセントの空き。Echo DotもTapo C210もACアダプターでの常時給電式です
単体で動く5点。届いたその日から声が通ります
ここからの5点は、ハブを足さずに音声アシスタントまで届きます。1点目に買うならこのグループから選ぶのが安全です。
何から買うか迷っているなら、Amazon Echo Dot 第5世代
声で操作する暮らしの入口として、まず据えたい1台です。Alexaを内蔵していて、ハブを介さずWi-Fi経由で対応機器を操作できます。この記事のTapo P105やSwitchBotのスマート電球は、いずれもAlexaへの対応を公式が明記した製品です。Echo Dotがあれば、音声で操作できる組み合わせになります。
対応するWi-Fiは802.11a/b/g/n/acのデュアルバンドで、2.4GHzと5GHzのどちらでも繋がります。ルーターの設定をいじらずに済むのは、この記事の8点の中では少数派です。電源はACアダプターでコンセントに直結する方式で、電池では動きません。
球体型で、色はグレーシャーホワイトのほかチャコールとディープシーブルーが選べます。惜しいのは画面が無いところで、天気や音楽の情報は目で追えません。そこを割り切れる人には、7,480円前後という値段は妥当な水準です。楽天とYahoo!ショッピングのどちらも7,480円で在庫がありました。
AndroidとGoogleで揃えている人には、Google Nest Hub 第2世代
7インチの画面が付いた据置き型です。Googleアシスタントを内蔵していて、単体で家電操作ができます。加えてThreadボーダールーターを内蔵しているため、対応するスマート機器に対してはこれ自体がハブの役目も引き受けてくれました。スマートホームを広げていく前提なら、この一台が中心になります。
Wi-Fiは802.11b/g/n/acのデュアルバンド対応です。画面があるぶん、キッチンでレシピを出しながらタイマーを声でかける、といった使い方まで届きます。電源はACアダプター経由でコンセントに繋ぎます。
引っかかるとすれば、Wi-Fi経由で家電を操作するにはGoogle Home対応の機器が別に要る点でしょう。本体を買っただけでは操作する相手が増えません。実売は楽天の3店舗で13,480円から14,150円と開きがあり、8点の中でいちばん高い価格帯です。Googleのサービスで生活が回っている人なら、この差額は回収できます。
千円台で1つ試すなら、TP-Link Tapo スマートプラグ P105
8点の中でいちばん安い1,400円前後です。コンセントに直挿しして、その先に繋いだ家電を丸ごと入切します。扇風機、間接照明、加湿器といった「スイッチが物理的にある家電」を、そのままアプリと声の操作対象に変えられるのが効きます。
対応する音声アシスタントはAlexaとGoogleアシスタントです。SiriとHomeKitには対応していないので、iPhoneの「ホーム」アプリで一括管理したい人は候補から外れます。Wi-Fiは2.4GHzのみです。
使える機器には上限があり、繋いだ家電の合計が最大負荷電流10Aを超えるものには使えません。ドライヤーや電気ケトルのような消費電力の大きい家電は対象外と考えてください。湿気の多い場所と屋外での使用も不可です。楽天が1,400円、Yahoo!ショッピングが1,398円で、どちらも在庫がありました。まず1つ試して感触を掴みたい人に向いています。
賃貸で照明から始めたいなら、SwitchBot スマート電球 E26
いま付いている電球を外して、ねじ込むだけで終わります。工事も配線も要らないので、退去時に原状回復で困りません。賃貸住まいの人が最初の一歩に選びやすいのは、この手軽さがあるからです。
E26口金で800lm、60W形相当の明るさです。調光と調色に対応していて、白から電球色まで、さらにRGBの色味まで変えられます。Works with Alexa認定を受けているほか、Google Home、Siriのショートカット経由、IFTTTにも繋がります。ハブは不要で、Wi-FiでもBluetoothでも直接操作できる設計です。
Wi-Fiは2.4GHz専用と公式に明記されています。5GHz専用の設定で運用している家では、ここが最初の関門になります。電源は照明ソケットから取るので、電池もUSBも要りません。1,880円前後で、楽天の公式ショップが1,780円、Yahoo!公式が1,980円でした。

留守中の部屋を見たいなら、TP-Link Tapo ネットワークカメラ C210
300万画素で、パンチルトの首振りに対応します。スマホから左右上下に振れるので、1台で部屋のほぼ全体を追えます。ペットや高齢の家族の様子を外から確かめたい、という目的に素直に答えてくれる機種です。
録画はmicroSDへのローカル保存が基本で、最大512GBまで入ります。クラウドへ残したい場合は別途サブスクリプションの契約が必要になるので、そこまで含めて考えてください。AlexaとGoogleアシスタントに対応し、音声で映像を呼び出せます。SiriとHomeKitには非対応です。
Wi-FiはIEEE802.11b/g/nの2.4GHzのみです。電源はACアダプターでの常時給電式で、電池では動きません。コンセントの位置が設置場所を決めてしまう点は、買う前に見取り図で確かめておきたいところです。実売は楽天が4,330円、Yahoo!ショッピングが4,600円で、4,500円前後と見ておけば大きく外れません。
ハブが要る3点。本体の値段だけで判断しないでください
ここからの3点は、商品ページの価格にハブの代金が上乗せされます。セサミ6 Proなら別売のSesame Hub 3、SwitchBotの2点ならSwitchBotハブシリーズ(ハブミニまたはハブ2)です。1点目にこのグループを選ぶ人は、ハブとセットで予算を組んでください。
逆に言えば、SwitchBotのハブを1台持っていれば、カーテン3も開閉センサーもその1台にぶら下げられます。SwitchBot製品を2つ3つと増やしていく前提なら、ハブの代金は最初の1回だけです。ここは足し算のしかたで印象が変わるところなので、自分がどこまで広げるつもりかを先に決めておくと迷いません。
鍵の閉め忘れが不安なら、セサミ6 Pro
既存のサムターンに3M両面テープで貼り付ける後付け式です。工事は要らず、鍵そのものを交換する必要もありません。賃貸でも導入しやすいのは、この取り付け方だからです。
施錠と解錠は、スマホのアプリとBluetoothの範囲であればハブ無しでも動きます。ただしAlexa・Googleアシスタント・Apple HomeKitと繋いで声で操作したり、外出先から施錠を確かめたりするには、別売のSesame Hub 3をMatter経由で足す形になります。本体はBluetooth接続のみで、Wi-Fiモジュールは載っていません。
電源は電池式で、電池寿命は1年以上、残量が少なくなると通知が来ます。スマートロックとしては1万円を切る水準で、実売はAmazon経由で6,783円、楽天の公式ショップが7,900円と幅がありました。7,300円前後を基準に、店を見比べてください。
朝どうしても起きられないなら、SwitchBot カーテン3
決まった時刻にカーテンを開けてくれます。目覚まし時計の音で起きるのではなく、光で起きる形に変えられるのが、この製品を入れる一番の理由でしょう。
対応するのは角型とU型のレールで、ポールタイプには別の品番が用意されています。ここを間違えると取り付けられないので、注文前にレールの断面を見てください。耐荷重は16kgまでです。電源は内蔵の充電式バッテリーで、USBで充電します。別売のソーラーパネルを足せば充電の間隔を延ばせます。
通信はBluetooth 4.2で、本体にWi-Fiは載っていません。カーテンの自動開閉そのものはアプリとBluetoothで動きますが、AlexaやGoogleアシスタント、SmartThings、IFTTTでの音声操作はSwitchBotハブシリーズとの併用が条件と公式に明記されています。楽天で7,765円、在庫ありでした。
防犯と閉め忘れの両方が気になるなら、SwitchBot 開閉センサー
ドアや窓に両面テープで貼るだけです。配線は一切要らず、電池で動きます。玄関、勝手口、寝室の窓と、気になる場所に安く増やせるのが強みで、2,750円前後という値段はこの用途では扱いやすい部類に入ります。
開閉を検知したときに通知を飛ばしたり、他のSwitchBot機器を連動させたりする使い方が本領です。ただし外出先への通知や、Alexa・Google Home・IFTTT・Siriショートカットとの連携には、別売のSwitchBotハブが必要になります。本体単体はBluetooth接続のみなので、ハブを足すまでは手元で完結する使い方になるでしょう。
電池式なので、残量の管理という手間はどうしても残ります。何枚も貼るほど、電池交換の対象が増えていく点は頭に入れておいてください。実売は楽天が2,680円、Yahoo!ショッピングが2,510円でした。
買ってから引っかかりやすいところを、先に潰しておきます
いちばん多いのが、繰り返しになりますがWi-Fiの帯域です。2.4GHz専用の3点は、5GHzしか出ていない家では初期設定を終えられません。買う前にルーターを確かめる、この一手間だけで避けられます。
次に多いのが取り付けの寸法です。セサミ6 Proはサムターンの形状、カーテン3はレールの断面に依存します。どちらも公式サイトに対応の可否が出ているので、玄関と窓を実際に見ながら確かめてください。カーテンの重さが16kgを超えていないかも、あわせて見ておきたいところです。
電源の取り方も、意外に後から効いてきます。Echo Dot・Nest Hub・Tapo C210・Tapo P105はコンセントが要ります。セサミ6 Proと開閉センサーは電池、カーテン3は内蔵バッテリーの充電です。電池とバッテリーの機器は、切れたときに動かなくなるという当たり前のことが、鍵やカーテンでは地味に困ります。
音声アシスタントの相性も見落としがちです。Tapo P105とTapo C210はSiriとHomeKitに対応していません。iPhoneの「ホーム」アプリで全部をまとめたい人は、ここで候補が絞られます。
買ってすぐ設定したいときの準備
- スマホを2.4GHz側のネットワークに繋ぎ替えておく
- 各メーカーのアプリを先に入れてアカウントを作っておく
- セサミとSwitchBotの2点は、ハブを同時に注文したか確認する
- 電球はソケットの口金がE26かどうかを、外して見ておく
1点目に何を選ぶかで、その後の広がり方が変わります
千円台で試すなら、Tapo P105かSwitchBotのスマート電球です。どちらもハブが要らず、失敗しても金額が痛くありません。声の操作まで含めて体験したいなら、Echo Dotを足すか、AndroidとGoogleで生活が回っている人はNest Hubを選んでください。
鍵とカーテンから入りたい人は、ハブの代金を最初から予算に入れてから比べてください。本体だけの価格で並べると、この3点は実際より安く見えます。逆に、SwitchBotで揃えていくつもりなら、ハブの費用は最初の1回きりでしょう。
家電をまとめて声で動かす方向に広げたくなったら、赤外線リモコンを束ねる機器も選択肢に入ってきます。エアコンやテレビのように、リモコンで動く家電を取り込む考え方です。
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