XGIMIのプロジェクターを探すと、Elfin Flip という同じ名前の後ろに Pro・Plus・Laser・4K が付いた4台が並びます。そこへホームプロジェクターの HORIZON Pro。名前だけで見分けるのは骨が折れます。
答えから書くと、この5台の差は、光源・明るさ・解像度・投写距離・角度の可動という5か所に集まっています。光源はLEDが2台、3色レーザーが2台。明るさは400 ISOルーメンから1600 ISOルーメンまで開き、解像度は1920×1080が3台、3840×2160が2台に分かれます。
見る順番は、金額より先にこの5か所です。部屋を暗くして見るのか、電気を点けたまま見るのか。1920×1080で足りるのか、3840×2160が要るのか。そこが決まると、5台はきれいに分かれます。
この記事で使う数字は、2026年9月6日にXGIMIの製品ページと各販売ページで取った値です。表示は時期によって動くので、注文する前に販売ページの表示も見てください。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
XGIMIのプロジェクターはどう選ぶか
XGIMIの製品ページには、機種ごとに仕様表が載っています。欄の立て方は機種で少し違いますが、比べる場所はだいたい同じなので、名前の違いは仕様表の数字で埋められます。5台を並べたときに値が動くのは、次の5か所です。
5台を見比べるときに開く欄
- 光源|LEDか3色レーザーか
- 明るさ|輝度がISOルーメンでいくつと書かれているか
- 解像度|1920×1080か3840×2160か、DMDの大きさも一緒に見ます
- 投写距離|スローレシオと投影サイズで、置ける場所と画面の大きさが決まります
- 角度の可動|ジンバルで何度まで回るか、そもそも数値が載っているか
光源の欄から見ていきます。「LED」と書かれているのが Elfin Flip Pro と Elfin Flip Plus、「3色レーザー」と書かれているのが Elfin Flip Laser と Elfin Flip 4K です。レーザーの2台は、どちらも公式説明文に日亜化学工業製という記載があります。HORIZON Pro の仕様表には光源の行が無く、ランプ寿命 30,000時間の記載と、注記の「30,000時間は光源の理論上の寿命です。」が載るだけです。ちなみに Elfin Flip Pro のランプ寿命は 25,000時間と書かれています。

明るさと解像度は、そのまま部屋の条件に返ってきます。輝度は下の表にまとめました。解像度は1920×1080が Elfin Flip の Pro・Plus・Laser、3840×2160が Elfin Flip 4K と HORIZON Pro になります。DMDの大きさも0.23インチ・0.39インチ・0.47インチと分かれていて、名前の近さのわりに中身は別ものです。
投写距離と角度の可動は、置き場所の話です。スローレシオは Elfin Flip Pro・Plus・Laser と HORIZON Pro が1.2:1、Elfin Flip 4K だけが0.98-1.3:1と幅で書かれ、仕様表に「光学ズーム 対応」と載ります。角度は Elfin Flip Plus・Laser・4K がジンバル一体型で150°回り、Elfin Flip Pro は仕様表に角度の数値が無く、HORIZON Pro はジンバルと回転角度の記載がありません。この5か所を押さえれば、あとは1台ずつ当てはめるだけです。
| モデル | 光源と明るさ | 解像度 |
|---|---|---|
| Elfin Flip Pro | LED/400 ISOルーメン | 1920×1080 |
| Elfin Flip Plus | LED/500 ISOルーメン | 1920×1080 |
| Elfin Flip Laser | 3色レーザー/1600 ISOルーメン | 1920×1080 |
| Elfin Flip 4K | 3色レーザー/1600 ISOルーメン | 3840×2160 |
| HORIZON Pro | 光源の行は記載なし/1500 ISOルーメン | 3840×2160 |
投げる距離をどう詰めるかで迷っている人は、短焦点プロジェクターの考え方も見ておくと、スローレシオの読み方が早くなります。
Elfin Flip の4台を並べます
ここからは1台ずつ見ていきます。並びは Pro・Plus・Laser・4K の順で、表と同じです。
XGIMI Elfin Flip Pro|バッテリーを積んだ1920×1080の1台
XGIMI Elfin Flip Pro の実売は46,800円前後です。輝度は400 ISOルーメン、標準解像度は1920×1080で、光源はLEDと書かれています。色域は Rec.709 113%。コントラスト比の欄は「/」になっていて、値の記載はありません。
この1台の性格が出ているのは電源まわりです。バッテリー容量は15000mAh(54Wh)で、公式説明文には「内蔵バッテリーにより、エコモードで最大2時間の映像再生が可能です。また、音楽再生では最大5時間使用可能。」とあります。同じ文に「※使用環境により再生時間が異なる場合があります。」という断りも付いています。バッテリーを積んでいるぶん置き場所の自由がきくので、外に持ち出したい人には見ておきたい欄です。
本体は235×218×64mm、重量は1.42kg、スピーカーは3Wが2基。投影サイズは80〜150インチ、スローレシオは1.2:1です。角度については仕様表に数値が無く、代わりに説明文が「オールインワンスタンド: このXGIMIアウトドアプロジェクターは、柔軟な視野角を提供し、天井にも投影できます。」と書いています。ライセンス付きのNetflixがプリインストールされ、ISA技術による自動台形補正・オートフォーカス・障害物自動回避・スクリーンへの自動アジャストも入ります。受賞歴は VGP 2025 映像音響部会金賞と VGP 2025 ライフスタイル受賞。
プロジェクターを持っていない状態から1台目を選ぶなら、この機種が入り口になります。
1.1kgで150°回る XGIMI Elfin Flip Plus
重量1.1kg、厚さ71mm。XGIMI Elfin Flip Plus は、公式説明文が「軽量・携帯性抜群: 重さわずか1.1kg、厚さ71mmで、簡単に100インチの大画面を投影できます。」と書いている1台です。実売は56,800円前後です。
光源はLEDのままで、輝度は500 ISOルーメンに上がります。解像度は1920×1080、コントラスト比は4000:1(EBLオン)、色域は Rec.709 121%と書かれています。ここで Elfin Flip Pro との差が出るのは、輝度と色域の数字、そして角度の欄です。
角度については説明文に「自由な角度調整とレンズ保護: ジンバル一体型で150°回転可能、折りたたみ式デザインでレンズをしっかり保護。」とあります。投影サイズは40〜200インチ、スローレシオは1.2:1。天井に向けたいなら、この150°という数字が意味を持ちます。消費電力は65Wです。Google TVを載せていて、公式Netflixにも対応します。説明文には「4年間のOTAソフトウェアサポート: 製品の量産開始日から最大4年間、OTA(Over-the-Air)によるソフトウェアサポートを提供します。」という記載もあります。
ベッドに横になって天井に映したい人には、1.1kgの本体と150°回るジンバルがそろうこの機種が合います。
XGIMI Elfin Flip Laser は3色レーザーで1600 ISOルーメン
光源が切り替わるのが XGIMI Elfin Flip Laser です。仕様表の光源は「3色レーザー」、説明文には「最新の日亜化学工業製3色レーザー光源を搭載し、1080P解像度に加え、1600 ISOルーメンの高輝度、10000:1のダイナミックコントラスト比、シネマクラスの広色域を実現。昼間でも鮮やかで明るい大画面を楽しめます。」と書かれています。実売は84,900円前後です。
数字で追うと、輝度は500 ISOルーメンから1600 ISOルーメンへ。コントラスト比は10000:1(DBLE ON)、色域の記載は BT.2020 110%に変わります。解像度は1920×1080のままなので、この機種で上がるのは明るさとコントラストと色域で、画素数ではありません。
音も別の系統になります。スピーカーはハーマンカードン製の7Wが1基。本体は245×75×254mmで、重量は約1.38kgです。ジンバルは一体型で150°回転し、説明文には持ち運び用のハンドルの記載もあります。Google TVを搭載し、Google Playストアから5000以上のアプリを入れられると書かれています。
投影サイズは40〜200インチ、スローレシオは1.2:1。電気を点けたままの部屋で映す機会が多いほど、この1600 ISOルーメンが効いてきます。
光学ズームが付く XGIMI Elfin Flip 4K
XGIMI Elfin Flip 4K で上がるのは画素数です。標準解像度は3840×2160、DMDは0.39インチになります。光源は3色レーザー、輝度は1600 ISOルーメンで Elfin Flip Laser と同じ数字ですが、コントラスト比は20000:1(DBLE ON)に変わります。実売は149,800円前後です。
置き場所の自由度もここで動きます。スローレシオは0.98-1.3:1と幅で書かれ、仕様表には「光学ズーム 対応」と載ります。説明文は「スローレシオ0.98-1.3:1の範囲で調整可能で、プロジェクター本体を動かすことなく画面サイズを調整できます。」と説明していて、本体を前後させずに画面の大きさを合わせられる、という書き方です。投影サイズは40〜200インチ。ほかの4台のスローレシオが1.2:1という単一の値なのに対し、この機種は幅を持っています。
ゲームを映したい人向けの記載もあります。説明文には「ゲーマー向けに、ALLM(自動低遅延モード)とVRR(可変リフレッシュレート)に対応し、1msの超高速入力遅延を実現。最大120Hzのリフレッシュレートにより、ゲーム内の動きがスムーズに表示され、ティアリングやブレを抑え、優れた没入感を提供します。」とあり、仕様表の低遅延の欄も「1ms at 1080P@120Hz」です。
重量は約1.55kg、本体は254×245×78mm。一体型ジンバルで150°の角度調整ができると書かれているので、3840×2160のまま部屋を移して使う組み立てになります。スピーカーはハーマンカードン製7Wが1基です。画素数と設置の自由度を同時に取りにいく人が、この1台にたどり着きます。
もう1台はHORIZON Pro
ここからは、Elfin Flip の4台とは組み立てが違う1台です。
XGIMI HORIZON Pro|8Wスピーカー2基の4Kモデル
XGIMI HORIZON Pro のスピーカーは8Wが2基です。公式説明文が「Harman/Kardonスピーカー8Wを2基搭載」と書いています。ここまでの4台のスピーカーは3Wか7Wと書かれているので、音の欄だけでも設計が違うと分かります。実売は130,462円前後です。
映像は1500 ISOルーメンの3840×2160で、DMDは0.47インチ。説明文の「4K映像を最大200インチの大画面で楽しめる」「静音性/低遅延/耐久性」「オートフォーカス / 自動台形補正 / スクリーンへの自動アジャスト / 障害物自動回避」という並びが、この機種の売りです。3Dが使用可能、MEMCにも対応と仕様表にあります。
置き方も Elfin Flip とは別の考え方です。ジンバルや回転角度の記載は無く、投影方法の欄が「フロント,リア,フロントシーリング,リアシーリング」と書かれています。電力仕様はAC100-240V・50/60Hz(250.04W)、本体は136×208×218mm、重量は2.9kgです。スローレシオは1.2:1、画像サイズは40〜200インチと載ります。
OSはAndroid TVで、説明文には「Google アシスタント対応で音声操作可能」の記載があります。テレビの置き場所にそのまま据えて、スピーカーを足さずに使い始めたい人が対象になる1台です。
投影サイズと角度には推奨があります
XGIMIの製品ページには、投影できる範囲とは別に「推奨」の数字が注記として置かれています。ここを先に読んでおくと、置き場所を決めたあとの手戻りが減るはずです。

推奨のサイズから並べます。まず Elfin Flip Pro の注記が「最適な視聴体験を得るための推奨投影サイズは80~150インチです。この範囲を超えると、投影コンテンツの品質に影響する可能性があります。」で、Elfin Flip Plus には「快適な視聴体験のため、60〜120インチでの投影を推奨します。」とあります。3色レーザーの2台では、Elfin Flip Laser が「Elfin Flip Laserが投写できる範囲は40–200インチですが、最適な映画鑑賞体験の推奨サイズは60–120インチです。」、Elfin Flip 4K が「Elfin Flip 4Kが投写できる範囲は40–200インチですが、最適な映画鑑賞体験の推奨サイズは54–150インチです。」。HORIZON Pro は「最適な視聴体験を得るために、推奨の投影サイズは、60~150インチとなります。」と書かれています。
斜めから投げるときの角度にも、機種ごとに別の数字が付いています。側面投射について Elfin Flip Pro は「補正の正確性を確保するために、側面投射角度は40°以内としてください。」、Elfin Flip Plus は「正確な補正を維持するため、サイド投影の角度は25度以内を推奨します。」。3色レーザーの2台は「正確に校正を行うため、斜め投影の角度は40°を超えないようにしてください。」、HORIZON Pro は「画像調整を行う場合、投影角度(アングル)が40度を超えないようにすることを推奨します。」です。壁に対して真正面に置けない部屋では、この数字が置き場所の上限になります。
| モデル | スローレシオと投影サイズ | 角度の可動 |
|---|---|---|
| Elfin Flip Pro | 1.2:1/80〜150インチ | 角度の数値は仕様表に記載なし |
| Elfin Flip Plus | 1.2:1/40〜200インチ | ジンバル一体型で150°回転 |
| Elfin Flip Laser | 1.2:1/40〜200インチ | ジンバル一体型で150°回転 |
| Elfin Flip 4K | 0.98-1.3:1(光学ズーム対応)/40〜200インチ | 一体型ジンバルで150°の角度調整 |
| HORIZON Pro | 1.2:1/40〜200インチ | ジンバルと回転角度の記載なし |
保証と付属の書かれ方も見ておきます。XGIMIのFAQには「「Elfin Flip 4K」および「Elfin Flip Laser」の保証期間は1年間です。」という記載があります。この2台のうち Elfin Flip Laser の説明文の冒頭には「通常パッケージまたはサッカーデザインパッケージのいずれかを、ランダムにお届けいたします。パッケージデザインはお選びいただけませんので、あらかじめご了承ください。商品の仕様および内容物は同一です。」という断りも入っています。
仕様表の欄が「/」になっている項目もあります。「/」なのは Elfin Flip Pro のコントラスト比、Elfin Flip Plus のスクリーンへの自動アジャスト・障害物自動回避・光学ズーム、Elfin Flip Laser の障害物自動回避と光学ズームです。なお Elfin Flip 4K の注記には「中断なしの自動台形補正を使用する場合、Elfin Flip 4Kはシステム設定で「スクリーンへの自動アジャスト」と「障害物自動回避」機能をオフにする必要があります。」という条件も書かれています。欄が空いている項目は、注文する前に知っておきたいところ。
映す面をどうするかまで決めておきたい人は、プロジェクタースクリーンの記事も見ておくと、推奨サイズの数字が具体的になります。
用途で選ぶならどれか
5台の分かれ目を、条件の側から並べ直します。
部屋を暗くして映画を見る使い方が中心で、初期の1台を決めたいなら Elfin Flip Pro です。400 ISOルーメンの1920×1080に、15000mAhのバッテリーが付きます。天井に向けたい、あるいは1.1kgという数字を重視するなら Elfin Flip Plus。500 ISOルーメンに上がり、ジンバルが150°回ります。
電気を点けた部屋や昼間の明るい部屋で映したいなら、3色レーザーの Elfin Flip Laser が候補です。1600 ISOルーメンとコントラスト比10000:1で、解像度は1920×1080のまま据え置かれます。ここに3840×2160と光学ズームを足したのが Elfin Flip 4K で、1msの低遅延まで欲しいゲーム用途もここが受け持ちます。
テレビの位置に固定して、スピーカーを追加せずに使いたいなら HORIZON Pro です。8Wを2基積み、Android TVとGoogleアシスタントに対応します。3Dが使用可能でMEMCにも対応、と仕様表に載ります。
決め手になるのは、部屋の明るさと、投げたい画面の大きさと、置ける場所の3つです。ここを先に決めてから表に戻ると、5台は自然に2つか3つまで絞れます。
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