ボトルの正面に「ケラチン」と大きく刷られていても、裏の全成分表示にケラチン由来の成分が見当たらない製品は、実際に売り場に並んでいます。名前だけを頼りに買うと、いちばん期待していた部分が入っていなかった、ということが起こります。
そこで今回は候補を7本に絞り、1本ずつ販売ページの全成分表示を開きました。加水分解ケラチン、あるいはケラチン含有水溶液の記載があるかどうかを、目で追って確かめています。結果は7本とも記載ありでした。
ただし確かめ方には差があります。6本は全成分表示そのものを読めましたが、マイブースターズだけは成分の並び順が公開されておらず、公式が出している「加水分解ケラチン含有水溶液5%配合」という表記までしか追えていません。同じ確かめ方をしたように書くのは違うので、その1本は分けて扱います。
もうひとつ、この7本は価格の幅がかなり開いています。いちばん安い枠が1,540円前後、いちばん高い枠が11,000円前後です。同じ「ケラチンシャンプー」という言葉でくくられていても、買うときの前提がまるで違います。髪の状態と、無理なく続けられる金額。この2つを先に決めておくと、7本はすっと絞れます。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
全成分を開いて見えた、7本の立ち位置
ケラチンは髪をつくっているたんぱく質と同じ名前の成分で、シャンプーに配合されるときは「加水分解ケラチン」のように、水に溶ける形へ変えたものが使われます。全成分表示では羊毛や羽毛といった由来がかっこ書きで添えられることが多く、そこまで書いてあれば見つけやすいです。
7本のうち6本は、その記載を全成分表示の中で確認できました。並び順まで見ると、洗浄成分のすぐ後ろに来る製品もあれば、中ほどに置かれている製品もありました。配合量の多い順に並べる決まりがあるので、前のほうにあるほど量が多いと読めます。
洗浄成分の系統も一緒に見ておくと、選ぶときの手がかりが増えます。今回の7本は、ココイルグルタミン酸TEAやラウロイルメチルアラニンNaといったアミノ酸系を中心に据えたものが大半でした。ごしごし泡立つタイプではありませんが、傷んだ髪をこれ以上削らない方向に振った処方です。
| 製品名 | 容量と実売の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| KERAFFECT シャンプー | 500mL・4950円前後 | ブリーチや縮毛矯正を重ねてきた髪 |
| Re:KERATIN リバーシ リペア | 400mL・1980円前後 | まず1本使い切ってから決めたい人 |
| マイブースターズ ケラチン ブースター | 400mL・1540円前後 | ダメージとうねりが同時に出ている髪 |
| KYOGOKU ケラチンシャンプー | 200g・4600円前後 | 少量で試してから続けるか決めたい人 |
| hoyu ケアミー シャンプー | 450mL・1980円前後 | サロン専売品まで手を伸ばしたくない人 |
| アーバンクラフト イーズ | 1000mLリフィル・11000円前後 | 家族で使う人・長く続ける前提の人 |
| Qurap ラッピングコントロール | 440mL・1540円前後 | カラーやブリーチをしたばかりの人 |

表の並びは、このあとの見出しの順番とそろえてあります。気になった行から本文へ飛んでも迷いません。
KERAFFECT シャンプー|ブリーチと縮毛矯正を重ねた髪に
サロン向けの流通で扱われている1本で、楽天とYahooの「ケラチン シャンプー」でどちらも上位に入っています。全成分表示は水、ココイルグルタミン酸TEA、コカミドプロピルベタイン、コカミドDEA、ラウロイルメチルアラニンNaと続き、そのあとに加水分解ケラチン(羊毛)が並びます。洗浄成分はアミノ酸系でまとめられていました。
500mLで4,950円前後という価格は、この7本の中では上のほうに位置します。それでも、ブリーチや縮毛矯正を重ねてきた髪は、洗うたびに手ざわりが変わっていく状態です。洗浄成分そのものから見直したい段階なら、この価格帯を選ぶ理由が立ちます。
サロンで受けている処方を、家でもそのまま続けたい人に向く1本です。500mLあれば、合うかどうかの見当は十分につきます。
Re:KERATIN リバーシ リペア シャンプー|洗浄成分そのものがケラチン由来
ブランド名にケラチンをそのまま掲げているだけあって、公式サイトの説明がこの7本でいちばん具体的でした。洗浄成分として「ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)」、補修の役割として「加水分解ケラチン水(羊毛)」を明記しています。洗う成分の側にケラチン由来を持ってきている構成です。
400mLで1,980円前後、詰め替えは320mLで1,430円前後という値付けになっています。詰め替えのほうが本体より容量が少ないので、切り替えても1回あたりの負担はそこまで軽くなりません。ここは正直に書いておきます。
とはいえ、2千円を切る価格で成分の説明までここまで開いている製品は多くありません。まず1本使い切って、続けるかどうかを自分の髪で決めたい人に合います。
マイブースターズ ケラチン ブースター ダメージリペア シャンプー|確かめ方が1本だけ違います
ここだけは、他の6本と確認の深さが違います。全成分の並び順が公開されていないため、公式が出している「加水分解ケラチン含有水溶液5%配合、スキンケア発想から生まれたブースターシャンプー」という表記までしか追えていません。配合そのものは公式表記として確認できていますが、成分表を開いて位置まで見た6本とは扱いを分けます。
処方の方向としては、サルフェート・シリコーン・パラベン・鉱物油・合成着色料フリーとブランド側が表記しています。強い洗浄成分を避けつつ、5%という数字を前面に出しているタイプです。
400mLで1,540円前後という価格は、Qurapと並んでこの7本のいちばん下です。詰め替えは350mLと本体よりやや少なくなります。ダメージだけでなく、うねりやパサつきも一緒に落ち着かせたい人が最初に手を出す1本として現実的です。
KYOGOKU ケラチンシャンプー|200gから試せる、ケラチン4種の配合
200gという容量は、この記事の中では貴重です。ケラチンシャンプーは1本あたりの単価が上がりやすいので、合うか分からないうちに大容量を買わずに済むのはありがたいところでした。
表示の並びは水、ラウラミドプロピルベタイン、グリセリン、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドメチルMEAと続くアミノ酸系で、そのあとに加水分解ケラチン(羽毛)、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解ケラチン(カシミヤヤギ)、イソステアロイル加水分解ケラチン(羊毛)の4種類が並びます。由来の違うケラチンを重ねている点が、この製品の分かりやすい特徴です。
価格は少しややこしいので、次の節でまとめて書きます。実売はおおよそ4,600円前後と見ておいてください。まず小さいサイズで様子を見たい人に、この容量が効いてきます。
hoyu ケアミー シャンプー|ドラッグストアの感覚で始めたい人へ
ヘアカラー剤で名前を知られた国内メーカーの製品です。成分表を開くと水、コカミドプロピルベタイン、ラウリルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、グリセリン、ココイルグルタミン酸TEA、ヤシ油アルキルグルコシド、酒石酸Na、PCAオレイン酸グリセリルと続き、その後ろに加水分解ケラチン(羊毛)が入っていました。ベタイン系とアミノ酸系を組み合わせた、当たりのやわらかい洗浄です。
450mLで1,980円前後、詰め替えは400mLという構成になっています。詰め替えのほうがやや少ない容量になる点は、Re:KERATINと同じ考え方で見ておいてください。
サロン専売品にまで手を伸ばすつもりはないものの、ケラチン入りは一度試してみたいという人がいます。そのくらいの温度感に、この1本はちょうど収まります。
アーバンクラフト イーズ ケラチン シャンプー|1000mLリフィルという選択
1000mLのリフィルという形で売られていて、本体ボトルは別に用意してください。全成分表示は水、ココイルグルタミン酸TEA、コカミドプロピルベタイン、コカミドDEA、ラウロイルメチルアラニンNaと並び、そのすぐ後ろに加水分解ケラチン(羊毛)が来ます。ケラチンが上位に置かれている点は、この7本の中でも目を引きました。
弱点も先に書きます。実売11,000円前後という金額は、7本の中で飛び抜けて高いです。リフィル専用なので、初回はボトル代も別に乗ります。1回の買い物としては、いちばん重い選択でしょう。
それでも1000mLという量を考えれば、家族で共有する、あるいは何年も同じものを使い続ける前提なら計算が合ってきます。買い足す手間を減らしたい人向けの枠です。
Qurap ラッピングコントロール シャンプー|ケラチンにセラミドを足した1本
カラーやブリーチをした直後の1、2か月は、髪の手ざわりがいちばん不安定な時期です。この製品は、そこに合わせてケラチン由来成分を2種類とセラミドNGを組み合わせています。
並びは水、ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドDEA、グリセリンと続くアミノ酸系で、ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)とステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)が入っています。スフィンゴ糖脂質やセラミドNGも同じ表示の中に並んでいました。
440mLで1,540円前後という値付けは、容量あたりで見るとmL表記の6本の中でいちばん軽い水準になります。詰め替えは370mLで1,210円前後です。カラー直後をしのぐ用途で選ぶなら、まずここから試すのが素直な順番です。
定価と実売がここまで離れる商品もあります
価格の見方だけ、ひとつ補足させてください。KYOGOKUは公式ショップの通常価格が6,400円ですが、クーポンが出ている状態では4,710円になります。系列の別店で4,710円、Yahooの取扱店で4,490円と4,480円という価格も確認できました。定価だけを見て「高いから外す」と判断すると、実際に払う金額とはずれてしまいます。
アーバンクラフトの11,000円前後も、店頭価格とは性格が違います。こちらは1000mLのリフィルという単位で、しかも税抜の表記でした。同じ数字でも、何が何mL分の値段なのかを見ないと比べられません。
総額でいちばん軽いのは、マイブースターズとQurapが並んで1,540円前後です。反対にいちばん重いのがアーバンクラフトの11,000円前後になります。KYOGOKUだけは200gとg表記なので、mL表記の製品とは単純に並べられない点も覚えておいてください。
買ってから気づきやすいところ
弱点も正直に書きます。まず容量の話です。詰め替えを用意している製品は多いのですが、Re:KERATIN、マイブースターズ、hoyu、Qurapのいずれも、詰め替えのほうが本体より少ない容量に設定されています。詰め替えに切り替えたからといって、1回あたりの負担が半分になるわけではありません。
次に洗い上がりです。今回の7本はアミノ酸系を中心に組まれたものが多く、整髪料をしっかり使った日の一度洗いでは物足りなく感じることがあります。ワックスやバームを使った日は、二度洗いを前提に量を考えておくと落ち着きます。
最後に価格の続けやすさです。ケラチンシャンプーは、続けてこそ手ざわりの差が出てくる種類の製品です。初回に一番高いものを買って半年で止めるより、1,500円台のものを1年続けるほうが結果は見えやすいと考えています。予算は「1本いくらか」ではなく「1年でいくらか」で見てください。

洗う前のひと手間で仕上がりが変わります
成分の話をしたあとで書くことではないかもしれませんが、洗い方の影響もかなり大きいです。特にアミノ酸系のシャンプーは泡立ちが控えめなので、いきなり原液を頭にのせるとうまく広がりません。
ケラチンシャンプーを活かす洗い方
- お湯だけで1分ほど流し、汚れの大半を先に落とす
- 手のひらで軽く泡立ててから頭皮にのせる
- 指の腹で頭皮を動かすように洗い、爪は立てない
- すすぎは洗った時間の倍を目安にする
- 洗ったあとは自然乾燥にせず、早めに乾かす
洗ったあとの工程も同じくらい効きます。濡れたまま放置した髪はいちばん傷みやすいので、ドライヤーの選び方も一度見直しておくと、シャンプーを変えた効果が分かりやすくなります。週に何度かはヘアマスクを挟むのも手です。
うねりや広がりのほうが悩みとして大きいなら、洗い上がりの設計が違うくせ毛向けのシャンプーも並べて検討してみてください。頭皮のつっぱりが気になる場合は頭皮が乾燥する人向けのシャンプーのほうが近い答えになります。
どれから始めるかを決める
迷ったときの順番だけ、最後に置いておきます。ダメージが深くて、洗浄成分から丸ごと変えたいならKERAFFECTです。金額を抑えつつケラチンの説明がはっきりしているものならRe:KERATIN。うねりも一緒に落ち着かせたいならマイブースターズが合います。
少量で様子を見たいならKYOGOKUの200g、買いやすさを優先するならhoyuのケアミーが収まりよく届きます。家族で使う、あるいは長く続ける前提が固まっているならアーバンクラフトの1000mLリフィル、カラー直後の数か月をしのぎたいならQurapという並びです。
6本は成分表で、マイブースターズは公式の表記で裏が取れています。あとは髪の状態と、続けられる金額の2つで決めてください。
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