ハンディ掃除機を買った人の多くが、半年後には使わなくなっています。理由は吸わないからではありません。出すのが億劫になるからで、その億劫さのほとんどは重さから来ています。
今回は実売7,980円前後から17,770円前後まで、8台を公式スペックだけで並べ直しました。数字を集めていて驚いたのは、吸込仕事率(W)を公式に公表していたのがツインバードの1台だけだったことです。つまり吸引力で8台を横並びに比べることは、そもそもできません。
比べられるのは重さと運転時間、それに手入れのしやすさでした。そしてこの三つは、そのまま「使い続けられるかどうか」に直結します。片手で持って腕が上がらなくなる本体は、どれだけ吸っても棚の中で眠ってしまうでしょう。
以下では本体の重さで三つに分け、その中で運転時間と水洗いできる範囲を見ていきます。最後に、重さを譲ってでも選ぶ理由のある2台を置きました。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
続けられるかどうかは、片手で何分持てるかで決まります
ハンディ掃除機の使いどころは、階段・車内・ソファの上・棚の上といった、床用の掃除機が入りにくい場所です。どれも腕を伸ばした姿勢か、体をひねった姿勢で使うことになります。この姿勢は、本体の重さがそのまま手首と肩に乗ってきます。
だから見るべき数字は本体だけの質量です。カタログの先頭に出ている質量は、スティックとして床掃除をするときの数字であることが多く、ハンディとして持ったときの数字は括弧の中に小さく書かれています。ここを読み違えると、想像より重い機械が届きます。
たとえばパナソニックのMC-SB34J-Cは、スティック時1.3kgに対して本体のみだと0.9kgです。山善のES-SL45も980gと650gという二段構えで、持ち方を変えるだけで手にかかる負担が変わります。この差が、腕を上げ続ける場面では効いてきました。
吸込仕事率の話も、ここで正直に書いておきます。今回の8台のうち数値を公式に出していたのはツインバードのHC-EB54Bだけで、200Wという値でした。残る7台は非公表なので、パワーを数字で比較する行為自体が成立しません。数字がない以上、選ぶ軸は重さと運転時間と手入れに寄せるほかありませんでした。

本体だけの重さで8台を三つに分けると、次のようになります。
| グループ | 本体だけの重さ | あてはまる機種 |
|---|---|---|
| 片手専用の軽量 | 約0.5kg〜550g | アイリスHCD-22M・アイリスHBD-C1 |
| 床もこなす2WAY | 650g〜0.94kg | 山善ES-SL45・マクスゼンMC03SM01・シャープEC-PT2・パナソニックMC-SB34J |
| 重さより機能 | 約1.9kgほか | ツインバードHC-EB54B・レコルトRSC-2 |
表のとおり、同じ「ハンディ掃除機」という名前でも、本体の重さはまるでそろっていませんでした。ここを揃えずに口コミを読むと、軽さを褒めた声とパワーを褒めた声が混ざって、判断がつかなくなります。
片手だけで完結させたいなら、本体550g前後の2台に絞れます
車内やソファの上だけに使うなら、床用のヘッドは要りません。本体が550g前後なら、片手で持ったまま数分動かしても腕が先に音を上げることはないはずです。この条件に当てはまるのがアイリスオーヤマの2台でした。
アイリスオーヤマ HCD-22M-W|7,980円前後、8台でいちばん安く、いちばん軽い
本体のみ約0.5kgと軽く、フロアヘッドと延長パイプ、バッテリーを含めても約0.8kgに収まります。連続使用時間は標準モードで約20分、ターボモードで約14分です。集じん容積は0.15Lで、紙パックは要りません。
価格が8台でもっとも安いうえに本体も軽いので、迷ったときに戻ってくる基準の1台になります。思い立ったときにさっと持ち出せる軽さは、実際の使用回数にはっきり効いてきました。
弱点は集じん容積0.15Lという小ささです。部屋全体の掃除機がけのようにゴミがまとまって出る使い方だと、途中で捨てに行くことになります。あくまで「気づいたときに吸う」道具として考えてください。
車のシートの隙間、こぼしたお菓子のかす、キーボードのまわり。そういう小さな汚れを片づけるための1台を探しているなら、ここから入るのが無駄がありません。
アイリスオーヤマ 充電式ハンディクリーナー マルチツールセット HCD-22M-W
参考価格 7,980円前後
本体のみ約0.5kgと軽く、片手で車内やソファの掃除がしやすいサイズです。標準モードで約20分使えて、紙パックが不要なので思い立ったときにすぐ使えます。
アイリスオーヤマ HBD-C1-B|15,500円前後、紙パック式でゴミ捨てにほこりが舞わない
本体重量は約550gで、こちらも8台の中では軽い部類です。連続使用時間は標準モードで約20分、ターボモードで約14分、集じん容積は0.15L、バッテリー容量は2200mAhとなっています。
同じアイリスのHCD-22Mより価格は上がりますが、役割は紙パック式という一点で分かれます。ダストカップ式はゴミを捨てるときにどうしてもほこりが舞い上がるので、そこが気になる人には紙パックのほうが快適でしょう。
引き換えに、紙パック代というランニングコストが継続的にかかります。ここを許容できるかどうかが、HCD-22Mとの分かれ目になります。
ハウスダストが気になる人、アレルギー体質の家族がいる人には、この方式のありがたみが大きいはずです。ゴミ捨てのたびに息を止める必要がなくなります。
アイリスオーヤマ 充電式紙パックハンディクリーナー HBD-C1-B
参考価格 15,500円前後
本体のみ約550gと軽く、紙パック式なのでゴミ捨てのときにホコリが舞いにくいのが特徴です。標準モードで約20分使えて、フィルター掃除の手間も少なくて済みます。
床もソファも1台で済ませたい人向けの、650gから0.94kgまで
ハンディ専用機のほかに、スティックとハンディを切り替えられる2WAY機という選択肢もありました。床の掃除機がけまで1台でまかなえるので、置き場所を増やしたくない人に向いています。ここでは本体だけの重さが軽い順に4台を並べました。
山善 ES-SL45|11,800円前後、ハンディ時650gで標準約30分
質量は980gで、ハンディクリーナーとして使うときは650gまで軽くなります。使用時間は強モードで約11分、標準モードで約30分と、8台の中では長いほうです。集じん容量は0.3Lで、紙パックの要らないサイクロン式です。
標準モードで約30分もつというのは、家中をまとめて片づけたい日にはかなり心強い数字でした。650gという本体重量と両立しているのが、この機種のいちばんの持ち味です。
短所は情報の少なさにあります。吸込仕事率の数値は公式に記載がないので、パワーの強さを数字で確かめることはできません。ここは今回の8台の多くに共通する事情でもあります。
軽さと運転時間を両方ほしい、紙パックは買いたくない。この条件で残るのが、この1台になります。
山善 軽量コードレススティッククリーナー ES-SL45
参考価格 11,800円前後
スティック時980g・ハンディ時650gと軽く、階段や車内の掃除でも腕への負担が少なめです。標準モードなら約30分使えるので、家中をまとめて掃除したいときにも向いています。
マクスゼン MC03SM01|11,380円前後、本体0.65kgの紙パック式
質量は約0.92kgで、本体のみなら約0.65kgです。連続使用時間は強モードで約10分、標準モードで約25分、集塵容量は約0.37Lの紙パック式となっています。
紙パック式の中ではアイリスのHBD-C1より軽く、価格も抑えめです。スティックとハンディを切り替えられる点は、パナソニックやシャープと同じ使い方ができます。紙パックの安心感と2WAYの便利さを両方取りにいった構成で、ここはうまくまとまっていると感じました。
ただし集塵容量は約0.37Lなので、紙パックの交換頻度は上がりやすくなります。ランニングコストを抑えたい人は、交換パックの価格も一緒に確かめておいてください。
ほこりを舞わせずに捨てたい、それでいて床掃除もこの1台で済ませたい。そう考えるなら候補に残ります。
MAXZEN 紙パック式スティッククリーナー MC03SM01
参考価格 11,380円前後
スティック時約0.92kg・本体のみ約0.65kgの軽量タイプで、紙パック式だからゴミ捨てのときに粉じんが舞いにくいのが特徴です。標準モードで約25分使えるので、2階まで含めた掃除も1回で終えられます。
シャープ EC-PT2-H|14,340円前後、水洗いできる場所が8台でいちばん広い
標準質量は1.2kg、本体のみだと0.94kgです。最長連続運転時間は標準モードで約25分、強モードで約10分、集じん容積は0.13Lとなっています。
この機種を推したい理由は、吸込口・ダストカップ・フィルターの3か所が水洗いできることに尽きます。8台を並べたなかで、水洗いできる範囲をここまで明記しているのはこの1台だけでした。手入れの手軽さを重く見る人には、この一点が決め手になるはずです。
短所も分かりやすく、吸込仕事率の数値は公式に記載がありません。パワーを数字で比べたい人にとっては、判断材料がひとつ足りない状態が続きます。
臭いやカビが気になるところをまるごと洗いたい。そう思う性格なら、この機種の作りは素直に気持ちがいいでしょう。
シャープ コードレススティック掃除機 EC-PT2-H
参考価格 14,340円前後
標準質量1.2kg(本体0.94kg)の軽量タイプで、標準モードなら約25分連続で使えます。吸込口・ダストカップ・フィルターの3か所が水洗いできるので、いつでも清潔に保てます。
パナソニック MC-SB34J-C|17,770円前後、ハンディ時0.9kgのサイクロン2WAY
スティック時1.3kg、本体すなわちハンディ時0.9kgのサイクロン式です。使用時間の目安はHIGHで約8分、通常運転で約25分から約30分、充電時間は約3.0時間となっています。集じん容積は0.15Lです。実売は17,770円から20,680円ほどの幅がありました。
ハンディ時0.9kgという数字は、シャープの0.94kgとほぼ並びます。8台の中では価格がもっとも高い1台ですが、スティックとハンディを1台でまかなえる汎用性がそのぶんの理由になっています。
弱点は数字が出ていないところです。吸込仕事率も集じん容量の詳細も公式サイトに記載がなく、パワーの面で他機種と比べることができません。またHIGHモードの約8分という数字は、強い運転を続けられる時間としては短めです。
床もソファも階段も、道具を替えずに一巡したい。その使い方を最優先するなら、価格に見合う働きをしてくれます。
パナソニック サイクロン式コードレススティック掃除機 MC-SB34J-C
参考価格 17,770円前後
スティック時1.3kg・ハンディ時0.9kgの2WAYタイプで、床掃除からソファの上まで1台でこなせます。HIGHモードで約8分、標準モードで約25〜30分使えるので、部屋数が多い家でも安心です。

重さを譲ってでも選ぶ理由のある2台があります
ここまで重さを軸にしてきましたが、その軸から外れる2台にも触れておきます。どちらも他の6台では代わりが利かない仕事を持っていて、用途が合えば重さは問題になりません。
ツインバード HC-EB54B|9,980円前後、8台で唯一パワーが数字で出ている
電源はAC100Vのコード式で、消費電力750W、吸引仕事率200Wという値が公式に明記されています。集じん容量は0.7Lと8台の中で最大で、質量は約1.9kgです。ダストケースとフィルターは分解して丸洗いできます。
コード式なので充電切れという概念がなく、吸わせたいだけ吸わせられます。ペットの毛が多い家や、車内をしっかり掃除したい人には、この持続力が効いてきました。集じん容量0.7Lも、まとまったゴミを一度に片づけたいときには頼りになります。
短所ははっきりしています。電源コードは約6mあるものの、コードレス機のように部屋中を自由に持ち歩く使い方には向きません。質量も約1.9kgと今回いちばん重く、片手で長く持つ道具ではないと考えてください。
置き場所を決めて、そこへ持っていって使う。この割り切りができるなら、8台の中でもっともパワーが読める1台になります。
ツインバード パワーハンディークリーナー HC-EB54B
参考価格 9,980円前後
AC電源のコード式で、吸引仕事率200Wというしっかりしたパワーが充電切れを気にせず持続します。ダストケースとフィルターは分解して丸洗いできるので、ペットの毛が多い家でも手入れが楽です。
レコルト RSC-2|8,800円前後、液体まで吸えるのはこの1台だけ
ウェット&ドライ仕様で、乾いたホコリだけでなく液体まで吸い取れる1台です。消費電力は最大56W、運転音は最大75dB、集じん容積は200mLで、そのうち液体は75mLのラインまでとなっています。
洗面台の水はねや、テーブルの飲みこぼしを、雑巾を取りに行かずにその場で片づけられます。他の7台は乾いたゴミ専用なので、この機能だけで役割がきれいに分かれました。置き型スタンドと合わせて洗面所に常備しておく使い方が、いちばん噛み合います。
弱点は容量です。集じん容積200mL、液体は75mLまでなので、部屋全体のホコリを集める使い方には向きません。また質量の公式記載が見当たらなかったため、重さでの比較はできませんでした。
水まわりの小さな後始末を減らしたい。その一点に価値を感じるなら、8,800円前後という価格は納得しやすいはずです。
recolte コードレス ウェット&ドライクリーナー RSC-2(BL)
参考価格 8,800円前後
液体とホコリの両方を吸えるウェット&ドライ仕様で、洗面台の水はねや飲みこぼしもそのまま吸引できます。消費電力は最大56Wとコンパクトで、置き型スタンドと合わせて洗面所に常備しやすいサイズです。
買ってから効いてくる、手入れと運転時間の落とし穴
いいところだけでは選べないので、8台に共通する引っかかりも書いておきます。まず運転時間です。カタログの「約25分」「約30分」はどれも弱いモードでの数字で、強いモードにすると約8分から約14分まで一気に縮みます。強で家中を回るつもりの計画は、たいてい途中で止まります。
次に水洗いです。ダストカップを洗える機種でも、洗ったあと完全に乾かさないままはめ戻すと、においの原因になります。水洗いできる範囲を公式に明記していたのはシャープとツインバードで、それ以外の機種については、取扱説明書で洗える部品を確かめてから水につけてください。
三つめは集じん容積です。今回の8台は0.13Lから0.7Lまで開きがあります。小さいほど本体は軽くなりますが、そのぶんゴミ捨ての回数は増えます。軽さを取ったなら、捨てる手間が増えることはあらかじめ受け入れておくほうが気楽でしょう。
そして吸込仕事率です。数値を公表しているのはツインバードだけでした。それ以外の7台について「こちらのほうが吸う」と比べることは、数字の裏がない以上できません。ここを断言している情報を見かけたら、いったん疑ってかかるほうが安全です。
使い続けるための置き方を先に決めておきます
買ったあとに使用回数を落とさないコツ
- 充電しながら置ける場所をコンセントの近くに確保してください。しまい込んだ時点で使わなくなります
- 吸ったあとは毎回ではなく、週に一度でよいのでダストカップを空にする日を決めておくと続きます
- 水洗いできる部品は完全に乾いてから戻します。生乾きのまま戻すとにおいが出ます
- 車で使う予定があるなら、シガーソケットではなく家で充電して持ち出す前提で運転時間を見てください
道具は、手の届く場所にあるかどうかで使用頻度が変わります。今回の8台でも、550g前後のアイリス2台や650gの山善のように、片手でひょいと持てるものほど出番は増えるはずです。逆に約1.9kgのツインバードは、置き場所を決めて腰を据えて使う相手になります。
家の中の空気まわりをまとめて見直すつもりなら、布団乾燥機や加湿器と置き場所を一緒に考えると、コンセントの取り合いで困りません。
家まわりの道具をまとめて見直すなら
- 布団乾燥機のおすすめ寝具のほこり対策まで手を広げたい人へ
- 加湿器のおすすめ乾燥期のほこりの舞い方が気になる場合に
- ひとり暮らしの家電セットそろえる順番から決めたい人向け
- キッチンのインテリア置き場所ごと整えたいときに
- 電気ケトルのおすすめ同じコンセントまわりで考えたい家電
重さから選ぶと、8台は三つに割れます
最初に決めるのは本体だけの重さです。片手専用でよければ550g前後のアイリス2台、床までやりたいなら650gから0.94kgの2WAY4台、用途が特殊なら残る2台という分かれ方になります。
次に手入れの範囲を見てください。水洗いできる場所を公式に明記しているのはシャープEC-PT2とツインバードHC-EB54Bで、ここを重く見るなら候補は一気に狭まります。
最後に運転時間です。標準モードで約30分を確保したいなら山善ES-SL45かパナソニックMC-SB34J、充電そのものを気にしたくないならコード式のツインバードになります。この順で見ていけば、店頭で持ち上げて確かめる機種は二つか三つまで減らせます。
※本記事はプロモーションを含みます

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