結論から言います。ニキビ跡に効く化粧水を探すとき、まず決めるべきなのは商品ではなく自分の跡がどのタイプかです。赤いのか、茶色いのか、凹んでいるのか。この3つで、効くものがまったく変わります。
跡のタイプ別・打ち手の早見
- 赤い跡 … 炎症の名残。刺激を減らして鎮静に寄せる
- 茶色い跡(色素沈着) … メラニン。ビタミンC系が届く領域
- 凹んだ跡(クレーター) … 真皮の欠損。化粧品では戻らない
つまり化粧水で対処できるのは赤みと色素沈着までということです。ここを取り違えると、何本買っても変わりません。
この記事を書いた人
30代前半メンズ、都内在住。大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業と、現在3社目です。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものを発信しています。
脂性肌に加えてニキビ肌・敏感肌も併発しています。皮脂が多いのに刺激には弱いという厄介な肌質で、ニキビができては治り、また同じ場所に出る、を学生時代からずっと繰り返してきました。
市販薬から美容医療まで一通り試したうえで、いま何が効いて何が効かないかを自分の肌で確かめています。肌が弱い人がどこで失敗しやすいかも、身をもって知っているつもりです。
自分の跡がどれかを見分ける

赤い跡:炎症が引ききっていない状態
ニキビが治った直後、平らなのに赤いが残ることがあります。炎症で拡張した毛細血管がまだ元に戻っていない状態で、時間が経てば薄くなっていくタイプです。
触ると少し熱を持っていることもあります。この段階でやってはいけないのが、角質ケアや美白成分で攻めること。刺激を足すと炎症がぶり返し、次の色素沈着に進みます。鎮静に寄せて、触らずに待つのが正解です。
まだ炎症が続いていて触ると痛い段階なら、跡ではなくニキビそのものへの対処が先です。そちらはニキビの赤みに使う化粧水にまとめています。
赤い跡が引かないうちに新しいニキビもできる、という状態ならNOV ACアクティブを使っていた時期があります。肌が弱い人向けの薬用ローションで、刺激を足さずに炎症を抑えにいく設計でした。
茶色い跡:メラニンが沈着した状態
赤みが引いたあとに残る茶色いシミです。炎症の刺激でメラニンが作られ、それが排出されずに残っている。半年から1年ほどのターンオーバーで薄くなりますが、ここは化粧品が働ける領域です。
ビタミンC誘導体やトラネキサム酸といった、メラニンの生成を抑える成分が効きます。紫外線を浴びると濃くなるので、日焼け止めは必須になります。
見分けがつかないときは、明るい場所で真横から光を当てて見てください。指の腹でなぞって段差があれば凹み。段差が無くて赤ければ炎症の名残、茶色ければ色素沈着です。もうひとつの目安が、指で軽く押してみること。赤い跡は押すと一瞬色が引いて、離すとまた赤くなります。色素沈着は押しても色が変わりません。
凹んだ跡:真皮まで傷が及んだ状態
指で触ると段差がある、光の当たり方で影ができる。これは化粧水では戻らないです。皮膚の土台が失われているので、上から何を塗っても埋まりません。
この段階を改善したいなら、ダーマペンやポテンツァ、フラクショナルレーザーといった美容医療の領域になります。僕自身もここは医療に頼りました。化粧品でできるのは、これ以上増やさないことです。
僕が受けたのはアドバテックスレーザーで、皮脂そのものを減らす目的の施術でした。炎症が続いていて跡が増え続けている段階なら、皮膚科で薬を出してもらうという手もあります。
タイプ別に選ぶ、化粧水と美容液4本

赤みが残っているなら:キュレル 皮脂トラブルケア 化粧水
赤い跡が残っていて、しかもまだ新しいニキビもできる、という時期に向きます。花王の医薬部外品で、ニキビのもとになりにくい処方で作られています。
有効成分としてアラントインを配合し、肌荒れを防ぐ方向にはたらきます。セラミド機能成分も入っていて、皮脂が多いのに内側は乾いているという脂性肌特有の状態を想定した設計です。攻めの成分が入っていないので、炎症が残っている時期でも使える。
テクスチャはさらっとした液体で、伸ばすとすぐになじみます。アルコールフリーなので、赤みが出ている場所にのせてもピリつきません。ベタつきが残らないため、朝のスキンケアにも組み込みやすい。
150mLで2,000円台。ドラッグストアで手に入りやすく、詰め替え用も用意されています。赤みが引くまでの数ヶ月を任せる1本として、価格面でも続けやすい位置にあります。
茶色い跡を薄くしたいなら:メラノCC 薬用しみ・ニキビ集中対策 美容液
色素沈着の段階に入った跡に向きます。医薬部外品で、メラニンの生成を抑えてしみ・そばかすを防ぐ効能が認められています。
有効成分は活性型ビタミンC(アスコルビン酸)とグリチルリチン酸ジカリウムの2つ。前者がメラニンに、後者が炎症にはたらく構成で、跡と今できているニキビの両方を見るという設計になっています。ビタミンE誘導体も入っていて、巡りの面から支えます。
20mLの小さなボトルで、先が細くなっているので気になる場所に点で置けます。とろみのある液で、伸ばすと軽く油分を感じる程度。柑橘系の香りがはっきりあるので、無香料が好みの人は最初に確認しておくといいです。
20mLで1,100円前後。この価格でビタミンC系の医薬部外品が試せるので、色素沈着に手を出す最初の一本として選ばれることが多い1本です。
もっと濃度で攻めたいなら:ビーグレン Cセラム
メラノCCで物足りなくなった人、色素沈着が広い範囲にある人に向きます。ピュアビタミンCを配合した美容液で、独自の浸透技術で角層まで届ける設計になっています。
ピュアビタミンCは誘導体と違って変換の工程が要らないぶん、肌の上で直接はたらきます。ただし空気に触れると酸化しやすい性質があるため、この製品では独自のカプセル技術で安定させています。塗ると一時的にぽかぽかと温かく感じることがありますが、これはビタミンCが浸透する過程で起きる反応です。
15mLで、テクスチャはとろみのある透明の液体。少量でよく伸びるので、1本で1〜2ヶ月使えます。夜のスキンケアに組み込んで、翌朝の肌のざらつきの違いから確かめるのが分かりやすい。
価格は3,900円台。トライアルセットが用意されているので、温感が気にならないかを先に確かめるという使い方ができます。
同じピュアビタミンC系だとCOSRX ビタミンC23セラムも近い立ち位置です。油分の少ないテクスチャが好みなら、そちらのほうが合うかもしれません。
最上位の濃度で仕上げたいなら:オバジ C25セラム ネオ
時間をかけてでも本気で色素沈着に取り組みたい人に向きます。オバジのCシリーズの最上位で、ピュアビタミンC 25%を配合した美容液です。
同じシリーズにC5・C10・C20があり、数字がそのまま濃度を表しています。濃度が上がるほど刺激も強くなるので、いきなりC25から始めるより、C10あたりで肌が慣れるかを見てから上げるほうが確実です。ビタミンEも配合されていて、酸化に強い設計になっています。
油性のとろりとしたテクスチャで、独特の香りがあります。1〜2滴を手のひらで温めてから顔全体に広げる使い方で、12mLで約2ヶ月分。夜だけの使用が基本になります。
11,000円前後。化粧品としては高い部類ですが、美容クリニックのビタミンC導入に近い濃度を自宅で扱えるだと考えると納得できる位置づけです。
4本を並べて比べる
ここまでの4本を、向いている跡・成分・価格で並べます。
| 商品と主な成分 | 向いている跡 | 容量/価格 |
|---|---|---|
| キュレル 皮脂トラブルケア 化粧水アラントイン+セラミド機能成分 | 赤み・今あるニキビ | 150mL 2,090円 |
| メラノCC 薬用しみ集中対策 美容液活性型ビタミンC+グリチルリチン酸2K | 茶色い跡(入門) | 20mL 1,125円 |
| ビーグレン CセラムピュアビタミンC | 茶色い跡(中位) | 15mL 3,928円 |
| オバジ C25セラム ネオピュアビタミンC 25% | 茶色い跡(最上位) | 12mL 11,000円 |
迷ったら、まず赤みが残っているかどうかで2つに分けてください。赤みが引いてから、茶色い跡にビタミンCを当てにいく。この順番が遠回りに見えていちばん早いです。
化粧水より先に効く、3つのこと
跡を増やさないためにやること
- 日焼け止めを毎日塗る … 紫外線は色素沈着を濃くする最大の要因
- 触らない・潰さない … 炎症が深くなるほど跡が残りやすくなる
- 枕カバーを週2回替える … 摩擦と雑菌を減らすだけで新しいニキビが減る
順番として、今あるニキビを止めるほうが跡のケアより先です。跡を薄くする努力をしながら新しいニキビを作っていては、いつまでも終わりません。
それと、化粧品にできることには範囲があります。凹んだ跡や、何年も残っている濃い色素沈着は、皮膚科や美容皮膚科で相談したほうが早く解決します。僕自身、市販品だけで粘っていた時期より、医療に相談してからのほうが結果的に安く済みました。
まとめ
もう一度、跡のタイプ別に整理します。赤みが残っているならキュレルで鎮静、茶色い跡ならメラノCC、もっと濃度で攻めるならビーグレンかオバジ。凹んだ跡は化粧品の範囲外なので、美容医療を検討してください。
まずは自分の跡がどれかを鏡で確かめて、1本だけ選んでみてください。同時に何本も始めると、効いたものが分からなくなります。
跡ではなく皮脂やテカリのほうが気になっているなら、脂性肌のメンズ化粧水で条件別にまとめています。
※本記事はプロモーションを含みます

コメント