「Anker モバイルバッテリー」と検索する人には、新しい一台を探している人と、いま持っている一台が回収の対象かどうかを確かめたい人が混ざっています。検索窓に並ぶ言葉を見るかぎり、後者はけっして少数派ではありません。
ですので、この記事は回収対象の型番を確かめるところから始めます。アンカー・ジャパンは複数の型番で自主回収を実施していて、手元の製品が該当する場合には交換か返金の窓口が用意されています。買い替えを考える前に、まずここを済ませてください。
そのうえで、いま選べる7モデルを容量と出力の2軸で並べました。結論を先に書いておくと、見るべき数字は容量のmAhと出力のWの2つで足ります。残りはケーブルを持ちたいか、コンセント用の充電器も減らしたいか、iPhoneの背面に貼りたいか、という好みの話です。
Ankerは名前が近くて中身の違う製品がとても多いので、本文では型番を必ず添えます。回収の話も選び方の話も、製品名ではなく型番で読んでいただくのが確実です。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
手元の一台が回収対象かどうかを、先に確かめてください
アンカー・ジャパンの公式ページで案内されている、自主回収の対象型番を並べます。
| 型番 | 製品名 | 対象範囲 |
|---|---|---|
| A1257 | Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) | 特定のシリアルナンバーのみ(通常品とふるさと納税限定デザイン) |
| A1647 | Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル) | 2025年6月26日までに購入された全製品 |
| A1642 | Anker 334 MagGo Battery (PowerCore 10000) | 2025年6月26日までに購入された全製品 |
| A1652 | Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 7.5W, Stand) | 2025年6月26日までに購入された全製品 |
| A1366 | Anker 535 Power Bank (PowerCore 20000) | 2023年2月に掲載された別件の回収 |
いちばん気をつけたいのが、A1257の対象範囲が「特定のシリアルナンバーのみ」という点です。同じA1257でも、対象になる個体とならない個体があります。型番だけを見て「うちのは違う」と判断するわけにはいきません。
判別に使うのはシリアルナンバーです。本体の背面か側面にある「SN:」の後ろに、Aから始まる16桁の英数字が書かれています。この番号を公式の受付ページに入力すれば、対象かどうかが分かります。
該当した場合の受付窓口は、モバイルバッテリー回収受付フォーム(https://www.ankerjapan.com/pages/202506-support )です。電話は 0120-775-171 で、平日の9時から17時までが受付時間になります。対応は交換または返金と案内されています。
回収の理由については、公式ページに明記がありません。ですからこの記事でも書きません。「発火する」「危ない」といった言い方は、出どころのない断定になってしまいます。公式が出しているのは、対象の型番と対象範囲、そして受付の方法までです。ご自身の目で確かめたい方は、製品回収情報のページ(https://www.ankerjapan.com/pages/recall )を直接ご覧ください。
そして、この記事で取り上げる7モデルは、A1257・A1647・A1642・A1652・A1366のいずれでもありません。型番を見比べてから、安心して読み進めていただけます。

容量と出力、この2つで7モデルは4つの組に分かれます
まず容量から整理していきます。10,000mAh級はA1688・A1664・A1256の3台で、これが毎日持ち歩く標準の大きさです。5,000mAhのA1645は荷物を最小にしたい人向けで、重量は約99gしかありません。9,700mAhのA1623はコンセント一体型という別枠になります。20,000mAh級はA1384とA1689013の2台で、1泊以上の移動を想定した容量です。
重さも同時に見てください。10,000mAh級は約207g(A1664)から約220g(A1256)の範囲に収まりますが、20,000mAhのA1384は約462gあります。数字を並べただけだと差がぼやけますけれども、約207gと約462gでは、上着のポケットに入れて持ち歩けるかどうかの線そのものが変わります。
次に出力です。この7モデルの最大出力は、A1645のLightning側の12Wから、A1689013の45Wまで開いています。あいだにA1623の合計最大20Wと、A1688・A1664・A1384・A1256の最大30Wが並びます。ここでいちばん大事なのは、充電の速さはバッテリー側と端末側とケーブルの、いちばん低いところに合わせて決まるという関係です。
つまり「Wが大きいほど良い」という買い方は、途中で空振りします。45W対応の一台を選んでも、手持ちのスマホが受け取れる上限がそれ以下なら、その差は出てきません。端末が何Wまで受け取れるのかを先に調べてから、バッテリーの側を合わせにいってください。
Wの数字を活かす条件
- バッテリー・端末・ケーブルの3つがすべて対応して初めて最大値に近づきます
- 手持ちの端末が何Wまで受け取れるかを先に確認してください
- 対応の記載がある製品どうしで揃えると話が早く済みます
なお、USB PD(Power Delivery)対応の記載があるのは、A1688・A1623・A1384・A1689013・A1256の5モデルです。A1645とA1664の公式ページには、確認した範囲でUSB PDの記載がありませんでした。無いものを「たぶん対応している」と書くわけにはいきませんので、記載がないという事実だけ置いておきます。
毎日カバンに入れる10,000mAh級は、価格で性格が分かれます
10,000mAh級の3台は、容量が同じで価格がはっきり違います。A1688が3,990円前後、A1256が5,990円前後、A1664が9,990円前後です。この差はそのまま、ケーブル一体・残量表示・ワイヤレスという機能の差になります。A1664だけは充電のしかたそのものが変わりますので、後ろに独立した節を立てました。
ケーブルが本体に付いているZolo A1688(10000mAh・30W)
A1688はUSB-Cケーブルが本体と一体になった10,000mAh機です。USB-C出力は最大30W、USB-A出力は最大22.5Wで、入力はUSB-Cで最大20Wになります。重量は約212g、サイズは約109×65×25mmです。
ケーブルを別に持たなくていい、というだけの違いに見えるかもしれません。ただ、カバンの底でケーブルを探す時間も、家に置き忘れる可能性も、この形なら最初から発生しません。この一手間の有無は、価格差では測りにくいところです。
3,990円前後という値付けも効いています。同じ10,000mAhで最大30Wを出せるA1256が5,990円前後ですから、ディスプレイを取るかケーブル一体を取るかという、素直な選び分けができる関係です。
内蔵ケーブルはUSB-C専用ですので、Lightning端子の機器には別途ケーブルが必要になります。パススルー充電の記載もありません。
Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)
参考価格 3,990円前後
USB-Cケーブルを本体に内蔵し、ケーブル忘れを防ぎたい人向けの10,000mAh機。
残量が数値で読めるA1256(10000mAh・30W)
A1256は同じ10,000mAhで、USB-C出力が最大30W、USB-A出力が最大22.5Wです。それに加えて本体にLEDディスプレイを備えていて、残量が数値で読める点がほかの2台との違いになります。
ランプの点灯数から「たぶん半分くらい」と推測する必要はありません。出かける前に数値を確認して、足りなければ挿しておくという判断ができます。残量が分からないまま持ち出して外で切らす、という失敗を防ぎやすい構造です。
サイズは約99×52×26mmで、幅が狭くて縦に長い形をしています。ポケットに縦向きで滑り込ませやすい一方、平たいポーチには少し座りが悪いかもしれません。重量は約220gになります。
価格は5,990円前後です。パススルー充電については公式ページに記載がありませんので、できる前提で選ばないほうが安全でしょう。
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)
参考価格 5,990円前後
本体のディスプレイでバッテリー残量を数値表示。充電のタイミングを一目で把握したい人向け。
ケーブルもプラグも本体に入っている2台
ここからは数字ではなく、持ち物が1つ減るかどうかで選ぶグループになります。容量や出力の表だけを見比べていると、この2台の価値は最後まで見えてきません。
Nano A1645はLightning端子そのものが飛び出します(5000mAh・12W)
A1645は本体にLightning端子を内蔵した5,000mAh機です。重量は約99g、サイズは約77×37×25mmしかなく、この7モデルの中では明らかに別クラスの小ささになります。折りたたみ式の端子を起こして、iPhoneの下に直接ぶら下げる形で使います。
約99gという重さは、この7モデルで唯一100gを切る数字です。ポケットに入れたまま歩く前提で選べる大きさは、この中ではA1645だけになります。財布と鍵とスマホだけで出たい日に足せる一台、という位置づけです。
ただし出力はLightning側で最大12Wと控えめです。入力はUSB-Cで最大15Wまで対応しますが、大きめの機器を急いで充電する用途には力不足になります。Lightning専用ですので、USB-C機器には別のケーブルが要ります。
価格は3,990円前後です。容量を求めるのではなく、持ち歩けるかどうかで選ぶ一台になります。
Anker Nano Power Bank (12W, Built-In Lightning Connector)
参考価格 3,990円前後
本体にLightning端子を内蔵しケーブル不要。荷物を減らしたい人向けの超小型5,000mAh機。
PowerCore Fusion A1623はコンセントに直挿しできます(9700mAh・20W)
A1623は折りたたみ式のACプラグを内蔵していて、コンセントに直接挿す充電器としても使えるモデルです。容量は9,700mAhで、出力は合計最大20W、入力はAC100-240Vに対応しています。7モデルの中でこの形は1台だけになります。
出張や旅行の荷物で地味に増えるのが、USB充電器とバッテリーの二重持ちです。A1623はその2つを1つにまとめてくれます。持ち物が1つ減るぶん、充電器を部屋に忘れて帰る心配もありません。
引き換えに、サイズは約82×82×35mm、重量は約290gと、この中では大きく重い部類に入ります。ポケットに入れて持ち歩く形ではありません。カバンに入れっぱなしにしておく道具として考えてください。
出力が合計最大20Wという点も、30W機や45W機と比べると控えめです。5,990円前後という価格も踏まえると、速さではなく身軽さを買う一台になります。
Anker PowerCore Fusion 10000
参考価格 5,990円前後
折りたたみACプラグを内蔵し、コンセントに直挿しできる充電器兼バッテリー。自宅・ホテルでの充電器忘れを防ぎたい人向け。
1泊以上なら20,000mAh級、45Wと30Wの差は型番で見分けます
20,000mAh級はA1384とA1689013の2台です。容量が同じで出力と重量が違うので、比べる軸がはっきりしています。しかも価格が逆転していますから、この節はよく読んでほしいところです。
A1384は素直な大容量機です(20000mAh・30W)
A1384は容量20,000mAh、出力最大30Wの標準形になります。USB-C出力が最大30W、USB-A出力が最大18W、入力はUSB-Cで最大30Wです。数日の出張でスマホとタブレットをまとめて面倒みたい人に向きます。
弱点は重さで、約462gあります。サイズも約153×71×28mmですから、上着のポケットに入れる大きさではありません。カバンに入れて運ぶ前提なら気になりませんが、約462gは手ぶらで出たい日には持ち出しにくい重さです。
こちらは公式ページにパススルー充電非対応と明記されています。価格は6,990円前後になります。
Anker Power Bank (20000mAh, 30W)
参考価格 6,990円前後
数日の出張・旅行でスマホもタブレットもまとめて充電したい人向けの大容量機。
Zolo A1689013は45Wでケーブルも内蔵します(20000mAh・45W)
A1689013は容量20,000mAhで出力最大45W、入力は最大30Wという上位機です。しかもUSB-Cケーブルを約15cm内蔵していて、重量は約365g、サイズは約120×70×30mmになります。A1384より軽く、出力は上で、価格は5,990円前後です。
数字だけ並べるとA1384を選ぶ理由が見えにくくなりますが、こちらは型番の紛らわしさという別の落とし穴を抱えています。同じシリーズに30W版のA1689が存在しますので、購入時は「45W」の表記まで必ず確認してください。パッケージの見た目だけで判断すると、静かに別物をつかみます。
45Wという出力が活きるのは、端末側が受け取れる場合だけです。手持ちのスマホがそこまで対応していないなら、A1384との差は容量以外ではあまり出てきません。ここは正直に書いておきます。
パススルー充電についての記載はありませんでした。
Anker Zolo Power Bank (20000mAh, 45W, Built-In USB-Cケーブル)
参考価格 5,990円前後
20,000mAhの大容量と45W出力・USB-Cケーブル内蔵を兼ねる上位機。最新スマホを素早く充電したい人向け。

MagGo A1664は、ケーブルを使わないという別の選び方
A1664はiPhoneの背面に磁石で装着して、ケーブルなしで充電できる10,000mAh機です。Qi2認証とマグネット式ワイヤレス充電に対応していて、USB-C出力は最大30W、ワイヤレス出力は最大15Wになります。重量は約207g、サイズは約104×71×15mmです。
貼り付けたまま歩けるので、充電しながらスマホを使うときにケーブルが引っかかりません。机の上でスマホを動かせない、という窮屈さも起きません。厚さ約15mmはこの7モデルで最も薄く、背面に貼る道具としては理にかなった数字です。
一方で、ワイヤレス充電は有線とは別の話になります。ワイヤレス出力は最大15Wで、同じ本体のUSB-C出力である最大30Wの半分です。ワイヤレスは仕組み上どうしても熱を持ちやすいので、速さを求める場面ではケーブルを挿すほうが確実になります。
価格は9,990円前後で、この7モデルの中では最も高い一台になります。パススルー充電に対応と公式に明記されている点は、この中でA1664だけの特長です。本体を充電しながらスマホにも給電できますので、ホテルでの一晩の使い方はいちばん融通が利きます。
なお、回収対象にはA1642(Anker 334 MagGo Battery)とA1652(Anker MagGo Power Bank)という、MagGoの名前が付いた製品が並んでいます。名前は似ていますが、A1664はそのどちらでもありません。対象範囲は上の表と、アンカー・ジャパンの製品回収情報ページ(https://www.ankerjapan.com/pages/recall )で見比べてください。
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)
参考価格 9,990円前後
iPhoneに磁石でピタッと装着し、ケーブルなしで充電できるMagSafe対応ワイヤレス機。予算を出せるならこちらが便利。
使う場面から逆算すると、7モデルは1台に絞れます
ここまでの内容を、選ぶ場面の側から並べ直しました。自分の1日に近い行に目を止めてもらえれば、候補は2台以内まで減ります。
| 使う場面 | 先に見るところ | この中での候補 |
|---|---|---|
| 通勤や外回りで1日ぶん | 10,000mAh級で最大30W | A1688・A1256 |
| ケーブルを忘れがち | ケーブル一体型 | A1688・A1689013 |
| 荷物を最小にしたい | 5,000mAh級で約99g | A1645 |
| 旅先で充電器も減らしたい | ACプラグ内蔵 | A1623 |
| 1泊以上でタブレットも | 20,000mAh級で30W以上 | A1384・A1689013 |
| iPhoneに貼って使いたい | Qi2とワイヤレス最大15W | A1664 |
迷ったら、まず10,000mAh級から候補を絞ってみてください。20,000mAh級は確かに安心ですが、毎日持ち歩く相手としては重さが効いてきます。1泊以上の予定が定期的にあるかどうかで判断してください。
数字を並べて見えてきた、弱いところも書いておきます
いい面だけ並べても選べませんので、気になった点をまとめます。
パススルー充電の扱いが、モデルによってばらばらでした。A1384は公式に非対応と明記されています。A1664は対応と明記されています。残るA1688・A1645・A1623・A1689013・A1256については、公式ページに記載を見つけられませんでした。記載がないものを「できる」と読まないでください。この使い方を前提にするなら、明記されているA1664を選ぶのが確実です。
重さの差は、数字で見るより後から効いてくる部分です。A1645の約99gとA1384の約462gを、同じ「モバイルバッテリー」という言葉で括るのは少し乱暴に思えます。カタログの数字を見比べるより、いま使っているスマホの重さを基準にして、それが何個ぶんかで考えるほうが早いかもしれません。
型番の紛らわしさは、Ankerを選ぶうえで避けて通れない部分になります。A1689013には30W版のA1689という近い型番が存在しますし、回収対象のA1647やA1642も、名前だけ見れば普通のモバイルバッテリーです。名前の見た目で注文すると、届いてから気づく形になります。必ず型番と出力の表記の両方を確認してください。
出力の数字が独り歩きしやすいのも、注意しておきたいところです。45Wや30Wという表記は、あくまでバッテリー側が出せる上限を示しています。手持ちの端末がそこまで受け取れないなら、実際の充電時間はほとんど変わりません。ここを勘違いしたまま高い機種を選ぶと、支払った差額が充電時間には返ってきません。
最後に価格です。A1645とA1688の3,990円前後から、A1664の9,990円前後まで幅があります。上の価格帯は機能で説明が付きますが、10,000mAhという容量そのものは変わりません。容量にお金を払うのか、機能にお金を払うのかを分けて考えると、決めやすくなります。
充電まわりで、次に見ておくと役に立つもの
モバイルバッテリーを決めたら、そのあとに効いてくるのが周辺の道具です。ケーブルの本数、机の上の置き場所、持ち出すときの入れ物あたりが次の課題になります。
自宅や職場でケーブルを挿す手間そのものを減らしたいなら、据え置きのワイヤレス充電器と組み合わせる手があります。A1664を選ぶ場合は、磁石で貼るという使い勝手が家でも外でも揃いますので、相性が良いはずです。
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容量と出力は、買う前に数字だけで比べられます。重さと大きさだけは、実物を持たないと自分の基準に合うかが分かりません。そして手元にすでに一台あるなら、選び直す前に型番とシリアルナンバーを確かめてみてください。
※本記事はプロモーションを含みます

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