顔には化粧水をたっぷり入れて乳液まで塗るのに、首は手のひらに残った分をなでて終わり。首の肌荒れの話になると、だいたいこの塗り方が出てきます。塗っていないわけではなく、量が足りていない、というほうが実態に近いはずです。
首まわりで迷ったときは、顔にも体にも使えると公式が書いている保湿剤を1本決めて、顔のケアの流れでそのまま下へ下ろす。この形がいちばん続きます。今回そろえた5点のうち4点が、まさにこの兼用タイプです。
残る1点は、首だけをはっきり狙った専用品です。クリームとスティックの2点構成で、性格が他とはっきり違うので最後に置きました。
見るところは多くありません。首に使えると公式が言っているか、続けて塗れる量が入っているか、その量に対して価格が見合っているか、の3点です。これで5点はきれいに分かれます。並べ方は、顔と体の兼用4点を価格の安い順に並べ、そのあとで首専用の1点を置きました。表も見出しも締めも同じ順にしてあります。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
首がカサつくのは、顔と同じ手順が届いていないから
首は、顔のいちばん下にくっついている皮膚、という扱いをされがちです。ところが日常の中で首に起きていることを並べてみると、顔とはずいぶん条件が違います。
まず、襟が一日じゅう当たっています。ワイシャツの立ち上がった襟、ニットの首まわり、マフラー。座って前を向いているだけでも、こすれる回数は思っているより多くなります。
髭を剃る人なら、刃はあごの裏から喉のあたりまで下りてきます。顔だけを剃っているつもりでも、実際に刃が最後に通るのは首の上部です。そのうえ、剃ったあとに化粧水をつける範囲は、たいてい顔で止まります。
シャンプーやトリートメントを流したお湯は、首の後ろから背中へ落ちていきます。日焼け止めも、あご先までは塗っても、耳の後ろから首の側面までは手が回りにくい場所です。
擦れる・剃る・流れる、が同じ場所で重なっている
つまり首は、擦れて、刃が当たって、洗剤が流れていく場所でありながら、保湿だけが届いていないことになります。荒れる条件がそろっているのに、対策だけが抜けている状態です。
やることは、この抜けを埋めるだけです。特別な工程を足すのではなく、いま顔に塗っているものと同じタイミングで、首まで下ろす。そのために「顔にも首にも使える」と公式が言っている1本を選んでおくと、迷いがなくなります。口まわりのように部位ごとの事情が違うところは口まわりの肌荒れの話と分けて考えると整理しやすくなります。
首に塗るものを選ぶときの、3つの見どころ
顔と体の両方に使えると書いてあるか
顔用としか書かれていない製品を首に塗って問題が起きるとは限りませんが、メーカーが想定していない使い方であることは確かです。今回の5点は、いずれも公式ページで顔や体、あるいは首への使用が示されているものだけを選んでいます。
続けて塗れる量が入っているか
首の面積は、顔の頬2枚ぶんくらいあるはずです。前から後ろまでぐるりと塗ると、消費量は顔よりも早くなります。少量サイズだと「もったいない」が先に来て、結局また手の余りをなでるだけに戻ってしまいます。今回の5点は、200mL・400mL・566gといった量のある枠と、つめかえの用意がある枠を中心にそろえました。
価格は、総額と1mL・1gあたりの両方で見る
同じ「保湿剤」でも、容量で割ると総額の印象が変わる商品があります。表のあとに、割り算した数字も並べました。
| 商品 | タイプと容量 | 実売の目安 |
|---|---|---|
| ケアセラ AP フェイス&ボディ 乳液 | 乳液・顔と体の兼用・200mL(つめかえ370mL) | 990円前後 |
| セラミエイド 薬用スキンミルク つめかえ | 薬用スキンミルク・顔と体の兼用・つめかえ400mL | 1,750円前後 |
| セタフィル モイスチャライジングクリーム | 保湿クリーム・顔と体の兼用・566g | 2,300円前後 |
| ZIGEN オールインワンジェル | オールインワンジェル・顔と首・200g | 7,500円前後 |
| MEDIPEEL プレミアム ネックケア 2種 | 首専用クリーム100mL+スティック20gの2点構成 | 2点合計で5,300円前後 |

首の肌荒れが気になる男性へ、保湿ケアのおすすめ5点
ケアセラ AP フェイス&ボディ 乳液(990円前後)
990円前後という価格から入ります。5点の中でいちばん安く、しかも顔と体の両方に使える乳液です。ロート製薬の公式ページには「全身にも塗り広げやすく、すーっとなじむ乳液」と書かれていて、製品名そのものに「フェイス&ボディ」が入っています。顔専用という但し書きはありません。
弱酸性・低刺激性・パラベンフリー・無香料、敏感肌の方の協力によるパッチテスト済みというのが公式の表記です。ただし「すべての方に刺激が起こらないわけではない」との注記も、同じページに添えられていました。
本体は200mL、つめかえ用は370mLの大容量です。首だけのために新しく何かを買い足すのが面倒、という人にとっては、この価格と量はかなり現実的な入口になります。乳液タイプなので、クリームのような厚い膜が残る作りではありません。冬のいちばん厳しい時期に物足りなくなる可能性は残りますが、春から秋にかけての日常使いなら、量を気にせず首まで下ろせるほうが結果的に続きます。
まず1本試して、自分の首がどれくらい消費するのかを測る、という使い方に向いています。
セラミエイド 薬用スキンミルク つめかえ 400mL(1,750円前後)
つめかえ用で400mLというのが、この枠のいちばん分かりやすい特徴です。コーセーコスメポートの公式ページでは「敏感肌・赤ちゃんも使える全身保湿ミルク」と紹介されていて、顔を除外する記載も、首を除外する記載もありません。
そして5点の中で唯一、有効成分としてグリチルレチン酸ステアリルを配合しています。荒れが首だけで止まらず、胸元や背中にも出るタイプの人は、この枠なら全身を1本でまかなえるはずです。無香料・無着色・パラベンフリー、アルコール(エチルアルコール)フリーという設計も公式に明記されています。
つめかえ用ですから、最初にボトルを1つ用意する必要はあります。それでも400mLという量は、朝と夜に首の前後をぐるりと塗っても、しばらく減りを気にせずにいられる量です。塗る量をケチらせないという意味では、この容量そのものが機能だと考えています。
背中まで荒れが広がっているなら背中のニキビの対処と合わせて考えると、洗い方まで含めて手が打てます。
セタフィル モイスチャライジングクリーム 566g(2,300円前後)
冬になると、首の前だけでなく鎖骨のあたりまで白く粉をふく。そういう乾き方をする人は、乳液よりもクリームタイプのほうが手応えを得やすい場面があります。この566gのクリームは、公式ページに「フェイス&ボディ」と明記された、乾燥肌・敏感肌向けの保湿クリームです。
無香料、低刺激設計、アレルギーテスト済み、パラベンフリー、ノンコメドジェニックテスト済みと、公式が並べている表記はこれだけあります。ノンコメドジェニックテスト済みという表記は、顔にも塗るつもりの人にとっては安心材料になります。
566gという数字は、手に持つとかなりのボリュームです。首だけに使うには明らかに多いので、体全体に塗る前提で買う枠だと考えたほうが納得できます。腕や脚まで一緒に片づけたい人には、むしろこのサイズが効いてきます。逆に、洗面台に置く小さめの1本が欲しい人には、この容量は扱いにくく感じるはずです。
クリームタイプ全般の選び方をもう少し広く見たい場合は、メンズ向けの保湿クリームのほうも参考になります。

ZIGEN オールインワンジェル 200g(7,500円前後)
公式の使用方法に、首のことがはっきり書いてある。今回の5点で、そこまで踏み込んでいるのはこの1本だけでした。ZIGENの公式ページの使用手順には「首の周りや耳の後ろまでしっかりと塗る」とあり、首や手は年齢を隠せないと言われるため首をしっかり保湿することも大切だ、という説明が続きます。首への使用がメーカー側の前提になっているわけです。
中身は化粧水・美容液・乳液・クリームを兼ねるオールインワンジェルで、5種のヒト型セラミドを配合しています。内容量は200gで、公式の通常価格は「¥7,980(税込)」と表示されています。実売は7,500円前後を目安に見ておくとよさそうです。100gのサイズも用意されています。
髭を剃ったあと、あごから首にかけてヒリつく人にとっては、洗面所で工程が1つで済むこと自体が効いてきます。剃って、流して、これを1本塗って終わり。工程が増えるほど首は後回しになるので、そこを構造的に潰しに来ている設計だと言えます。
5点の中ではもっとも高い枠です。金額に納得できるかどうかがそのまま判断になりますが、化粧水と乳液を別々に買っている人なら、置き換えたときの総額で比べてみる価値はあります。使用感まで踏み込んだ話はZIGEN オールインワンジェルの記事のほうにまとめてあります。
MEDIPEEL プレミアム ネックケア 2種(2点合計で5,300円前後)
ここまでの4点は、顔にも体にも使える兼用品でした。最後の1点だけは性格が違います。楽天のメディピール公式店で「首専用クリーム」として売られている、首のためだけの枠です。
構成はネッククリーム100mLとネックスティック20gの2点です。同じ公式店で、それぞれ2,673円前後で並んでいます。他店では2,580円前後の値付けもあり、2点そろえた合計はおよそ5,300円前後になります。ここは注意して読んでほしいところで、他の4点のように1本の価格ではありません。2点まとめての金額なので、単純に横並びで比べると実態を見誤ります。
楽天のメディピール公式店の商品ページには、パルミトイルトリペプチド-5と低分子コラーゲンを配合しているとの記載があります。全成分の一覧は、公式ページ上では確認できませんでした。
スティック側は、手のひらに出さずそのまま首に当てて塗れる形状です。デスクで気づいたときや、外出先で襟の内側が気になったときに手を汚さずに済むという点は、持ち歩く人には効いてきます。首だけをはっきり狙ってケアしたい、兼用品では物足りない、という人のための枠です。
1mL・1gあたりで割ると、順番が入れ替わります
総額だけを見ると、990円のケアセラと7,500円のZIGENでは7倍以上も違って見えるはずです。ところが容量で割ると、景色が少し変わります。
- ケアセラ AP フェイス&ボディ 乳液:990円 ÷ 200mL = 約5.0円/mL
- セラミエイド 薬用スキンミルク:1,750円 ÷ 400mL = 約4.4円/mL
- セタフィル モイスチャライジングクリーム:2,300円 ÷ 566g = 約4.1円/g
- ZIGEN オールインワンジェル:7,500円 ÷ 200g = 約37.5円/g
いちばん安く見えたケアセラは、1mLあたりで見ると3番目です。総額では760円高いセラミエイドのほうが、1mLあたりでは下回ります。セタフィルにいたっては、2,300円という総額の割に1gあたりの数字は今回いちばん低くなりました。
ただし、これはmLとgを混ぜた比較なので、厳密に同じ土俵ではありません。水っぽい乳液と固めのクリームでは1回に使う量も違います。あくまで「総額が高い=割高とは限らない」という確認のための計算だと考えてください。
MEDIPEELをこの計算に混ぜていないのは、2点構成で単位も分かれているからです。同じ列に並べても比べたことにならないので、外してあります。
首に塗るときの手順
- 洗顔や髭剃りのあと、顔に化粧水をつけた流れでそのまま下へ
- 塗る向きは下から上へ。あごの下、耳の後ろ、うなじまで一周させる
- 量は顔の1.5倍を目安に。少ないと感じたら足す
- 襟の当たる位置は最後にもう一度重ねておく
- ボディソープ体を洗う側から見直すならこちらです
買う前に引っかかりやすいところ
いいところだけを並べても選べないので、それぞれの弱点も書いておきます。
ケアセラは乳液タイプなので、クリームのような厚い層が肌の上に残る作りではありません。乾燥が強く出る時期に、これ1本で足りるかどうかは人によります。安さと量で選ぶ枠だと割り切ったほうが、期待とのズレが出にくくなります。
セラミエイドの有効成分はグリチルレチン酸ステアリルの1種類で、設計としては保湿が主体です。すでに強い炎症が出ている状態を想定した処方ではないので、そこは分けて考える必要があります。またつめかえ用のため、ボトルは別に用意することになります。
セタフィルは、今回確認できたのが566gという大容量でした。最初の1個からこのサイズになるので、肌に合わなかったときに残る量が多くなります。首だけに使う想定なら、量の多さがそのまま負担になります。
ZIGENは、200gで7,500円前後という金額が5点でいちばん高い枠です。1gあたりでは約37.5円と、単価を出した他の3点とは桁が違います。1本で工程をまとめられる価値をどう見るかで、評価が割れるところです。
MEDIPEELは、クリームとスティックを別々に買う形になります。2点そろえると合計は5,300円前後で、5点の中では2番目に高い枠です。首専用という設計に価値を感じるかどうかが、そのまま判断の分かれ目になります。
もう一点だけ。首の状態が痛みやジュクつきを伴うところまで来ている場合は、保湿剤で押し切ろうとせずに皮膚科で見てもらうほうが早いはずです。
5点を、選び分けの順にもう一度
首まわりの保湿は、良いものを1つ知っているかどうかより、毎日そこまで手が届くかどうかで決まります。その視点で並べ直しておきます。
とにかく安く始めて、首がどれだけ消費するかを測りたいなら、990円前後のケアセラ AP フェイス&ボディ 乳液。荒れが胸元や背中にも出ていて、有効成分の入ったもので全身をまかないたいなら、つめかえ400mLのセラミエイド 薬用スキンミルクです。
冬に鎖骨まで乾く人、腕や脚も一緒に片づけたい人は、566gのセタフィル モイスチャライジングクリームを選ぶことになります。髭剃りのあとに首がヒリつき、工程を1つにまとめたい人にはZIGEN オールインワンジェルが向きます。公式の使用方法に首への塗り方が書かれているのは、この1本だけでした。
そして、兼用品では物足りず、首だけを名指しでケアしたい人のためのMEDIPEEL プレミアム ネックケア。クリームとスティックの2点構成という点だけ、買う前に押さえておいてください。
日々のボディケア全体を見直すならメンズのボディクリーム、顔まわりの手順から組み立て直すならメンズの乳液のほうも合わせて読んでみてください。
※本記事はプロモーションを含みます

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