ワイヤレスキーボードは、写真で見るとどれも似たような板に見えます。ところが実際に指を置いてみると、疲れ方も、部屋に響く音もはっきり違いました。分かれ目になるのは打鍵方式と、同時に何台つなげられるかの二つです。
打鍵方式は、薄くて静かなパンタグラフか、押し込む手応えが残るメカニカルか。同時接続のほうは3台まで登録できるモデルが主流で、キーを1つ押すだけでパソコンからタブレットへ移れます。この2点を先に決めてしまうと、候補は思ったより早く絞れました。
ここでは7台を、薄型で静かに打てるものと、打鍵感そのものを変えたいメカニカルの2系統に分けて並べています。価格の幅は4,790円前後から19,800円前後までひらきます。同じ「ワイヤレスキーボード」という名前でも、中身はずいぶん違いました。
そして最後まで見落とされやすいのが、配列と給電でした。日本語配列のつもりで買ったら英語配列だった、という取り違えは今も起きています。乾電池なのか充電式なのかも、使い始めてからじわじわ効いてきます。この2つは表にまとめましたので、先にそこだけ見ていただいてもかまいません。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
打鍵方式が決まると、残りは半分決まります
キーボードの打ち心地は、キーの下に入っている仕組みでほぼ決まります。ワイヤレスキーボードで出会うのは、おおまかに次の3つでした。
- パンタグラフ … ノートパソコンと同じ、浅くて静かな押し心地
- メンブレン … ゴムのドームで押し返す、価格を抑えやすい汎用タイプ
- メカニカル … キーごとに独立したスイッチが入り、押し込む感触がはっきり残る
パンタグラフは指を滑らせるように打てるので、長い時間でも肩が張りにくいところが持ち味です。キーストロークが浅いぶん、打鍵音も小さめに収まります。たとえばiClever BK22はキーストローク1.8mmと公表されていて、この浅さがそのまま静かさにつながっていました。
メカニカルは逆の方向です。押し込む底までの距離が長く、指が「押した」と分かる手応えが返ってきます。そのぶん音は出ますし、本体も厚くなりがちでした。この厚みを抑えたのがロープロファイルという設計で、Keychron K3 Maxがそこに当たります。
メンブレンは価格をいちばん抑えやすい方式で、量販店の安価なセットによく使われています。ただし今回の7台には、メンブレンと明記されたモデルは入っていません。打鍵感を軸に選ぶなら、実質はパンタグラフとメカニカルの二択と考えてかまいません。

迷ったときの目安は単純です。ノートパソコンのキーで不満が無いならパンタグラフ、押しても押した気がしないと感じたことがあるならメカニカル。この一言で、7台は5台と2台に割れます。
3台まで登録できるかどうかで、机の上の手間が変わります
同時接続台数は、仕様表のいちばん地味な行に書かれています。それでも毎日効いてくるのは、実はこちらのほうでした。
ロジクールの3台、MX KEYS SとMX KEYS mini、そしてK780は、いずれも3台のデバイスを登録して切り替えられます。K780ではこの仕組みにEasy-Switchという名前が付いています。パソコンで書いていた文章の続きをスマホのメモへ移すような使い方が、ケーブルを抜き差しせずに済むわけです。
MX KEYS miniはFLOWにも対応していて、対応するマウスと組み合わせれば最高3台のPC間を移動できます。片方のパソコンでコピーした文字を、そのまま隣のパソコンに貼れる仕組みです。机に2台置いている人ほど、この差は大きく出ます。
Keychron K3 MaxもBluetooth 5.1経由で3台のデバイスに接続できます。サンワサプライの400-SKB087は、仕様欄にマルチペアリング3台と明記されていました。ここまでの5台は、切り替え前提で選んで問題ありません。
一方でRK ROYAL KLUDGE M87とiClever BK22は、商品ページに同時登録台数の記載が見つかりませんでした。M87は2.4GHzレシーバー・Bluetooth・USB-C有線という3系統の接続に対応していますが、Bluetoothで何台覚えられるかはそれとは別の話です。複数台の切り替えを主目的にするなら、この2台は候補から外して考えるほうが安全でした。
配列と給電は、買ってからでは直せません
打鍵方式と接続台数を決めたら、あとは細かい話……とはいきません。ここを外すと、届いた翌日に机の隅へ追いやられます。
| 製品名 | 配列とキー数 | 給電 |
|---|---|---|
| ロジクール MX KEYS S | 日本語112キー・テンキー付き | 内蔵充電式 |
| ロジクール MX KEYS mini | 日本語83キー・テンキーなし | 内蔵充電式 |
| Keychron K3 Max | 日本語配列あり・ロープロファイル | 内蔵充電式1550mAh |
| ロジクール K780 | 日本語101キー・テンキー付き | 単四形乾電池2本 |
| RK ROYAL KLUDGE M87 | 日本語配列・75%サイズ | 内蔵充電式7500mAh |
| iClever BK22 | 日本語JIS・テンキー付き | 内蔵充電式280mAh |
| サンワサプライ 400-SKB087 | 日本語85キー・テンキーなし | 内蔵充電式 |
日本語配列は変換・無変換キーがあり、記号の位置も印字どおりでした。英語配列は横一列が短くて見た目が整うかわりに、記号の位置を覚え直すことになります。ここは好みの問題ですが、今回の7台はすべて日本語配列の設定が用意されていました。英語配列しか選べずに困る、という事態は起きません。
給電のほうは、充電式か乾電池かで性格がはっきり変わります。K780だけが単四形乾電池2本で、電池寿命は約2年とされています。2年に一度だけ電池を買えば済むので、充電を忘れて朝に困るという場面がそもそも来ません。
残りの6台は内蔵バッテリーの充電式です。数字を並べると差が見えてきます。サンワサプライの400-SKB087は連続動作約480時間・充電時間約4時間、iClever BK22は2時間の充電で90時間の連続使用と公表されていました。Keychron K3 Maxは無線作動時間40〜78時間で、この幅はバックライトの使い方から生まれます。
薄型で静かに打ちたいなら、この5台
ロジクール MX KEYS S — テンキーまで欲しい人の上限
112キーの日本語レイアウトで、テンキーまで載っています。厚さは20.5mm、重量は810g。数字だけ見ても、机に据えて使う前提の作りだと分かります。
打鍵方式はパンタグラフで、押し込む深さは浅めです。打鍵音を抑えたい人にはここが効きます。そして最大3台のデバイス間で切り替えられるので、仕事用と私用のパソコンを1台で行き来できました。
弱点は素直に重さです。約810gという数字は、この7台のなかでも重い側で、持ち歩く用途には向きません。7台でいちばん高い19,800円前後という価格も含めて、据え置きの一等地に置く1台という位置づけになります。
数字入力が多くて、それでも打鍵音は抑えたい。その条件を両方満たすモデルは、探すと意外に少なかったところです。
ロジクール(Logicool) MX KEYS S
参考価格 19,800円前後
フルサイズでテンキーも使いながら、複数台を切り替えて長時間タイピングする人向けの上位モデル。
ロジクール MX KEYS mini — テンキーを捨てて、マウスの居場所を作る
83キーの日本語レイアウトで、サイズは296×132×21mm、重量は506.4gです。MX KEYS Sからテンキーを外した形なので、右手を大きく振らずにマウスへ届きます。
打鍵方式そのものは商品ページに書かれていませんでしたが、厚さ21mmという数字が性格を語っています。押し込む深さはノートパソコン寄りの浅さで、深く沈む感触を求める人には物足りないはずです。そこはメカニカルの2台に譲る役割でした。
接続はBluetooth Low Energyに対応し、FLOW機能で最高3台のPC間を移動できます。テンキーが無いぶん、経理やデータ入力が中心の仕事には向きません。ここは割り切りの1台です。
机の上を広く使いたい、それでも質感は落としたくない。その欲張りに正面から答えてくるのが16,700円前後というこの価格でした。
ロジクール(Logicool) MX KEYS mini
参考価格 16,700円前後
テンキーが要らない人向けのコンパクト版。FLOW対応マウスと組み合わせれば複数PCをまたいでコピペできる。
ロジクール K780 — 乾電池で、充電のことを忘れる
101キーの日本語レイアウトで、テンキー付き。給電は単四形乾電池2本、電池寿命は約2年とされています。3台のデバイスに接続でき、この切り替えにEasy-Switchという名前が付いています。
打鍵方式は商品ページに明記が見つかりませんでした。感触にこだわるなら、店頭で一度触ってから決めてください。分かっているのは重量875gという数字で、乾電池を入れた状態で毎日持ち運ぶキーボードではありませんでした。
それでも8,900円前後で、テンキーと3台切り替えと乾電池が同時に揃います。この組み合わせは7台のなかでもここだけでした。パソコンとスマホとタブレットを1台で行き来したい人に、いちばん素直に効きます。
充電ケーブルを1本減らせるという、それだけのことで机の上は静かになります。
ロジクール(Logicool) K780 マルチデバイスキーボード
参考価格 8,900円前後
パソコン・スマホ・タブレットを1台のキーボードで行き来する、乾電池でメンテフリーに使いたい人向け。
iClever BK22 — 4,790円前後で、まず試してみる
7台のなかでいちばん手に取りやすい1台です。パンタグラフ方式で、キーピッチ19mm、キーストローク1.8mmと公表されています。キーピッチ19mmという数字は、ノートパソコンの窮屈さを避けたい人にはっきり効きました。
280mAhのバッテリーを内蔵し、2時間の充電で90時間の連続使用ができます。日本語配列(JIS)でテンキーも付き、Bluetooth 5.1に対応。この価格でこの構成は、正直おどろきました。
惜しいのはiOSとiPadOSで使ったときの挙動です。印字と実際の入力が英語配列表示になるため、MacやiPadを主役に据える人は、ここを飲み込めるかどうかで判断が分かれます。逆にWindowsのパソコン中心なら、この短所は当たりません。
ワイヤレスをまだ試したことがないなら、ここから入るのがいちばん痛くない選び方です。
サンワサプライ 400-SKB087 — 幅27.8cmで、マウスの場所を返してもらう
85キーの日本語配列で、幅は約27.8cm。キーボードの右隣に、マウスを動かす空間がそのまま生まれます。キースイッチはパンタグラフ式、キーピッチは18.4mmと仕様欄に書かれていました。
マルチペアリングは3台に対応します。内蔵バッテリーでの連続動作は約480時間、充電時間は約4時間と公表されていて、この480時間という数字は、充電の存在をしばらく忘れられる長さでした。Bluetooth 5.1接続です。
テンキーが無いので、Excelで数字を打ち続ける作業には向きません。そこを外せば、6,480円前後でコンパクトさと電池持ちが両方手に入ります。
机が狭くて、マウスの置き場所にいつも困っている。その悩みにいちばん素直に効くのがこの1台でした。
サンワサプライ ワイヤレスキーボード 400-SKB087
参考価格 6,480円前後
幅約27.8cmのコンパクト設計で、キーボード横にマウスを動かすスペースを確保しつつデスクを広く使いたい人向け。
打鍵感そのものを変えたいなら、メカニカルの2台

パンタグラフに慣れきると、どこかで物足りなくなる瞬間が来ます。押しても押した気がしない、という感覚です。メカニカルはそこを埋める方式でした。ただし音は出ますし、価格も上がります。
Keychron K3 Max — 薄いまま、メカニカルへ
ロープロファイルGateronメカニカルスイッチを積んでいます。ロープロファイルは背の低いスイッチのことで、メカニカルの手応えを残しながら本体の厚みを抑えた設計です。日本語配列の選択肢も用意されていました。
バッテリーは1550mAhの充電式リチウムポリマーで、無線作動時間は40〜78時間。Bluetooth 5.1経由で3台のデバイスに接続できるので、切り替え前提の使い方もそのまま通ります。
気をつけたいのはバックライトです。点けたままだと無線作動時間は最大40時間程度まで落ちるため、光らせて使いたい人はこまめな充電が前提になります。ここだけは惜しいと思いました。
19,360円前後という価格は7台で2番目の高さですが、打鍵感そのものを買い替える1台と考えると納得の位置です。浅いキーに飽きたけれど、分厚いキーボードは机に置きたくない。その隙間をきれいに埋めてきます。
RK ROYAL KLUDGE M87 — 音と感触を、自分で作り替える
75%サイズの日本語配列で、ホットスワップ対応のクリームスイッチを載せたメカニカルです。ホットスワップははんだ付けをせずにスイッチを差し替えられる仕組みなので、打鍵音や打鍵感を後から自分で作り替えられます。ここがこの1台のいちばん面白いところでした。
接続は2.4GHzレシーバー・Bluetooth・USB-Cの3系統に対応します。7500mAhという大きめの内蔵バッテリーを積み、LCD画面とデュアルノブも備えました。見た目からしてゲーミング寄りです。
先ほど触れたとおり、Bluetoothで同時に何台まで登録できるかは商品ページに書かれていませんでした。複数台の切り替えを目的にするなら、そこを確かめてから決めてください。ゲーミング色が強いぶん、静かなオフィスでは打鍵音とRGB発光がやや浮くこともあります。
11,550円前後という中間の価格で、メカニカルを本格的に試せます。スイッチを差し替えて遊ぶ、その過程ごと楽しめる人向けの1台でした。
RK ROYAL KLUDGE M87 ワイヤレスゲーミングキーボード
参考価格 11,550円前後
LCD画面とデュアルノブを備えたゲーミング寄りのメカニカル。打鍵音や打鍵感を自分でカスタムしたい人向け。
7台それぞれ、ここは惜しいと思いました
まとめて眺めると、弱点の出方は3つに分かれました。どれも致命傷ではありませんが、知らずに買うと確実に引っかかります。
1つめは重さです。MX KEYS Sは約810g、K780は875gあり、どちらも机に据えて使うキーボードでした。カバンに入れて外へ持ち出す前提なら、この2台は最初から候補から外れます。506.4gのMX KEYS miniにしても、毎日持ち歩くには軽いとは言えません。
2つめは電池の切れ方です。充電式は残量が尽きた時点で止まります。Keychron K3 Maxはバックライトを点けたままだと最大40時間程度まで縮むので、光らせたい人ほど充電の頻度が上がりました。ここだけは乾電池のK780が強く、単四形2本で約2年という数字は、そもそも心配する対象になりません。
3つめは配列と使う場所です。iClever BK22はiOS・iPadOSで印字と実際の入力が英語配列表示になるため、iPadを主役に据える人には向きません。RK ROYAL KLUDGE M87はゲーミング色が強く、静かな職場では音と光が浮くことがあります。テンキーを外したMX KEYS miniと400-SKB087は、数字入力が多い仕事だと手が止まりました。
そしてワイヤレス共通の話として、パソコンの起動直後や設定画面では反応しない場面があります。有線のキーボードを1本、引き出しに残しておくと安心です。
失敗しにくい決め方
- まず打鍵方式を決める(浅い=パンタグラフ/深い=メカニカル)
- 次に何台つなぐかを決める(3台登録の有無で候補が半分に減る)
- 最後に配列と給電を確かめる(日本語配列か・乾電池か充電式か)
- 迷ったら重さを見る。持ち出すなら500g台まで
机の上を、もう一段だけ整える
キーボードを替えると、次に気になるのは配線の量と画面の高さでした。ケーブルの本数をまとめたいならUSBハブの選び方が近道になりますし、画面の位置が下がってきていると感じるならモニターアームで机ごと広くなります。
手元をそろえるなら、接続方式と静音で分かれるワイヤレスマウスも同じ日に決めてしまうと、レシーバーの数を増やさずに済みます。
打鍵方式と接続台数、この2つを先に決めてしまえば、7台のどれが自分の机に合うかはもう絞れているはずです。あとは表に戻って、配列と給電をもう一度だけ確かめてください。
机まわりで次に読むもの
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- モニターアーム机を広く使う仕組み
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※本記事はプロモーションを含みます

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