染めた髪の色をできるだけ長く持たせたいなら、シャンプーの見直しがいちばん手の届きやすい打ち手になります。ヘアカラーの色は、洗うたびに少しずつ流れ出ていくものです。洗う回数そのものは減らせませんから、洗うものを替えるほうが早い、という単純な話に落ち着きます。
ここでは色持ちをうたうシャンプーを6品そろえました。見たのは3つです。メーカーが公式ページで退色について何と説明しているかを読み、洗浄成分の系統を確かめ、容量をそろえて1mLあたりの単価まで出しました。
先に断っておきたいのが、価格の見方です。6品は容量が250mLから750mLまで開いていて、ボトルに付いた値段だけを並べると順番が入れ替わります。600mLの詰め替え用も、トリートメントとセットでしか買えないものも混じります。同じ土俵に載せるには、1mLあたりに直す必要がありました。
美容室で染めている人にも、自宅で染めている人にも当てはまる内容です。まずは、シャンプーで色持ちが変わる理由から見ていきましょう。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
染めた直後の髪で起きていること
ヘアカラーの直後、髪はアルカリ性に傾いた状態にあります。シュワルツコフは公式ページで「カラー後のアルカリに傾いた不安定な髪を1本1本包みこんで、カラー染料の流出を抑えながらやさしくしっとり洗い上げます」と説明していますし、ケラスターゼも「カラー後のアルカリ性に傾いた髪を本来の弱酸性へと引き締め…」と書いています。染料が抜けやすいのは、この不安定な期間です。
だからカラーケアをうたうシャンプーの多くが、pHを弱酸性側へ寄せる設計を前面に出してきます。アリミノは「低pH設定でアシッドカラーの退色を抑えます」と書き、pH4.8という数字まで公開しました。ホーユーの説明は「pHコントロールシステムにより、カラー後の毛髪のpH値を整え、カラーのダメージ・褪色を防止。カラー後、一週間使用することにより、カラーの色持ちが飛躍的に高まります」というものです。
もう一つの筋道が洗浄成分です。洗浄力の強い洗剤で洗えば、汚れと一緒に染料も落ちやすくなります。ナカノは「サルフェート(ラウリル/ラウレス硫酸塩)フリー処方」を掲げ、COLORISは「アミノ酸洗浄処方」と書いています。大きく分ければ、pHで守る設計と、洗う力を抑える設計の二通りです。6品はこのどちらか、あるいは両方に寄せた作りになっていました。
ひとつだけ、期待の置きどころを先にそろえておいてください。6点の公式の言い方を並べると、書き方の強さがはっきり分かれます。「防ぐ・防止」がホーユーとナカノの2点、「抑える」がシュワルツコフとアリミノの2点、「おだやかにする」がケラスターゼの1点。つまり5点は、落ち方をゆるめるという言い方にとどめています。残る1点のCOLORISだけが「色褪せない美しい髪色が続きます」と踏み込んでおり、ここは他の5点より強い表現になっていました。
選ぶときに見た3つのところ
公式が退色について何と言っているか
色持ちの説明は、メーカーによって強さも中身も違います。「色褪せない」と踏み込むところもあれば、「おだやかにする」と控えめに置くところもありました。この言い方の差が、そのまま設計の差になっています。各品の紹介では、公式の言い方をそのまま引いてあります。
洗浄成分の系統
硫酸塩系のラウレス硫酸Naを使うのか、ベタイン系やアミノ酸系を中心に組むのか、ここは6品できれいに分かれました。ただ、美容室で扱われるシャンプーは公式ブランドサイトに全成分表示を載せていない例が多く、成分名まで公開の情報で追えたのはアリミノだけでした。追えなかったものは、追えなかったと書きます。
容量をそろえた1mLあたり
250mLで4,000円近いものと、750mLで2,400円前後のものとでは、ボトルの値段の印象と実際の負担が逆になります。下の表には1mLあたりを添えました。並び順は、このあとの紹介の順番と同じです。
| 商品と容量 | 価格の目安 | 1mLあたり |
|---|---|---|
| ホーユー プロマスター カラーケア リッチ 250mL | 1,100円前後 | 約4.4円 |
| COLORIS カラーケアシャンプー 400mL | 2,800円前後(トリートメントとのセット) | セット価格のため出していません |
| ナカノ キャラデコ ヴェール シャワー 500mL | 2,500円前後 | 約5.0円 |
| シュワルツコフ BCクア カラースペシフィーク 600mL 詰め替え | 2,130円前後 | 約3.6円 |
| アリミノ カラーストーリー モイスト・シャンプー 750mL | 2,400円前後 | 約3.2円 |
| ケラスターゼ CA バン クロマプロテクト 250mL | 3,800円前後 | 約15.2円 |
カラーケアシャンプーのおすすめ6品
ホーユー プロマスター カラーケア シャンプー リッチ 250mL
美容室専売のプロマスターから、カラーケアのリッチです。250mLで1,100円前後と、6品の中でいちばん安く手に入ります。確認できた店では1,019円から1,214円まで開きがあり、どこで買うかによって1割以上変わりました。
公式の説明は「pHコントロールシステムにより、カラー後の毛髪のpH値を整え、カラーのダメージ・褪色を防止。カラー後、一週間使用することにより、カラーの色持ちが飛躍的に高まります」というものです。一週間という具体的な期間を出しているのは、6品の中でここだけでした。染めた直後の一週間を集中して守りたい人に向く一本です。
引っかかるのは、公式ブランドサイトに全成分表示が無く、洗浄成分の系統をページ上で確認できない点です。成分から決めたい人には物足りません。
まず安いものから試して、髪との相性を見たい人にどうぞ。250mLなら使い切るまでの期間も短く、合わなかったときの損も小さく収まります。
COLORIS カラーケアシャンプー 400mL
通販を中心に届けているカラーケアシリーズです。公式ページには「ヘアカラー後のデリケートな髪へ。カラーの定着性を高め、色褪せない美しい髪色が続きます」とあり、洗いについては「アミノ酸洗浄処方で髪と頭皮をやさしく洗い上げながら、キューティクルを保護し、毛先までうるおいの…」と書かれています。定着性という言葉を使うのは、6品の中でここだけです。
価格は2,800円前後。ただしこれはシャンプー400mLとトリートメント400mLのセット価格で、シャンプー単品では買えません。表の1mLあたりを空けてあるのはそのためです。実売は楽天の公式店で2,970円、公式サイトでは通常2,640円、定期便なら2,376円という並びでした。
トリートメントもまとめて替えるつもりの人なら、探す手間がひとつ減ります。逆に、シャンプーだけ差し替えたい人には、この売り方が最初の引っかかりになるでしょう。
注文の前にひとつ確かめてほしいのが、商品名です。COLORISには「サロン品質カラーシャンプー」という名前のよく似た別商品があり、そちらはピンクとムラサキで髪に色を足すタイプになります。ここで挙げているのは「カラーケアシャンプー」のほうで、色を足すのではなく退色を抑える側の一本です。同じブランドのページに並んでいますから、かごに入れる前に名前を見比べてください。
色落ちだけを何とかしたい、余計なことは考えたくない。そういう人が一式そろえるのに向いた組み合わせです。
ナカノ キャラデコ ヴェール シャワー 500mL
中野製薬のキャラデコから、ヴェール シャワーです。公式ページの説明は「カラーの退色を防ぎ、ツヤのある美しい髪色を持続させます」と短く、そのぶん処方の説明が具体的でした。「サルフェート(ラウリル/ラウレス硫酸塩)フリー処方」と明記されていて、硫酸塩系の洗浄成分を使わないことが読み取れます。ノンシリコン処方でもありました。
洗浄力の強いシャンプーに替えたとたん色が飛んだ、という経験がある人には、この一点が効いてきます。
もっとも、全成分表示は公式ページに無いため、では何で洗っているのかまでは追えません。使っていない成分は分かるのに、使っている成分は分からない。ここは惜しいところです。
500mLで2,500円前後、1mLあたりは約5.0円です。実売は楽天で2,468円と2,704円、Yahoo!ショッピングで2,406円という店がありました。セット価格のCOLORISを除いた5品で見ると、ケラスターゼに次いで単価が高い位置になります。

シュワルツコフ BCクア カラースペシフィーク シャンプー 600mL 詰め替え
600mLの詰め替え用で2,130円前後、1mLあたりは約3.6円まで下がります。家族で分け合う人、髪が長くて一回に使う量が多い人ほど、この単価が効いてくるはずです。
公式ページには「カラー後のアルカリに傾いた不安定な髪を1本1本包みこんで、カラー染料の流出を抑えながらやさしくしっとり洗い上げます」と書かれています。染料の流出という言い方をしているのは、6品でここだけでした。守り方の理屈がいちばんはっきり書かれています。
洗浄成分については、公式ページに全成分表示がありません。公式ページの外にある成分情報での確認になりますが、コカミドプロピルベタインとラウロイルメチルアラニンNaが中心で、そこにラウリルグルコシドとアルキル(C14-18)スルホン酸Naが加わる構成でした。ベタイン系とアミノ酸系を軸にした組み立てと読めます。
ひとつ注意があります。この600mLはパウチの詰め替え用です。ポンプボトルは別売りなので、本体を持っていない人は先にそちらを用意してください。単価の安さだけを見て注文すると、届いてから詰める先が無くて困ります。
アリミノ カラーストーリー モイスト・シャンプー 750mL
750mLで2,400円前後。1mLあたり約3.2円で、単価を出せる5品の中ではいちばん低い数字になりました。メーカー希望小売価格は750mLで2,860円、実売は楽天で2,249円、Yahoo!ショッピングでは2,124円に送料660円という店があります。
公式ページは「低pH設定でアシッドカラーの退色を抑えます」と説明し、pH4.8という数字を出しています。毛髪内部を酸性に保ち、染料をとどめるという考え方です。pHの数値まで公開しているのは、6品でここだけでした。
成分名まで追えるのもこの一本です。ラウレス硫酸Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドメチルMEA、コカミドプロピルベタインという並びで、硫酸塩系のラウレス硫酸Naが入ります。サルフェートフリーを条件にしている人の選択肢からは外れるでしょう。
750mLは6品でいちばん大きく、しかも詰め替えではなく本体で届きます。買い足しの間隔を空けたい人、単価を優先したい人に向いた一本です。
ケラスターゼ CA バン クロマプロテクト 250mL
クロマアブソリュのシャンプーです。250mLでメーカー希望小売価格4,180円、実売は3,800円前後。1mLあたりに直すと約15.2円で、6品の中では飛び抜けた数字になります。
公式ページは「ヘアカラーの褪色をおだやかにするシャンプー」と紹介し、「カラー後のアルカリ性に傾いた髪を本来の弱酸性へと引き締め…」と続けています。主成分として挙げているのは、補修のアミノ酸、キレートの乳酸、コンディショニングのツボクサエキス、保湿のヒアルロン酸Naの4つです。役割まで書き分けているのは6品でここだけでした。
洗浄成分は、公式ページに全成分表示がありません。ノンサルフェート・ノンシリコンという処方の説明も公式ページの外で見つかる情報なので、参考として置いておきます。
日常使いには単価が高くつきます。値段より仕上がりを取りたい人、あるいは染めた直後の数週間だけ集中して使いたい人向けの選択肢です。
容量が違うと、値段の印象はひっくり返ります
ボトルに付いた値段だけを安い順に並べると、ホーユー、シュワルツコフ、アリミノ、ナカノ、COLORIS、ケラスターゼの順になります。ところが1mLあたりに直すと、いちばん低いのはアリミノの約3.2円、次がシュワルツコフの約3.6円で、いちばん安く見えたホーユーは約4.4円と3番目に下がりました。順番が入れ替わるわけです。
容量そのものも幅があります。250mLのホーユーとケラスターゼが最小で、750mLのアリミノが最大。同じ「一本」でも、洗える回数が3倍違う計算になります。
ただし、単価が低いほど得とも言い切れません。詰め替え用にはポンプボトルが要りますし、セット売りのものはトリートメントの分まで一緒に払うことになります。使い切れる量かどうかも、選ぶ前に一度考えておきたいところでした。
注文する前の3つの確認
- 詰め替えを選ぶなら、手持ちのポンプボトルがあるか
- シャンプーだけ替えたいのか、トリートメントもまとめて替えるのか
- 250mLと750mLでは使い切るまでの期間が3倍違う。自分の洗う頻度で選べているか
専売品はどこで買えるのか
6品のうち、ホーユーのプロマスターとアリミノのカラーストーリーは美容室専売品です。専売と聞くと通販では手に入らない印象を持つかもしれませんが、実際には楽天市場やYahoo!ショッピングに取り扱う店があり、今回はどちらも在庫を確認できました。ナカノのキャラデコ、シュワルツコフのBCクア、ケラスターゼのクロマアブソリュについても、同じように通販の店舗で在庫が見つかっています。
COLORISは通販が主で、ブランドの公式サイトと楽天の公式店から買えます。定期便を選べば2,376円まで下がる一方、続ける前提の契約になる点は頭に入れておいてください。
価格の開きも、店によってはっきり出ます。ホーユーは1,019円から1,214円、ナカノは2,406円から2,704円と、同じ品でも1割から2割ほど動きました。送料が別に乗る店もあります。実物を店頭で見てから決めたい人は、取り扱いのある店を先に調べておくと確実です。
店で並んでいるものから選びたいという人は、そもそも売り場が違います。ドラッグストアで買える範囲から探すなら、市販シャンプーの側から入るほうが早いはずです。
買ってから気づきやすい引っかかり
弱点も正直に書きます。6品それぞれに、注文する前に知っておいたほうがいい点があります。
- ホーユーとナカノは、公式ブランドサイトに全成分表示がありません。洗浄成分の中身まで確認してから決めたい人には向きません
- COLORISはシャンプー単品で買えず、必ずトリートメント400mLとのセットになります
- シュワルツコフの600mLは詰め替え用パウチのみで、ポンプ本体は別売りです
- アリミノにはラウレス硫酸Naが入ります。サルフェートフリー処方ではありません
- ケラスターゼは250mLでメーカー希望小売価格4,180円と、6品でいちばん高くつきます
- ダメージケアシャンプー洗浄成分別に9本並べています
そして6品をまたぐ引っかかりが、冒頭にも書いた期待値の話です。COLORISの「色褪せない美しい髪色が続きます」がいちばん強い書き方で、残る5品は退色を防ぐ・抑える・おだやかにするという範囲に収まっていました。カラーの間隔が少し延ばせたらいい、くらいの構えで買うほうが、あとで落胆せずに済みます。
シャンプーだけで終わらせないために
洗ったあとの手当ても、色持ちの話とつながっています。濡れた髪は扱いに気をつかう状態なので、洗ってから乾かすまでの流れを一度そろえておいてください。
洗い流さない系を足すなら、洗い流さないトリートメントの選び方から見ておくと迷いません。週に一度、集中的に手を入れたい人はヘアマスクという手もあります。乾かす道具を替えたい人はドライヤー、頭皮のほうが気になってきた人はスカルプシャンプーの記事が近いはずです。
カラーケアのシャンプーは、頭皮の悩みを解決するために作られたものではありません。フケやかゆみが先に立っているなら、そちらを優先したほうが結果的に近道になります。
選ぶ順にもう一度
安く試したい人にはホーユーのプロマスターが向きます。トリートメントごと替えるつもりならCOLORIS、硫酸塩系を避けたいならナカノのキャラデコでしょう。単価を下げたい人はシュワルツコフの詰め替えか、アリミノのカラーストーリーを選んでください。仕上がりを優先するならケラスターゼが残ります。この順で当てはめていけば、6品のどれかに落ち着くはずです。
迷ったときの分かれ目は、たぶん容量です。250mLで様子を見るのか、750mLで長く使う前提で買うのか。そこさえ決まれば、残りは公式が書いている色持ちの説明と、洗浄成分の系統で絞れます。染めたばかりの色を、少しでも長く楽しんでください。
※本記事はプロモーションを含みます

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