ソニーに決めたあとで時間を食うのは、だいたい型番のほうです。WF-1000XM6、WF-1000XM5、LinkBuds S、LinkBuds Open、WF-C710N。売り場にこの5つが横並びになると、英数字の羅列にしか見えません。
先に結論から書きます。この5機種を分けているのは、ノイズキャンセリングが要るか、耳をふさぎたいか、いくらまで出すかの3点でした。音質の細かい違いから比べ始めると、たいてい途中で分からなくなります。この3点さえ決まれば、候補は1機種か2機種まで減ります。
価格の幅も先に知っておくと楽です。いちばん下のWF-C710Nが13,500円前後、いちばん上のWF-1000XM6が39,800円前後ですから、その差は2万6千円ほどになります。同じメーカーの完全ワイヤレスでも、ここまで離れているのだと知っておいてください。
以下は連続再生時間・対応コーデック・質量・防滴性能を、ソニーの公式仕様ページで確認したうえで並べました。数字の出どころがはっきりしていると、店頭のポップに振り回されずに済みます。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
型番のどこを見れば違いが分かるのか
5機種の型番は、いずれも「WF」で始まっています。違いが出るのはその後ろで、大きく3つの系統に分かれていました。
ひとつめが1000Xシリーズで、WF-1000XM6とWF-1000XM5がここに入ります。末尾のM6・M5は世代を示していて、数字が大きいほうが新しい世代になります。ふたつめがLinkBudsシリーズで、LinkBuds S(型番はWF-LS900N)とLinkBuds Open(型番はWF-L910)が該当しました。3つめがCシリーズのWF-C710Nで、5機種のうち価格をいちばん抑えた位置にあります。
ここを押さえておくと、型番を見た瞬間に「上位の系統なのか、装着感で選ぶ系統なのか、価格重視なのか」が判断できます。型番の数字を全部覚える必要はありません。実質は系統とノイズキャンセリングの有無、この2つだけを見ればよいのです。
| 系統 | この記事の該当機種 | 選ぶときの決め手 |
|---|---|---|
| 1000Xシリーズ | WF-1000XM6・WF-1000XM5 | ノイズキャンセリングと音を最優先する人 |
| LinkBudsシリーズ | LinkBuds S・LinkBuds Open | 装着感と外の音の聞こえ方で選ぶ人 |
| Cシリーズ | WF-C710N | 予算を抑えてノイズキャンセリングを試す人 |

耳をふさぐか、ふさがないかで半分に絞れます
5機種のうち、ノイズキャンセリングを積んでいないのはLinkBuds Openだけでした。公式の仕様ページにもノイズキャンセリングの記載がなく、耳をふさがない開放型として作られています。残る4機種、WF-1000XM6・WF-1000XM5・LinkBuds S・WF-C710Nはいずれもノイズキャンセリングに対応していました。
ここが最初の分かれ道になります。通勤電車や飛行機の騒音を消したいのであれば、LinkBuds Openは候補から外してください。反対に、在宅ワーク中にインターホンを聞き逃したくない、ランニング中に後ろから来る車の音を拾っていたい、といった使い方ならノイキャン付きの4機種は向きません。外音取り込み機能で代用する手もありますが、最初から耳をふさがない設計のほうが素直に感じます。
耳をふさがない方向をさらに詰めたいなら、骨伝導イヤホンという別の答えもあります。まずは自分がどちらの側にいるのかを決めてしまいましょう。
WF-1000XM6とWF-1000XM5、約1万2千円の差をどう見るか
上位の1000Xシリーズは2機種あって、ここでいちばん迷う人が多いはずです。公式の仕様を並べると、意外なほど数字が重なりました。
連続再生時間はどちらも最大8時間(ノイキャンオン)で、オフにすれば最大12時間まで伸びました。対応コーデックもSBC・AAC・LDAC・LC3で並びます。防滴性能もどちらもIPX4です。質量は最新のWF-1000XM6が約6.5g×2、前世代のWF-1000XM5が約5.9g×2ですから、数字の上では前世代のほうが軽いという結果でした。
つまり「新しいほうが全部上」という単純な話ではありません。カタログの数字で見えるところは、ほぼ横並びです。39,800円前後と27,800円前後、およそ1万2千円の差は、ノイズキャンセリング・通話品質・音質を最新世代のものにするために払う金額だと考えるのが近いと思います。
長く使うつもりで、ノイキャンにも通話にも妥協したくないのなら、上を選んでおくと後悔が残りません。ここは正直、価格を見て一度手が止まるところでもあります。
ソニー(Sony) ワイヤレスノイズキャンセリングステレオイヤホン WF-1000XM6
参考価格 39,800円前後
ノイキャン性能と音質を最優先するなら選ぶ最新フラッグシップ。
一方で、同じ最大8時間、同じLDAC対応、同じIPX4という条件を、1万2千円安く手に入れられるのが前世代のWF-1000XM5です。最新の機能に強いこだわりがないのであれば、こちらを取りに行く判断も十分に成立します。
ソニー(Sony) ワイヤレスノイズキャンセリングステレオイヤホン WF-1000XM5
参考価格 27,800円前後
最新XM6より安くノイキャン性能を確保したい人向けの前世代フラッグシップ。
軽さを最優先するならLinkBuds S
LinkBuds S(型番WF-LS900N)の質量は約4.8g×2で、今回の5機種の中でもっとも軽い数字でした。耳に入れたときの存在感が小さく、長時間つけていても負担になりにくい方向に振られています。ノイズキャンセリングと外音取り込みにも対応していますから、軽さのために機能を捨てているわけでもありません。
弱点は電池のもちです。連続再生時間は最大6時間(ノイキャンオン)、オフでも最大9時間で、1000Xシリーズの最大8時間/最大12時間と比べると短めでした。1日中つけっぱなしにする使い方だと、途中で一度ケースに戻す前提になります。コーデックはSBC・AAC・LDAC・LC3に対応、防滴はIPX4相当と公式ページに記載がありました。
実勢は2万円前後です。軽さと装着感を最優先にしたい人にとっては、ここが一番の落としどころになります。
ソニー(Sony) ワイヤレスノイズキャンセリングステレオイヤホン LinkBuds S
参考価格 20,000円前後
軽さと装着感を優先しつつノイキャンも欲しい人向けの標準モデル。
周囲の音を聞きながら使うLinkBuds Open
LinkBuds Open(型番WF-L910)は、耳をふさがない開放(リング)型です。ノイズキャンセリングは搭載していませんが、それは弱点というより設計の方向そのものだと受け取ってください。在宅ワーク中に家族の声を拾いたい、走っているあいだ周囲の状況を切りたくない、という使い方に合っています。
連続再生時間は最大8時間で、これは1000Xシリーズのノイキャンオン時と同じ数字でした。質量は約5.1g×2、防滴はIPX4相当。対応コーデックはSBC・AAC・LC3で、LDACには対応していません。ハイレゾ相当の伝送を重視する人には、ここが引っかかると思います。
価格は1.7万円前後ですが、この機種は店舗による差がとくに大きく出ました。実売を2〜3店ぶん見比べてから買うほうが安心です。
予算を抑えてノイズキャンセリングから入るWF-C710N
13,500円前後という価格でありながら、ノイズキャンセリングを積んでいるのがWF-C710Nです。5機種の中では価格帯のいちばん下にあたります。
面白いのは電池で、連続再生時間は最大8.5時間(ノイキャンオン)と、今回の5機種の中でノイキャンをオンにしたときの数字がもっとも長いという結果でした。オフにすれば最大12時間です。質量は約5.2g×2、防滴はIPX4と公式に記載があります。
割り切られているのはコーデックで、対応はSBC・AACのみ、LDACには非対応でした。音源や再生環境にこだわりがない段階であれば、ここは実害になりにくい部分です。ノイズキャンセリングというものを一度試してみたい、という入口にはよく合うと思います。
買ったあとで気づきやすい、惜しいところ
良いところだけを並べても選べませんので、5機種それぞれで引っかかりやすい点も先に出しておきましょう。
- WF-1000XM6は価格が今回の上限で、機能を使い切らない人には過剰になりがち
- WF-1000XM5は前世代なので、WF-1000XM6の世代で入った新しい機能は載っていない
- LinkBuds Sは連続再生時間が最大6時間(ノイキャンオン)と短め
- LinkBuds Openはノイズキャンセリング非搭載で、騒音下の遮音は他の4機種に及ばない
- WF-C710NはLDAC非対応で、質量も約5.2g×2と1000Xシリーズよりやや重い
もうひとつ、実売価格の振れ幅にも触れておきます。今回どの機種も複数の通販モールで実売を見ましたが、同じ型番でも店によって金額がかなり動きました。とくにLinkBuds Openは差が大きかったので、1店だけ見て決めないでください。
買う前に決めておくこと
- 電車や飛行機で使う時間が長いか
- 耳をふさいだままだと困る場面があるか
- LDACで聴ける再生環境を持っているか
- 一度つけたら何時間つけっぱなしにするか
使う場面から型番を逆算する
ここまでの内容を、公式仕様の数字で並べ直します。ノイキャンをオンにしたときの連続再生時間と、対応コーデックの2つが、実用のうえでいちばん効いてくる項目でした。
| 機種 | 連続再生時間(ノイキャンオン) | 対応コーデック |
|---|---|---|
| WF-1000XM6 | 最大8時間 | SBC・AAC・LDAC・LC3 |
| WF-1000XM5 | 最大8時間 | SBC・AAC・LDAC・LC3 |
| LinkBuds S | 最大6時間 | SBC・AAC・LDAC・LC3 |
| LinkBuds Open | 最大8時間(ノイキャン非搭載) | SBC・AAC・LC3 |
| WF-C710N | 最大8.5時間 | SBC・AAC |
なお防滴性能については、5機種とも公式ページにIPX4(機種によっては「IPX4相当」)という表記がありました。汗や小雨を気にする場面では、どれを選んでも極端な差はつきません。
こう並べ直すと、選び方はかなり素っ気なくなります。騒音を消したい時間が長いならノイキャン付きの4機種から、耳をふさぎたくないならLinkBuds Open。そのうえで、軽さを取るならLinkBuds S、価格を取るならWF-C710N、性能を取るならWF-1000XM6かWF-1000XM5という並びです。
ソニー以外まで広げて、静けさだけで決めたいときは範囲を変えてください。ノイズキャンセリングイヤホンのほうで、人気の6機種を比較しました。

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型番選びをもう一度だけ整理します
最初に挙げた3つの問いに戻ります。ノイズキャンセリングが要るかどうかで、LinkBuds Openが残るか外れるかが決まりました。次に耳をふさぎたいかどうかで、開放型か密閉型かが決まります。最後に予算で、13,500円前後のWF-C710Nから39,800円前後のWF-1000XM6までのどこに着地するかが決まりました。
型番の英数字は、この3つの問いを言い換えたものにすぎません。WFのあとに1000Xと書いてあれば上位、LinkBudsと書いてあれば装着感の系統、Cと書いてあれば価格を抑えた系統。そう読めるようになれば、売り場で立ち止まる時間はかなり短くなります。
最後にひとつだけ添えておくと、価格は時期と在庫でよく動きます。買うと決めた機種が固まったら、その日の実売を複数の店で見比べてから注文してください。
※本記事はプロモーションを含みます

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