ビタミンC誘導体の化粧水を7種ならべると、全成分欄に書かれている成分の名前はばらばらです。アスコルビルリン酸Na、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、3-グリセリルアスコルビン酸。同じ名前を使っている2本もあれば、5種を組み合わせた1本もあります。同じ「ビタミンC誘導体」という言葉が並んでいても、商品ページの説明の仕方も、パーセントの出し方も別ものです。
この記事では、成分の名前と濃度の表示、そして1本の量を7種ぶん並べました。どのビタミンC誘導体が入っているかが見えると、自分の悩みに近いものを絞り込めます。
先に行き先を書いておきます。日焼けによるシミの予防まで求めるならトゥヴェール、乾燥によるくすみとキメの乱れが重なっているならKISO CARE。悩みがはっきりしている人は、この2つが入口になります。
残る5種は後半で1本ずつ見ていきます。化粧水1本で美容液のような濃さまで欲しい人にはプリモディーネ、濃さを数字で確かめたい人にはCONODO、首やデコルテまで続けて使いたい人にはCVITAS、成分をできるだけ絞りたい人にはビーエス・コスメ、量をたっぷり使いたい人にはsuhadaです。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
化粧水に入るビタミンC誘導体の種類
7種の全成分欄と注記を並べると、書かれている名前はこうなります。KISO CAREとビーエス・コスメは「アスコルビルリン酸Na」。トゥヴェールは有効成分の「L-アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム」。プリモディーネとCONODOは「3-グリセリルアスコルビン酸」と「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」を持ち、suhadaは「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル」を入れています。CVITASだけは性質の異なる5種をまとめた組み合わせです。
濃度をパーセントで出している商品もあります。KISO CAREは3%、ビーエス・コスメは5%、トゥヴェールは6%高濃度(当社比)、CONODOは原液10%。プリモディーネとCVITAS、suhadaは、パーセントではなく成分の名前と種類で見せる形です。
うるおいのほうを軸にしたい人にはヒアルロン酸の化粧水という道もありますが、ここではビタミンC誘導体でそろえました。
| 商品名 | 表示されているビタミンC誘導体 | 内容量 |
|---|---|---|
| トゥヴェール 薬用ホワイトニングローションαEX | L-アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム(有効成分) | 120mL |
| KISO CARE キソ ホワイトローション VC | アスコルビルリン酸Na | 120ml |
| プリモディーネ シーバムコントロール VCローションⅡ | 3-グリセリルアスコルビン酸/パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na | 100mL |
| CONODO VCローションブライト | 3-グリセリルアスコルビン酸/ビスグリセリルアスコルビン酸/パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na | 120ml |
| CVITAS シービタス C LOTION+ | アスコルビルグルコシドなど5種 | 300ml |
| ビーエス・コスメ 安定型ビタミンC誘導体5%溶液 | アスコルビルリン酸Na | 100mL |
| suhada VC-100 プレミアム DX | パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na/テトラヘキシルデカン酸アスコルビル | 500ml |
迷ったときの見どころ
- 日焼けによるシミの予防まで求めるなら、有効成分で表示しているトゥヴェール
- 乾燥によるくすみとキメの乱れが重なっているときはKISO CARE
- 化粧水1本で美容液のような濃さまで欲しいならプリモディーネ
- 濃さを数字で確かめたい人には、原液10%と書いているCONODO
- 顔から首・デコルテまで1本で続けるならCVITAS
- 全成分は5つだけのビーエス・コスメ。量をたっぷり使うならsuhada
表と見比べながら読むと、7種がそれぞれどこを引き受けているのかが見えてきます。
ビタミンC誘導体の化粧水おすすめ7種
シミを防ぐ有効成分が入ったトゥヴェール
トゥヴェールの薬用ホワイトニングローションαEXは、有効成分にL-アスコルビン酸リン酸エステルナトリウムを使った化粧水です。商品説明の逐語は「ビタミンC誘導体APS *1 6%高濃度 *2 配合の希少な薬用美白 *3 化粧水。シミ *4 ・くすみ *5 ・キメやニキビ *6 が気になる肌に確かな実力で応えます。」*1はL-アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム(有効成分)、*2が当社比、*3がメラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐこと、*4が日焼けによるものだと注記されています。
続く一文は「メラニンの生成を防いでシミ・ニキビを予防し、透明感あふれるハリツヤ肌へ導きます。」日焼けによるシミとニキビの予防を1本で引き受けてほしい人には、この並びが手がかりになります。
同じ説明の最後には「イオン導入、美顔器でご使用いただけます。」の一文もあります。美顔器を持っている人にとっては、ここが決め手になるはずです。有効成分はもうひとつ、グリチルリチン酸モノアンモニウムが並びます。
内容量は120mL(約2ヶ月分)で、価格は3,960円前後です。
日焼けによるシミやそばかすを防ぐ働きから選びたいなら、まずこの1本を見てください。
KISO CAREは乾燥によるくすみとキメに
KISO CAREのキソ ホワイトローション VCは、安定型ビタミンC誘導体を3%配合した化粧水です。※1の注記に「アスコルビルリン酸Na(整肌成分)」とあり、商品名の「ビタミンC誘導体 3%」がこの成分を指しています。
説明は、誘導体そのものの紹介から始まります。「即効型、安定型と呼ばれるビタミンC誘導体(APS) ※1 は、一般的に整肌成分として、キメを整えるなどの美肌作用があり、通常のビタミンCに比べ酸化されにくい特徴があります。」と書かれていて、なぜ安定型を選んだのかが読む側に伝わる書き方です。
想定されている悩みも並んでいます。くすみ(乾燥による)、キメの乱れ、肌荒れ、皮脂が多い、ハリが欲しい。ここに合わせてあるのがハイドロキノン誘導体とも呼ばれるアルファーアルブチンで、「美肌成分(ハイドロキノン)を誘導体化して安定性を高めた成分。敏感肌の方にも優しい使いここちです。」と説明されています。
うるおいの説明が付いているのは4種のヒアルロン酸で「潤いをさらに向上」とあり、そのほかに国産北海道オーガニックハトムギエキス(ヨクイニン)の新配合、ツボクサエキス(CICA)などを含む7種類のエキスの配合、8つの無添加という表示もあります。120ml(約2ヵ月分)入って、価格は3,870円前後です。
乾燥によるくすみ、キメの乱れ、そして皮脂。この3つが同時に気になっているなら、候補の上のほうに来る1本です。
プリモディーネは濃さで選ぶ1本
プリモディーネのシーバムコントロール VCローションⅡについて、公式はこう書いています。「お肌に沁み込む※新型ビタミンC誘導体[APPS(アプレシエ)]+ビタミンC誘導体を高配合のまるで美容液のような化粧水。パラベン、フェノキシエタノール無添加だから敏感肌の方にもオススメ!」※は角質層までという注記です。
全成分には「3-グリセリルアスコルビン酸」と「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」が並び、α-アルブチンも入っています。APPSはアプレシエとも呼ばれる新型のビタミンC誘導体だと、商品説明のなかで名前が出ています。
内容量は「100mL(約45日〜60日)」と書かれていて、価格は5,500円前後です。原産国は日本。化粧水と美容液の境目にあるような濃さを、1本で済ませたい人に向く形です。
パラベンとフェノキシエタノールを避けたい人にも、選択肢として残ります。
CONODOは原液10%と表示しています
CONODOのVCローションブライトは、商品ページのキャッチコピーに「*安定型 ビタミンc誘導体 原液10%配合*キメ ハリ シミ くすみ 年齢肌 のお悩みに 紫外線ダメージ を徹底ケア」と書かれた化粧水です。キメ、ハリ、シミ、くすみ、年齢肌と5つが挙がり、そのあとに紫外線ダメージへのケアが続きます。気になるところが1つに絞りきれていない人ほど、重なる項目が多くなります。
続くのは「CICA APPS a-アルブチン 配合」の一行です。成分内容には「3-グリセリルアスコルビン酸」「ビスグリセリルアスコルビン酸」「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」が並び、α-アルブチンとツボクサエキスも入っています。内容量は120ml、価格は2,160円前後です。
手がかりになるのは原液10%という表示と、この成分の並びです。薄いものでは物足りず、濃度を数字で確かめてから決めたい人は、ここを見て判断できます。
CVITASは5種のビタミンC誘導体入り
CVITASのシービタス C LOTION+は、性質の異なるビタミンC誘導体を5種まとめて入れた化粧水です。注記に並ぶのは「アスコルビルグルコシド、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、リン酸アスコルビルMg、3-グリセリルアスコルビン酸、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(製品の抗酸化剤)」の5つです。同じ名前が全成分欄にもそのまま並んでいます。
商品説明の書き出しは、こんな方におすすめ、という呼びかけです。「透明感※1のあるツヤ肌を目指したい方」「乾燥・うるおい不足による毛穴やくすみ※2が気になる方」「ビタミンCケアを毎日たっぷり続けたい方」と並びます。※1は保湿効果によるもの、※2は乾燥やうるおい不足によるものという注記つきです。
入っているのはビタミンC誘導体だけにとどまりません。レチノール誘導体(パルミチン酸レチノール・保湿成分)、バクチオール(保湿成分)、アゼライン酸誘導体(整肌成分)を加え、グルタチオン、フラーレン、CICA(ツボクサエキス)が「肌荒れを防ぎ、ゆらぎがちな肌をすこやかに保ちます。」と説明されています。コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドも並び、「※エタノールは含有していません。」の表示もあります。
大容量300ml(約2ヶ月分)で、「首・デコルテまで惜しみなく使えます」と書かれています。価格は2,480円前後。消費期限は未開封で3年間という記載です。
化粧水1本にいろいろ持たせたい人、そして顔から下まで続けて使いたい人に向きます。

成分5つで組んだビーエス・コスメの溶液
ビーエス・コスメの安定型ビタミンC誘導体 5% 溶液は、全成分が5つだけの化粧水です。水、アスコルビルリン酸Na、1,2-ヘキサンジオール、トレハロース、エチルへキシルグリセリン。商品名には「グリセリンフリー」の表記もあります。
公式の説明はこの二文です。「安定型ビタミンC誘導体(アスコルビルリン酸Na)を5%配合したローションです。紫外線などの乾燥によるお肌の悩みをビタミンC誘導体がサポートし、透明感のあるお肌へと導きます。」紫外線などの乾燥による肌の悩みに、ビタミンC誘導体1種で向き合う形になっています。
商品ページには使い方も出ています。「500円硬貨大の化粧水を手にとり、お顔全体をやさしくおさえこみながら、なじませます。乾燥を感じる部分には重ねづけしてください。」と、1回にとる量まで指定されています。内容量は100mLで、価格は1,520円前後です。
全成分は5つ、濃度は5%。今使っている化粧水を変えずに、ビタミンC誘導体だけ足したい人の候補になります。
500mLで届くsuhada VC-100
suhadaのVC-100 Bright Moisture Lotion プレミアム DXは、500mlのポンプ式です。全成分には「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル」が入っています。
商品説明はAPPSの浸透力から入ります。「100倍浸透型ビタミンC(APPS)誘導体の浸透力は今までのビタミンC誘導体の100倍ともいわれています。」と、伝聞の形で書かれた一文です。続けて「4種類のオーガニック成分と3種類の酵素を追加した、スペシャルローション。」「紫外線・年齢肌に負けないお肌作りをアプローチしてくれます。」とあります。
1本で500ml。上の表に並べた7種のなかで、いちばん量が多い1本になります。価格は1,375円前後です。
買うときに見ておきたい断りもあります。「※こちらの商品は、お取り寄せ商品になります。お取り寄せまでに、お時間を頂く場合があります、ご了承くださいませ。」すぐ手元に届く前提では動かないほうが安全でしょう。
1回に使う量を気にせず、毎日続けたい人に向いています。
suhada VC-100 Bright Moisture Lotion プレミアム DX 500ml
参考価格 1,375円前後
顔以外の背中や腕にも使いたくて、量を惜しみたくない人向け
使い始めてから戸惑いやすいところ
7種のうち何本かには、保管と開封後の期間に条件がついています。KISO CAREは「使用目安 開封後3ヵ月※冷蔵庫保管※」、プリモディーネは「開封後は3ヶ月以内をめどにお使いください。」、ビーエス・コスメは「気温が25度以上になる季節は冷蔵庫野菜室にて保管してください。」。買う前に冷蔵庫の置き場所を思い浮かべておくと、届いてから慌てずにすみます。
色や匂いが変わることへの断りも、複数の商品ページに出ています。トゥヴェールは製造ロットによって「製品の色が濃くなったり薄くなったりする場合がございますが、製品の劣化ではございません。」、プリモディーネは「ロットごとに、色や匂い・粘度が相違することがありますが、品質には問題ございません。」、CVITASは「天然成分を配合しているため、製品の色や香りが変わることがありますが、品質に問題はございません。」同じ商品でもロットで見た目が動く、という前提で受け取ってください。
ビタミンCを重ねて使いたい人は、化粧水のあとに足すビタミンC美容液の記事もあわせて読んでみてください。
CVITASの商品ページには使用上の注意も出ていて、「使用中、赤み、はれ、かゆみ、刺激、色抜け(白斑等)や黒ずみ等の異常があらわれた場合」には使用を中止するように書かれています。肌に合うかどうかは、どの化粧水でも同じように見ておきたいところです。
ここまでの条件は、商品ページにきちんと書かれているものばかりです。買う前にひと目通しておけば、置き場所にも届く日にも困らずにすみます。
結局どれを選べばいいか
ビタミンC誘導体の化粧水は、入っているというだけでは中身が決まりません。成分の名前と濃度の表示、それに1本の量まで見ていくと、7種の性格が分かれてきます。
日焼けあとが気になっているならトゥヴェール。乾燥によるくすみとキメの乱れが重なっているならKISO CARE。美容液のような濃さを化粧水で済ませたいならプリモディーネ、濃さを数字で確かめたいならCONODO。顔から下まで使うならCVITAS、成分を絞りたいならビーエス・コスメ、量を気にせず続けたいならsuhadaです。
表に並べた成分名は、商品ページの全成分欄と注記の表記からそのまま拾っています。迷ったら、上の表の「表示されているビタミンC誘導体」の列と内容量を、もう一度見比べてみてください。
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